沖縄旅行での最大の魅力のひとつといえばビーチで過ごすことが挙げられるでしょう。せっかく沖縄に行くならば、どんなビーチがあってそれぞれにどのような特長があるのかを事前に知ったうえで、訪れるビーチを決めたり旅行の計画を立てたいですよね。この記事ではそのような皆さんの助けになるように、沖縄の魅力的なビーチを12か所、エリア別で紹介します。それぞれのビーチがどのような魅力を持っているのか、そしてどのようなアクセスでたどり着けるのかを記していますので、ぜひ沖縄旅行のプランニングの参考にしてください。南部、中部、北部の順番で紹介していきます。
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沖縄を満喫するおすすめビーチをエリア別に紹介
沖縄は他の日本各地と比較して南に位置するため年間を通して気温も他の地域と比べて高いですが、沖縄の海の水温も実は比較的暖かいという特徴があります。その理由としては、沖縄の近海は黒潮が流れ込んでいるためです。黒潮は暖流であり、暖流とは赤道近辺を根源とする水温が高い潮流のことです。つまり、暖流である黒潮が沖縄の近海へ流れ込んでいるため、沖縄の海は暖かいということです。そのため海開きも4月頃に行われ、10月頃まで海水浴が楽しめるようになっています。さらにはこの黒潮のおかげで海には不純物が少なく、高い透明度を保つことができ、あの幻想的な光景がつくられているという側面もあります。
こうした魅力的な沖縄の海を最大限満喫できるよう、各ビーチを紹介していきます。エリア別でまとめているため、是非旅行のプランに沿って選んでみてください。
なお、沖縄の海を楽しむ際にはいくつか重要な注意点があります。
まずは海で遊ぶときの基本ですが、離岸流に気を付けることです。離岸流とは、波の流れの中で、岸から沖に向かって流れていくもののことです。
また沖縄の海の中には数多くのサンゴ礁があり、こちらも沖縄の海の魅力を形作る要素のひとつですが、きれいだからと言って触ってはなりません。触ってしまうと生態系に影響を与えかねません。豊かな自然を維持するためにも、サンゴは見るだけに留めて手を触れないようにしましょう。
そして最後は有毒生物に気を付けることです。沖縄の海には様々な生物が生息しており、その中には毒を持つ生き物も存在します。有毒な生物についてあらかじめ確認しておき、触れたり刺されたりした場合の対処法をよく理解しておきましょう。 -
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【南部】美々ビーチいとまん| 空港から20分で青い海!
まずは南部エリアからの紹介です。最初に紹介するのは「美々ビーチいとまん」です。「美々ビーチいとまん」は糸満市の西部にあるビーチで、「サザンビーチホテル&リゾート沖縄」というホテルの目の前にあります。シュノーケリング体験やグラスボート、無人島冒険ツアーといった豊富なマリンアクティビティに加え、年間を通じてバーベキューができるのも特長的です。
そして、なんといっても空港からのアクセスの良さが何よりも大きな魅力です。「那覇空港」に到着後、レンタカーを借りて20分車を走らせれば、きれいなエメラルドグリーンの海と白いビーチにたどり着けます。比較的空港に近いエリアで遊びたいという方にオススメです。
【アクセス】
那覇空港より車で約20分周辺の予約制駐車場
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【南部】あざまサンサンビーチ|設備充実!南部の大型ビーチ
続いて紹介するのは、南城市の東側に位置する「あざまサンサンビーチ」です。糸満市が沖縄本島全体でみると南西に位置していたのに対し、南城市は沖縄本島全体でみると南東に位置しています。このビーチでもマリンアクティビティやバーベキューが楽しめますが、なんといってもこのビーチの特長は施設が充実しており、持ち物を多く持って行かずに済むという点です。ウェイクボードの体験もできる充実のマリンアクティビティでは、もちろん各種道具の貸し出しがあります。さらに、バーベキューに至っては機材の設置や準備をスタッフの方が対応してくれます。遊びながらバーベキューの準備を待つことができるというのは非常に嬉しいポイントです。煩わしい準備に囚われず思いっきり遊びたいという方にオススメのビーチです。
【アクセス】
那覇空港より車で約50分 -
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【南部】オリオンECO美らSUNビーチ|県内最大700mのロングビーチ!
