保養施設「キトウシの森きとろん」が7月20日、北海道東川町(北海道上川郡東川町西4号北46番地)にプレオープンした。
8月21日のグランドオープンまでの1カ月間、町民のみが利用できる期間として運用する。「キトウシの森きとろん」は建築家・隈研吾氏監修で、木材をふんだんに使用したデザイン。施設内には東川町の優れた家具を数多く利用している。無料送迎バスも運行。1日往復3便、送迎バスが発着する。
本施設は、一括清算システム(POSシステム)を導入し、利用者の円滑な利用を促進。2階温浴フロア以外は土足利用とし、ショップやレストラン、展望台の利用しやすさに配慮している。
1階には、「東川町に、出会う店。」をコンセプトとした東川町のアンテナショップ「東川ミーツ きとろん店」が5店舗目としてオープン。温浴機能が特徴であることからココでしか買えない温浴オリジナルグッズのほか、町内の事業者手作りのクッキーやジャム、コーヒー、技術力やデザイン性に優れた家具を手掛ける職人が製作したクラフト製品などの地場産品も販売。レストランでは、東川町の天然の美味しい水で育ったお米や野菜を使用した食事をビュッフェ形式で提供する。
玄関ロビーから2階ホールに繋がる空間は、階段吹き抜け空間となっており、階段に腰掛け、ワーク等をすることも可能。「森のギャラリー」では、彫刻家安田侃氏の作品「生誕」の展示の他、東川町で所有している文化財等の展示も行う。
「キトウシ高原ホテル」の頃より住民から親しまれていたトロン方式を継続した浴場、季節ごとに移り変わる東川町の田園風景を望むことが出来る展望露天風呂、それぞれ異なった地域色あるテーマが魅力的なサウナも整備。障害者やプライベートな入浴に配慮した個室浴場も完備している。
大浴場の利用料は、一般が大人(高校生以上)1,000円、小人(小・中学生)が500円。町民料金は大人(高校生以上)が500円、小人(小・中学生)は250円。個室風呂(90分制)は、一般が大人(高校生以上)3,000円、小人(小・中学生)が1,500円。町民料金は大人(高校生以上)が1,500円、小人(小・中学生)は750円で利用できる。幼児(未就学児)は無料。
「森のサロン」は入浴客が自然を感じながら、読書や休憩など、ゆっくりと寛げるような空間となっている。
屋上には展望デッキが備え付けてあり、東川町の特徴的な碁盤の目のように並んだ美しい田園風景、夜になれば遮るものが一切ない満点の星空を眺めることができる。
