それはまさに天空の道。熊本・阿蘇に新名所!その名も「ラピュタの道」


2015.05.21

NAVITIME TRAVEL EDITOR

誰しも一度は見たことがあるであろうスタジオジブリ不朽の名作、アニメ「天空の城ラピュタ」。この映画に出てくるワンシーンのような場所が、ここ日本の熊本県にもありました。その名も「ラピュタの道」です。

岬のように突き出した地形と道路から、いつしか「天空の道」「ラピュタロード」と呼ばれるようになりました。
ちなみに正式名称は「市道狩尾幹線」。もともとは牧草を運ぶために使われる農道で、人や牛馬が通るだけの山道でした。

雲海を見下ろした景色がまるで空に浮いているようで、人気映画「天空の城ラピュタ」のイメージから、ツーリングするライダーたちが「ラピュタの道」と呼び始めたのだそうです。今ではツーリングやサイクリングの人気スポットとなり、全国各地からの観光客があとを絶ちません。

阿蘇五岳、阿蘇盆地の田園風景をバックにした絶景の中、まるで大海原に突き出した岬のようになっているところに曲がりくねった道が見えます。
阿蘇といえば、南北25km、東西18kmの大きな楕円形をした、世界を代表するカルデラでもあります。この広いカルデラが一面の雲海で覆われた時、そこはまさに天空へと続く「ラピュタの道」となるでしょう。

ちなみに雲海が発生する基本条件は3つあり、すべてを揃える必要があります。1.朝晩と日中の急激な温度変化、2.適度な水分がある、3.風のない気候。これらの条件が揃った早朝、日の出から朝9時頃までが良いとか。

ベストシーズンは秋から初冬にかけて。写真で見ただけでも素敵なこの道を目の当たりにした時、誰もが言葉を失い、雲の先に続く道に思いを馳せるに違いありません。

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