続いては「オリオンECO美らSUNビーチ」です。このビーチは那覇市のすぐ南の豊見城市に位置しており、空港からもとても近いビーチです。このビーチの特長は空港からのアクセスの良さ、そしてビーチが長いという点です。ビーチの全長はなんと県内最大級の700メートルです。それだけ広いため、施設も充実しており遊べるスペースもとても広くなっています。
各種マリンスポーツやバーベキューが楽しめるのはもちろん、バリアフリーマリンレジャーといって高齢者や障がいのある方でも楽しめるマリンアクティビティが用意されていたり、ビーチサッカーエリアやバスケットコートが用意されていたりと、幅広い遊び方に対応しているのも魅力です。空港からのアクセスを重視しつつ、多様な遊び方を満喫したい方にオススメです。
【アクセス】
那覇空港より車で約15分周辺の予約制駐車場
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【中部】トロピカルビーチ|音楽イベントも夕焼けもここで楽しむ!
続いては中部エリアのビーチを紹介していきます。まずは「トロピカルビーチ」です。「トロピカルビーチ」は「那覇空港」から少し北に上がった宜野湾市に位置しています。名前を聞いたことがあるという方も多いかもしれませんが、県内外だけでなく国外からの観光客にも人気のビーチとなっており、充実した施設ときれいな海でビーチパーティの定番エリアとして有名です。そして特筆すべきなのがサンセット。トロピカルビーチから見る夕焼けはとてもきれいで印象深く、多くの観光客がこのサンセットを見るために訪れるほどです。
もちろんサンセットだけでなくバーベキューや、スーパースリラーやスーパーブッバといったオリジナルのマリンアクティビティも十分に楽しむことができます。きれいなサンセットを見たいという方はタイミングを狙って訪れてみるのもよいでしょう。
【アクセス】
那覇空港より車で約30分 -
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【中部】万座ビーチ|透明度が高い&アクティビティ豊富な贅沢ビーチ
続いては「万座ビーチ」です。このビーチは「ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート」内にあり、非常に透明度の高いエメラルドグリーンの海と美しく白い砂浜の織りなす景色が素晴らしいビーチです。しかしただ美しいだけでなく、豊富なマリンアクティビティが揃っており贅沢な時間を過ごすことができるのがこのビーチの特長です。
まずは「万座オーシャンパーク」。これは海上アスレチックで日本最大級のものです。それだけでなく、景勝地である万座毛を遊覧するヨットクルーズや、ボートスノーケリングジェットスキーやホエールウォッチングなど、他ではなかなか体験できないアクティビティが数多く揃っています。
きれいな景色とマリンアクティビティを思う存分楽しみたい方にオススメです。
【アクセス】
那覇空港より沖縄自動車道 屋嘉IC経由で約50分 -
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【中部】残波ビーチ|白い砂と青い海のThe 沖縄のビーチ
続いては「残波ビーチ」です。「残波ビーチ」は中頭郡読谷村に位置しており、「ロイヤルホテル沖縄残波岬」に隣接するビーチです。ホテル隣接ですが村営のビーチであるため、宿泊客でない方もビーチで遊ぶことができます。天然のビーチはとても美しく、いわゆる白い砂と青い海の沖縄のビーチを楽しめます。ホテルのアクティビティも豊富に用意されており、さらに隣接するエリアではヤギなどとのふれあいコーナーや多目的広場もあるため、幅広い種類のアクティビティを大いに楽しめます。
ビーチは幅が広くなっているため、砂浜で遊んだりパラソルやチェアを用意してゆったり過ごすことも可能です。
【アクセス】
那覇空港より車で約70分周辺の予約制駐車場
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【中部】ムーンビーチ|天然の三日月ビーチでまったり時間を満喫
