九州の道の駅めぐりの第4回は鹿児島県の「錦江にしきの里」。施設の特徴とは別に私にとって特別な駅でもあります。
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産地直売所は道の駅になる前から営業
道の駅に登録されたのは2013年10月ですが、それより前から「にしきの里」という産地直売所として営業していました。
道の駅って、決して新しい建物が必要なわけではありません。ここのように既存の施設に道の駅に必要な機能を追加して登録されるケースもあります。以前紹介した北方よっちみろ屋(宮崎県)も似たような経緯で道の駅になっています。 -
02
特別な理由。出会いは突然に。
この施設、私が訪問するのは今回が3回目。でもね、決してこの駅が一番のお気に入りとかではないんです。
1回目は「予期せぬ」時に訪問しました。2013年8月。大隅半島南端の道の駅「根占」に向けて走行していたとき、急に道の駅の看板が現れたので慌てて入ったのです。
が、このとき、産地直売所は営業しているものの、道の駅としては登録前で「準備中」。いわば、幻の訪問になったわけです。
このとき悟りました。「道の駅全国制覇するためには、もう一度ここにこなければならないのだ…」と。 -
03
リベンジの末の制覇の地
といっても、東京から950km離れているわけですよ。また来なきゃいけないの?という軽い絶望感もありつつ、2回目の訪問は2014年7月。このとき、ここで道の駅全国制覇を達成したのです。もう、意地でしたね。
「やっと達成した!」という感情と同時に「あんとき道の駅になっておけばこんな労力は…」という複雑な気持ちにもなるわけです。
では、なぜ3回目か?答えは↓のとおり、2015年2月から発売しているきっぷ目的でした。「なんであのとききっぷを…!」と思っていたのは内緒です。 -
04
評価:★★★☆☆☆(2015年5月6日)錦江湾の景色を眺めるには良好
この駅は産地直売所のみのシンプルな設備。(私は食べ損なったのですが)サツマイモやイチゴなどのご当地の食材をつかったジェラートがおいしいそうです。
駅の駐車場の反対側は鹿児島湾(別名、錦江湾)。桜島や薩摩半島の開聞岳などを眺めることができ、大隅半島をドライブするときの休憩ポイントとしては良好だと感じました。
レストランはないけど、きっぷさえあれば私は満足です。 -
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【アクセス】鹿児島市内からはフェリールートがおススメ
大隅半島の南部へは、東九州自動車道を利用するよりも、鹿児島からのフェリーを使うととても便利です。特に桜島フェリーは10分間隔で運航し、所要時間は15分。桜島からは錦江湾沿いを思う存分ドライブし、1時間30分ほどで到着します。
この先の根占まで行くと、薩摩半島の山川に渡ることができるフェリーなんきゅうもあります。これを使うと錦江湾を1周するドライブコースを組み立てることができます。©ゼンリン