
今や京都の新定番スイーツとなったチョコレート。格式高い花街「祇園」に、舞妓さんをも虜にするショコラトリーがあります。おいしさの原点である”素材”、京都に根付いた匠の”技”、そして何よりおもてなしの”心”。この3本柱で”京都クオリティ”を提供し続ける「マールブランシュ加加阿365祇園店」。その魅力に迫ります!
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01
扉を開けると・・・ チョコレートワンダーランド。
お店は昔、お茶屋として使われていた町屋をリノベーション。歴史的な外観から一転、扉を開けると別世界。
趣きのある町屋
ショーケースに飾られたチョコレートはまるでジュエリーのよう!思わずパッと心が躍ります。
心湧き立つチョコレートの”競艶”
ショコラティエが作っている姿ものぞけます
腰をかけるスペースもあり。中庭を見ながら頂くのも良いですね
天井を見上げると・・・古くから用いられてきた季節の区切り方、「二十四節気(にじゅうしせっき)」と「七十二候(しちじゅうにこう)」が描かれています。季節感を大事にし、暮らしの中に取り入れてきた和の文化が伺えます。
金蒔絵(きんまきえ)で表現
スタイリッシュ感溢れる店内には、実は遊び心あふれる驚きの仕掛けが。
こちらイメージキャラクターの加加阿ちゃん。一見普通の招き猫のように見えますが・・・よく見ると耳がカカオ。抱えているのも小判ではなくカカオ豆。極め付けは手足の指がcacao!幸福とチョコを呼ぶ招き猫、加加阿ちゃん
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02
そのチョコレート、出会いは一期一会「加加阿365」
“日々是好日”。 それは自然に寄り添い、一日一日を丁寧に暮らすこと。
「毎日が新鮮で最高にいい日、例え悪い事があったとしてもそれはそれで良しとしよう。」そんな想いが込められて誕生した「加加阿365」。店名であると共に、お店を象徴するチョコレートです。賞味期限は3日。作りたてを味わいたい加加阿365
365日毎日違うデザインで、それぞれメッセージが込められています。京都の風物詩にちなんだ独自の「紋」が描かれており、京の文化に触れる事ができる一品。
取材当日4月11日は、“花がさねの日”という「紋」。桜の花びらがあしらわれています。意味は春の季語である“花衣”、女性が花見に着る晴れ着だそう。
ちなみに筆者の一番好きな花は偶然にも桜。何とも縁を感じます。パッケージには、その日の紋とメッセージが巻かれています
店内の掛け軸にも
2日前までに予約をする事で、当日分以外の「紋」も購入可能なので、誕生日や結婚記念日などプレゼントに最適です。
ある女性が自分の誕生日の日のチョコレートを購入したところ、お酒の紋が描かれていたそう。その女性は大のお酒好きだったというから又不思議!チョコレートが、何か特別なメッセージを伝えようとしているのでしょうか・・・365日分の紋が、壁や天井にずらーっと並んでいます
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03
京の匠たちが誇る!お濃茶ラングドシャ「茶の菓」は、まさに芸術的。
マールブランシュの代名詞とも言える、お濃茶ラングドシャ「茶の菓」。茶づくり名人、茶鑑定士、パティシエという “京の匠” 三名によって創り出された究極の逸品です。茶葉、香り、味覚のスペシャリスト達が織りなす和と洋の融合。フワッと広がるお抹茶の香りに、絶妙な甘さと渋みがたまりません。
「茶の菓」10枚入り
そんな茶の菓、「加加阿365祇園店」限定の “おため” サイズのパッケージが存在します。
“おため” とは、結婚や出産など慶事の際の「お返し」を表します。京都では何かを頂いた際、ちょっとした心づかいを用意してお返しをする風習があるそう。人と人の繋がりを大切にする、素敵な習わしですよね。おためサイズは5枚入り
店内にあるインテリアで一際目を引く”松の木”。実はこれ、葉の部分は茶の菓をデザインしているんです!あっぱれ、粋ですね・・・
アーティスティックな作品
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舞妓さんのように可愛く!おちょぼ口サイズの「ちょこっとエクレア」
舞妓さん、お花、かんざしが描かれたとってもキュートなエクレア。こちらカワイイだけではありません。女性に優しいエクレアなんです。なぜかと言うと・・・
ポイント①大きな口を開けずとも食べられる。
ポイント②中のクリームが飛び出ない構造。
エクレアを食べる時、途中でクリームがはみ出て手や洋服が汚れてしまう・・・なんて事よくありませんか? しかし「ちょこっとエクレア」には、板チョコが乗っているので心配ご無用!味はもちろん、見た目の可愛さ、食べやすさにも優れた逸品です。
「食べる姿が美しく見えるように」、というところまで考えて作られているそう。
舞妓さんが恥じらいながら、おちょぼ口で食べる可愛らしい姿が思い浮かびます。食べ姿も可愛く!女子に嬉しい「ちょこっとエクレア」
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シェフの味覚を疑似体験!謎の”口どけチャート図”とは!?
チョコレートの風味を目で楽しめるよう、それぞれ専用の”口どけチャート図”なるものが用意されています。
これは食べている時、舌の上で何が起きているのか味覚の変化を図にしたもの。
「自分が感じた味は正しかったのか?」 このチャートで答え合わせをするもよし!はたまた虎の巻的に使って友達の前で食レポすれば、グルメ王の名はあなたのものに。加加阿365の”口どけチャート図”
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花街で見つけた ”粋”な心意気
新しいだけではすぐ飽きられる厳しいショコラトリー界で、本質をついた”ほんまもん”を生み続ける「マールブランシュ加加阿365祇園店」。職人気質なストイックさの中にも、フッと微笑みがこぼれる遊び心。さりげなく、そしてとことん相手を思いやるおもてなしの精神。京都の美しい四季と風流をチョコレートを通して伝えてくれる・・・。そんな素敵なショコラトリーが、祇園であなたを待っています。