気分はマリー・アントワネット?「迎賓館赤坂離宮」の一般公開がすごい!


2016.02.21

NAVITIME TRAVEL EDITOR

東京メトロ四ッ谷駅から程近く。外国の元首や首相など国の賓客に対して、宿泊その他の接遇を行うために設けられた「迎賓館赤坂離宮」があります。普段は白い門に閉ざされていますが、先日一般公開が行われました。華やかな外交の場である「赤坂離宮」その内部の様子を少しだけご紹介します。

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    「迎賓館赤坂離宮」とは?

    かつては徳川家の江戸中屋敷があった広大な敷地の一部に、東宮御所(後の赤坂離宮)として建設されたもの。当時の一流建築家や美術工芸家が総力を挙げて建築した、日本で唯一のネオ・バロック様式の西洋風宮殿建築です。昭和天皇や今上天皇がお住まいになっていた時期もありました。

    その後、海外の賓客を迎えることが多くなったため、旧赤坂離宮を改修。和風の接遇を行うための別館の新設と合わせて、1974年に現在の迎賓館が完成しました。

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    広々とした庭園が広がる「前庭」

    白い門の奥に広がるのが、迎賓館赤坂離宮の「前庭」。建物の正面に広がる庭園です。左右に美しく手入れされた芝生と松の木が植えられています。途中、黄色と青のかわいらしい門を過ぎると、視界一杯に広がる西洋風宮殿。日本にいることを一瞬忘れます

    入り口には扉が3つ。真ん中の扉は写真を撮ろうと人だかりが。実は真ん中だけ上部に菊の御紋があります。日本の天皇および皇室を表す紋章が入っているということで、記念に撮影していく方が多いようです。

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    思わず息を呑む美しさ。本館・主庭

    そして、いよいよ本館・主庭へ。西門から入りセキュリティチェックを受けて、前庭を横目に見ながら進みます。前庭の真裏へ進むと、美しい主庭に豪華な噴水が!本館をバックに眺めるとまるでフランスの庭園にでもいるかのような景観です。

    と、残念ながら写真はここまで。本館の中は撮影禁止になっています。ここから先は是非ご自分の目で確認してみてください。内部はどこをとっても息を呑むほどの美しさです。調印式や表敬訪問、首脳会談が行われている華々しい外交の舞台の空気を感じることができます。

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    一般公開のスケジュールは内閣府公式ウェブサイトで確認を

    今まで夏の間に10日間に限って行われていた「迎賓館赤坂離宮」の一般公開ですが、今回試験的に、平成28年度の2月に行われました。今後は政府が目指す観光立国に向けた貴重な資源として、年間を通じての公開も検討されています。外交の華々しさと、建築・美術の美しさを感じられる「迎賓館赤坂離宮」の一般公開へ出向いてみませんか?

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