街中のオアシス的カフェ。こだわりの味と香り、雰囲気でほっとひと息


2019.02.10

NAVITIME TRAVEL EDITOR

1日の始まりや終わりに、または観光や仕事の合間に、ほっとひと息つけるカフェ。今回は、大阪の街のオアシスのような、スタイルの異なるカフェを3店ご紹介します。共通するのは、どの店もこだわりの味を提供していること。リピーター多数の名店をセレクトしました。

  • 01

    敏腕ロースターが焙煎するスペシャルティコーヒーを、笑顔が溢れる「Mel Coffee Roasters」で

    ハイセンスなお店が多い新町に佇む、スペシャルティコーヒーの専門店「Mel Coffee Roasters(メルコーヒーロースターズ)」。メルボルンでバリスタをしていたオーナーが、その地名から取って名付けた店名だそうです。「あえて都会の真ん中を外してお店を出したんです」と話すオーナーは、この町の緩やかな流れと呼吸を合わせるように、穏やかにコーヒーをドリップします。

    焙煎も店内で

    焙煎も店内で

    愛用する1968年製のドイツの焙煎機は、この時代特有の鋳物を主とした素材で丁寧な造り。「焙煎には手がかかるものの、思った味を引き出せる」と説明してくれたのは元エンジニアのオーナーです。機械の調整から修理まで自らの手で行う、敏腕のコーヒー職人なんですよ。コーヒーを淹れるスキルを競う競技会では、審査員長も務めています。

    コーヒー豆は果実に分類されるのだそうで、この店でローストされる浅煎りのスペシャルティコーヒーは、フルーティでジューシー。ベリーやチェリー、柑橘類などの果実感があり、まろみをおびたふくよかなテイストです。

    「メルコーヒーブレンド」(400円 税込)、「豆100g」(920円 税込)。 オレンジやベリーの風味で、まろみがあります。

    「メルコーヒーブレンド」(400円 税込)、「豆100g」(920円 税込)。 オレンジやベリーの風味で、まろみがあります。

    コーヒー豆は果実に分類されるのだそうで、この店でローストされる浅煎りのスペシャルティコーヒーは、フルーティでジューシー。ベリーやチェリー、柑橘類などの果実感があり、まろみをおびたふくよかなテイストです。

    オーナーが焙煎とともに大切にしているのは、お客さんと接するひととき。豆のセレクトやドリップの方法をアドバイスしたり、お店を訪れるカフェ仲間と語らい合ったり、夫婦で経営するお店には笑顔がたえません。店先のベンチに腰かけてコーヒーを飲むスタイルのこのお店はオーナー達との距離が近いので、おいしいコーヒー豆の話など聞いてみるのもいいかもしれませんね。

    マイルドな「カフェラテ ブレンド」(350円 税込)。週替わりのスイーツは、近くのベイクショップ「Pony Pony Creamery」から仕入れています。

    マイルドな「カフェラテ ブレンド」(350円 税込)。週替わりのスイーツは、近くのベイクショップ「Pony Pony Creamery」から仕入れています。

    Mel Coffee Roasters(メル コーヒー ロースターズ)
    rating

    5.0

    14件の口コミ
    place
    大阪府大阪市西区新町1-20-4
    phone
    0643948177
    info
    【URL】https://melcoffee.stores.jp/
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    no image
  • 02

    メルセデス車を前に、極上のラテを。Mercedes meのカフェ「DOWNSTAIRS COFFEE」

    大阪駅の新しい顔・グランフロント大阪にはスタイリッシュなショップが並んでいますが、なかでもひときわ存在感を放つのが、メルセデス車を展示する「Mercedes me(メルセデス・ミー)」。「DOWNSTAIRS COFFEE(ダウンステアーズ コーヒー)」はその中にあるカフェで、メルセデス車の美しさを楽しみながらコーヒーをいただけるハイセンスな空間です。

