4月末の開催から、TVやSNSでも話題の「旅するルイ・ヴィトン展」。もうみなさんは行かれましたか?この展示会は作年冬にNYで開催され、好評を博した巡回展。ルイ・ヴィトンの軌跡をたどる秘蔵コレクションの数々が展示され、なんと入場無料!ということでルイ・ヴィトンが日本初の店舗をオープンしたという縁ある地、東京・紀尾井町に特設された会場へ行ってきました。終了まで残り一ヶ月、ますます盛り上がる会場の様子をレポートします!
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人気の展覧会、混んでいる?
平日の午前10:00。麹町駅から徒歩すぐの特設会場には、続々人が集まってきましたが全く並ばずスムーズに入場できました。会場内はすでに賑わっている様子。期待感が高まります・・・!入場無料ということもあり、土日はかなり混雑しそうですね。
水色の空に羽ばたく飛行機がなんとも気持ちいい会場外観
会場に入るとすぐにミュージアムショップはオシャレな空気感が漂います
かなり大きな展示会場なので大きめの荷物はクロークに預けるのがおすすめです。スマホorカメラを持って、いざ会場へ!そうなんです、この展覧会はALL撮影OK!貴重なコレクションをカメラに収めてSNSでいいね!をもらいたいところ。
会場入り口のクローク
スマホを持参するのにはもうひとつ理由が!なんとこの展覧会は「LV TOKYO EXPO」というアプリと連動して、動画やスペシャルコンテンツを楽しめる仕掛けがあるんです。ぜひダウンロードしてみてください♪
入場前にチェック!
スマホのご用意をお忘れなく
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いざ、ルイ・ヴィトンの軌跡の旅へ!
展覧会入り口ではルイ・ヴィトンの肖像画がお出迎えしてくれます。名前は知られていても、顔の印象がある人は少ないのでは?きりっとした涼しげな眼差しが素敵ですね。
かなりのイケメンぶりに、しばらく見惚れてしまいました
「ヴィトン」といえばモード界を牽引するファッションブランドとして今や知らない人はいないくらい。その歴史はおよそ180年前に遡り、ルイ・ヴィトンがパリで“荷造り用木箱製造兼荷造り職人”として雇われたことから始まります。主な仕事は日常用品や衣装を荷造りする頑丈な箱を製作すること。これが現代にも通じる、ブランドを代表するトランクやバッグの原型となるのです。
実際に使用されていた木工器具が展示されてます
家業の木工製造の知識を活かし、さらにルイ・ヴィトンの類まれなる才能は開花。やがて自らのお店を開業します。彼が創り出す頑丈でありながら美しく機能的な製品には、当時の皇后や著名人からのラブコールが絶えなかったそう。実際にそのトランクを見ればその理由は一目瞭然!どこから見ても完璧なんです!
帽子や手袋を形が崩れないようにきちっと収納
驚いたのは、現代のデザインが昔からほとんど変わっていないこと。ルイ・ヴィトンのデザインは、ブランド設立当初から愛されていたものを受け継いでいるんですね~。
トランクの展示会場
中でも目を引くのは、女性のためにつくられたワードローブ型やドレッサー型のトランクケース。きっちりと無駄なく収納できるよう計算し尽くされた美しいデザイン。ルイ・ヴィトンは元祖収納王子なのかと思うくらい。ため息が出てしまいます・・・まるで運べる家具ですよね!
今と違ってキャスターはなし!これ、手持ちだとかなり大変そう・・・
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海へ、空へ、砂漠へ?!ルイ・ヴィトンに運べないものはない?!
時代が移り、世は空前の旅ブーム!クルーズの流行や、ヨットの旅が増加し、ここでもルイ・ヴィトンのトランクやバッグが大活躍しました。「スティーマー・バッグ」はトランクの仕切りの中に畳んで収納ができ、着用済みの衣類を収納しておくことができるもの。とことん旅人の気持ちを考えた機能性に感動が止まりません・・・。
「スティーマー・バッグ」はサブバッグとしては惜しいぐらいの可愛さ
なんと異国の地への探検プロジェクトにも参加していたルイ・ヴィトン。過酷な天候や地理に適したトランクのスペシャルオーダーがきてもなんのその。彼はその懐の深さと、持っている知識と技術を総動員し、次々とオーダーを形にしていったのです!
ファブリック中心だったトランクは亜鉛などの金属製に変化
このヤシの木と動物柄、個人的にツボでした
車や空、列車の旅にまつわるコレクションも各ブースで紹介されています。それぞれの移動手段、使い手、運ぶ物に応じてデザインが変えられたハンドバッグやトランクを見るとルイ・ヴィトンがこだわり続けるものづくりへの心意気がひしひしと伝わってきます。ルイ・ヴィトンの歴史は常に“旅”と共にあったんですね~。
ヴィトンのバッグを羽根に乗せた飛行機が大迫力!
まるで列車に乗っているような感覚のリアルな空間
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ブランドに息づくオーダーメード精神がすごい!
ルイ・ヴィトンは創業以来、シャワー・トランク、祭壇トランク、ベッド・トランクなど様々なユニークなオーダーに応えてきました。「自分のお気に入りを持ち運びたい」「どんな場所でも仕事ができる環境が欲しい」「遠い国の人と感動を分かち合いたい」。そんな願いを見事な巧みの技で叶えたルイ・ヴィトン。彼が誰よりも“旅”への夢や希望を抱いていたのかもしれませんね。
繊細な機器の輸送もお手のもの
開けばそこが図書館になってしまうトランク
指揮棒も繊細に運びますよ
茶、茶室まで!!
日本史の教科書でおなじみ、板垣退助が所有したトランクを発見!当時の日本でヴィトンのトランクを持っていたなんて最先端すぎます。
板垣退助の愛用トランク、味があります
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ルイ・ヴィトンが愛される理由はここにある
会場出口では、なんと実際の工房からやってきた職人さんのデモンストレーションが見れるんです!その繊細な手元に時間を忘れて見入ってしまいますよ~。
手元がよーく見える3方向映像もバックに映ってます
なんの迷いもなくスルスル塗られていくパーツ
今回の展覧会、全体を通してとても満足度の高い内容でした!本当に入場無料なのが申し訳ないくらいのボリューム感。ルイ・ヴィトンファンはもちろん、ファッションに興味の無い人も、ルイ・ヴィトンという一人のデザイナーの人となりを知っていくと興味が湧いてくること間違いなしですよ♪閉館は6/19(日)まで。ぜひこの機会に彼が作り出したルイ・ヴィトンの魅力に迫ってみてください!
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「旅するルイ・ヴィトン展」への行き方
一番近い最寄り駅は東京メトロ麹町駅。徒歩4分で会場に着きます。駅の2番出口を出たら左方向に直進。最初の角を左に曲がりましょう。
麹町駅2番出口を出て左に直進
左折して直進しましょう
直進すると右側へ行く横断歩道があるので渡ります。「清水谷坂」の看板が見えたらその坂に沿って歩きましょう。
横断歩道を渡ろう
清水谷坂看板があったらそこを直進
しばらく歩くと右手に会場が見えます!
赤坂見付駅や永田町駅からも徒歩6分くらい。また無料シャトルバスも出ているので詳しくは公式ホームページをご覧ください。会場に到着!!
- 【4/23-6/19期間限定】旅するルイ・ヴィトン展
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- 東京都千代田区麹町5
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- 0120-00-1854
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