世界文化遺産勧告を受けた「明治日本の産業革命遺産」とは?


2015.05.15

NAVITIME TRAVEL EDITOR

釜石市の北西部に立地する橋野鉄鉱山には、「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産への登録勧告から一夜明けた5/5より、日本各地から多くの観光客が訪れています。
釜石・橋野鉄鉱山の「釜石ラーメン」が名物という「橋野食堂」は、客足が途絶えず16時頃にラーメンのスープがなくなったとか。
なお、現時点では公共交通機関がないため、JR釜石駅からのシャトルバスや、インフォメーションセンター横に駐車場を増やす計画などがされているそうです。

ところで、この「明治日本の産業革命遺産」、遺産の所在地は釜石市を含めた8県11市。
九州と山口と静岡と岩手という、ちょっとびっくりするほど地理的に距離が開いている8県の遺跡が対象なのですが、全体で「幕末から明治期の日本における重工業分野の産業化の道程を、時間軸に沿って証言する一連の産業遺産」を構成しているとのことです。

現在「明治日本の産業革命遺産」は世界文化遺産勧告を受け、最終段階であるユネスコ世界遺産委員会による登録審議を待っている段階です。(6月28日にドイツで開催される第39回世界遺産委員会にて、登録の審議が行われます。)
登録が決定すれば、日本で19番目の世界遺産(文化遺産としては15番目)が誕生することになります。
世界遺産登録決定前に、一足早くお出かけしてみてはいかがでしょうか。

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