5月27日は百人一首の日です。歌人100人の和歌からつくられた秀歌撰の百人一首は、藤原定家の小倉百人一首が有名ですが文歴2年1235年の5月27日に撰したといわれています。小倉百人一首のゆかりの地である京都・嵐山には「小倉百人一首殿堂 時雨殿」があり、貴重な資料やジオラマなどを通して百人一首を紹介しています。知っているつもりの百人一首のことも、このミュージアムを訪れると新たな発見があるかもしれません。
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小倉百人一首殿堂 時雨殿
小倉百人一首のゆかりの地として有名な京都・嵐山にある「小倉百人一首殿堂 時雨殿」は百人一首の歴史や魅力を体感して楽しめるミュージアムです。1階では常設展示や企画展示などを行っています。常設展示では百人一首の貴重な資料を目にできるほか、百人一首の歌人100人のプロフィールとともに歌仙人形100体が集っています。
また、当時の歌詠みの場面を4分の1のサイズでジオラマ化して再現したスペースもあります。平安時代の調度品や装束なども丁寧に再現されているため当時の貴族文化や風俗などを見ることができ、百人一首の魅力を改めて感じられる展示スペースです。
さらに、1階の展示室の周囲には百首の歌の解説を刻んだチタンパネルが並んでいます。2階には100畳を超える広々とした大広間があり、平安時代の雰囲気を味わえる体験スペースです。講演会などを通して百人一首の歴史をさらに深めることができるほか、平安装束の着付けをして記念撮影などをすることもできます。
施設名:小倉百人一首殿堂 時雨殿
住所:京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11
電話番号:075-882-1111
開館時間:午前10時~午後5時(最終入館午後4時30分)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日休館)、年末年始
利用料金: 高校生以上 500円 、小中学生 300円
※詳しくはホームページをご覧ください。
https://www.shigureden.or.jp/photo By Yusuke Kawasaki from flickr