【京都和食】一度は伺いたい日本料理の名店!身に染みる美味しさ「鷹峯 むろい」


2024.03.06

Kyotopi

京都の名店や海外での公邸料理人など、経験豊かな和食の料理人 室井さんが腕を振るう、日本料理店「鷹峯むろい」をご紹介します。一度は伺ってほしい日本料理店のひとつです。鷹峯にたたずむ孤高の日本料理店京野菜の名産地でも北区の鷹峯にお店を構える日本料理店「鷹峯 むろい」
趣のある一軒家造りの日本料理店で、ミシュランガイドや海外のガイドブックにも掲載された実力派の和食店です。吹き抜けの天井、立派なおくどさんがある風情たっぷりの店内で、ライブ感を楽しめるカウンター席のみ。季節感やアンティーク品も大事にされているので、装飾品にも注目してください。
大原や近隣の野菜を中心に自然の恵みを大事にした料理を提供されています。
完全予約制でおまかせコース 20,000円(税抜・10%別)のみ、18時一斉スタート制となっています。大将の室井さんは、「嵐山吉兆」や「なかひがし」といった京都の名店をはじめ、海外での公邸料理人、イギリスの和食店など、経験豊富な料理人です。
海外での豊富な経験をもつ室井さんだからこそ作れる、日本料理と言っても過言ではありません。それでは、お料理のスタートです。
最初は煎茶から。口の中にひろがる、お茶の優しい渋みで口の中がリセットされます。
ふくよかなお茶の香りが、食事への気持ちを高めてくれます。煎茶は、淹れなおしてくれます。温度帯と時間を変えることで、味わいが変化します。
淹れなおした分は、渋みよりふくよかな旨味が増します。お茶菓子とあわせて、最初の一品に。お茶菓子は、大原の干し柿に粒あんをつめたものと、ナッツ。
上品な甘みと香ばしさが、煎茶にマッチ。旬の食材をふんだんに使った料理の数々続いて、季節感たっぷりの八寸。
多彩な盛り込み具合で、もう八寸だけで、日本酒1合は飲めてしまいそう。
松前漬け、柚餅子、 牛蒡 自然薯とムカゴ、擬製豆腐、鰯、タコ、カラスミ、ベーコン。出汁で使うマグロ節は、風味を最大限に活かすため直前で削ります。薄く削られたマグロ節は、まるで芸術品のように美しく。脂の多い腹、少ない背の部分を使い分けているそう。
料理に使うお水は、近くの名水 京見峠で汲んでこられるそうです。
続いて出されたのが、食材を大切に使いきりたいという思いが詰まった野菜の端で作ったスープ。野菜の生命力や滋味深さを感じる味わいでした。
胡麻豆腐と海老芋を揚げたもの。
一般的な胡麻豆腐とは違い、ねっとりした濃厚なソースのような仕立て。ねっとりとした胡麻豆腐をまとったかりっとホクホクした海老芋。これまでの胡麻豆腐のイメージとあいまり、おどろきの食感です。お造りは、 シビ、ひらめ、モン甲イカ。
お醤油も3種、用意されていて、ちり酢、胡麻醤油、薄口醤油。
一番右の器には、モン甲イカのゲソで作った塩辛。素材の良さ、丁寧な仕事で申し分なし。3種類のお醤油が用意されているので、味わいを変えてお造りを堪能しました。
地元の希少な野菜、辛味大根も添えられていて、いいアクセントに。日本料理の花形、椀物。透き通った美しい出汁に、丸大根、うぐいす菜、タケノコ、なめこ。
ふたをあけると、閉じ込められた出汁の香りがふわっと広がります。
クリアな出汁の旨味に、具材の美味しさが重なります。魚料理は、甘鯛(ぐじ)の松笠焼。乾燥キャベツ2種、はたけ菜、人参も添えられています。
派手さはありませんが、技術の高さを感じる一皿。甘鯛のうろこは敢えて残し、油でパリパリに仕上げています。
ふっくらと瑞々しい身で、甘鯛の甘い身の美味しさが口の中いっぱいに広がります。2月は節分ということで、巻き寿司もありました。炭火で焼かれたふっくらのうなぎとシビ。想像通りの美味しさ。肉料理は、鹿児島で取れた天然の真鴨と鴨団子の治部煮。治部煮とは石川県の郷土料理です。
お野菜は、チヂミほうれん草と大根。
鴨の脂身の美味しさ、濃厚な身の味わい、鴨の旨味を包み込むような野菜の美味しさが際立ちます。最後のお食事は、大根とお揚げさんの炊き込みごはん。
お出汁の風味とご飯の甘い香りが広がります。ごはんをよそってもらい、お漬物とちりめん、粕汁も揃って完成。
優しい美味しさの炊き込みご飯に、酒粕のコクたっぷりの粕汁、美味しいご飯のお供で、最後まで充実の内容。
お漬物とちりめん、味噌も手作りされています。ごはんの炊き上がりも完璧で、見事なおこげです。
少し残っていたので、おかわりました。水物は、貴重な三宝柑のゼリーと 2種のいちご、祇園豆の餡子、金柑のジャムです。爽やかな香りたっぷりの甘酸っぱいゼリー。フタに残っているしっかりとした粒もいただけます。
一気に口の中がサッパリしました。黒人参ケーキとカカオの甘納豆、お茶を頂いて、充実すぎるディナーになりました。
わかりやすい高級食材をつかった派手な料理は少ないのですが、厳選した食材や手作りにこだわり尽くした料理の数々でした。2024年4月からは、ランチ営業もスタートとのこと。
お野菜が主役のしみじみ美味しいお料理は、室井さんならでは。
メニューの内容は、その日によって異なりますので、楽しみにしてくださいね。
一度は、伺ってほしい日本料理店のひとつです。店舗情報店名:鷹峯むろい
住所:京都市北区鷹峯黒門町 6
電話番号:075-491-7755
営業時間:18:00~ ※一斉スタート
定休日:火曜日 / 第3週の月曜日
HP:http://muroi.shop/ 

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むろい
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5.0

10件の口コミ
place
京都府京都市北区鷹峯黒門町6
phone
0754917755
opening-hour
18:00-※一斉スタートとなりま…
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更新日:2024/04/28

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