    Mercedes meの中にあります

    Mercedes meの中にあります

    カフェをプロデュースするのは、米シアトルの「Latte Art World Championship」で世界チャンピオンになった澤田洋史氏。彼がプロデュースするアーティスティックなラテメニューも充実しています。店内では軽食も楽しめ、ジューシーなソーセージとオリジナルパンで作ったホットドッグや、自家製ソースのクロックムッシュも人気のメニュー。

    ラテアートの世界チャンピオンがプロデュースした「ラテ」。(410円 税込)

    ラテアートの世界チャンピオンがプロデュースした「ラテ」。(410円 税込)

    人気のクロックムッシュがセットになった「メルセデス・プレート 」。(690円 税込)ほどよい甘さの「アサイーボール」(530円 税込)とともに。

    人気のクロックムッシュがセットになった「メルセデス・プレート 」。(690円 税込)ほどよい甘さの「アサイーボール」(530円 税込)とともに。

    店舗デザインはモノトーンをベースカラーとした落ち着いた色調で、ビジネスや観光で疲れた体をクールダウンしてくれるかのよう。カーブを描く天井のラインは、メルセデスの走りをイメージさせる軽やかなデザインです。
    「Mercedes me」の“me”には、“寄り添う”という意味もあるのだとか。車好きでなくとも、目と舌で楽しめるカフェですよ。

    洗練された店舗デザイン

    洗練された店舗デザイン

  • 03

    上質なコーヒーとドイツ菓子の巨匠によるスイーツのマリアージュ「カフェ バーンホーフ」

    梅田の地下街に広がる別世界的空間「カフェ バーンホーフ」。このお店のコーヒーは、焙煎したて、挽きたて、煎れたての”3たて”を大切にしています。焙煎から行い、雑味の原因となる虫食い豆などを手で取りのぞくハンドピッキングを2度行うことで、透き通るような味のコーヒーに仕上げているんだとか。
    このコーヒー店のもうひとつの魅力は、ドイツ菓子の巨匠・江崎修氏が毎週工房を訪れて監修するスイーツの数々。香り高いバターをはじめ上質な材料を使い、この店のコーヒーに合うよう作られています。

    大倉陶園のカップ&ソーサーで。コロンビア マタレドンダ(700円 税込)、クランツクーヘン(600円 税込)、サブレ(450円 税込)

    大倉陶園のカップ&ソーサーで。コロンビア マタレドンダ(700円 税込)、クランツクーヘン(600円 税込)、サブレ(450円 税込)

    パナマで生まれたコーヒー豆「パナマ・ドンパチ・ゲイシャ」は、フルーティで爽やかな風味と、夕暮れ色のような美しい色味が印象深いスペシャルティコーヒー。1杯1,500円と最高ランクの価格ですが、コーヒーとスイーツの組み合わせが1,500円になるエクセレントコーナーを利用すればお得にいただくことができます。エクセレントコーナーの利用時間は60分ですが、上質なひとときを楽しむのには十分ですよ。

    果実感のあるスペシャルティコーヒー「パナマ・ドンパチ・ゲイシャ」(1,500円 税込)

    果実感のあるスペシャルティコーヒー「パナマ・ドンパチ・ゲイシャ」(1,500円 税込)

    一方、目の前でコーヒーを淹れてくれるカウンター席も心地よい緊張感があり人気です。コーヒーを淹れるコーヒーマイスターは抽出法から豆の生育、カップの歴史まで広い知識を持っているので、好みのコーヒー探しの心強い味方になってくれるでしょう。

    シックな雰囲気の店内

    シックな雰囲気の店内

    バーンホーフ 自家焙煎珈琲工房 三番街店
    rating

    4.0

    12件の口コミ
    place
    大阪府大阪市北区芝田1-1-3 阪急三番街 南館 B2F デリカランチマーケット内
    phone
    0663726651
    opening-hour
    10:00-21:00[喫茶]11:00-21:00
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