続いては「ムーンビーチ」です。「ムーンビーチ」は国頭郡恩納村に位置しており、その名の通り三日月の形の天然ビーチです。このビーチを囲むように「ホテルムーンビーチ」が建てられており、その一帯は人気のリゾートエリアとなっています。ビーチで楽しむマリンアクティビティ以外にも、パターゴルフやテニスなどのフィールドスポーツ、オリジナルシーサーづくりやサンゴの風鈴づくりなどオリジナルのマリンクラフトも体験できます。またビーチから船で15分のところには「ヨウ島」という無人島があり、そこでマリンスポーツやバーベキューなどを楽しむことも可能です。
アクティビティで体を動かすだけでなく、ゆったりとした時間も満喫したいという方にとてもオススメのビーチです。
【アクセス】
沖縄自動車道 石川ICより約5分 -
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【中部】ミッションビーチ|有料だけど優良な隠れ家ビーチ
続いては「ミッションビーチ」を紹介します。「ミッションビーチ」は恩納村北部に位置しており、アメリカンスタイルのプライベートビーチという点がポイントです。遊泳するためにはお金を払う必要があり、そこがほかのビーチと異なるところですが、その分の価値は十分にあります。このビーチにはホテルが併設されておらず、民家もそこまで多くないため、緑が豊かで周りの音もかなり静かです。それにより、青い海や天然の砂浜はもちろんのこと、静かで上質な時間を味わえます。
もちろん各種アクティビティは充実しており、バーベキューもできます。さらにはキャンプサイトまであるため、ファミリーで訪れてキャンプをして過ごすことも可能です。
少し静かなビーチでゆったり過ごしたいという方にオススメです。
【アクセス】
那覇空港より沖縄自動車道 屋嘉IC経由で約70分 -
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【中部】恩納村海浜公園ナビービーチ|アクティビティ豊富な穴場ビーチ
中部エリア最後は「恩納村海浜公園ナビービーチ」です。ナビービーチは恩納村の恩納に位置し、先ほど紹介した「万座ビーチリゾート」にほど近い位置にあるビーチです。
地元の方にも愛されているビーチで、マリンアクティビティのほかにも広場で運動したり、マーメイド体験ができたりと豊富な遊び方ができます。そのほかにもクマノミを間近で見たり、万座毛をカヤックから見たりとこの地ならではのアクティビティで大人も子供も楽しめます。
【アクセス】
那覇空港より沖縄自動車道 屋嘉IC経由で約50分 -
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【北部】瀬底ビーチ|沖縄本島でも驚きの透明度
最後に北部エリアのビーチを紹介します。まずは「瀬底ビーチ」です。「瀬底ビーチ」は国頭郡本部町に位置する瀬底島のビーチで、一番の特長は何よりも海の透明度が高いことです。沖縄本島でアクセスできるビーチの中でも屈指の透明度を誇っており、それを見に訪れる観光客も多くいます。「瀬底ビーチ」には全長800メートルにわたる砂浜があり、設備も十分整っているため広々と安心して遊ぶことができます。
「美ら海水族館」にほど近いので、水族館へ訪れるのと併せて遊びに行けるビーチです。
【アクセス】
那覇空港より車で約90分 -
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【北部】古宇利ビーチ|白い砂浜に遠浅の青い海がどこまでも
そしてもうひとつ、北部エリアからは「古宇利ビーチ」を紹介します。今帰仁村の古宇利島に位置する「古宇利ビーチ」は、古宇利島の入り口エリアにあり、古宇利大橋を眺めることができるビーチとなっています。古宇利大橋を間近で眺めながら、どこまでも続く浅めの青い海を一緒に視界にとらえることができる贅沢な景色がこのビーチの一番のポイントです。古宇利島のビーチの中では最も人気で混み合うビーチですが、その分ファミリーでも楽しめるような各種アクティビティなどが取りそろえられているため、海を楽しみ尽くしたいというアクティブな方にはおすすめのスポットです。
【アクセス】
那覇空港より車で約100分