京都駅前にオープンした隠れ家の薪火焼居酒屋!人気グループの新店「五燠堂(ごおうどう)」


2024.01.19

Kyotopi

京都駅八条口を南へ、京町屋リノベーション物件に京都市内の人気居酒屋「五十家グループ」の系列店、薪火焼居酒屋「五燠堂(ごおうどう)」でディナーなり。人気居酒屋グループの新店は薪火焼居酒屋お店の名前は「五燠堂」(ごおうどう)。京都市内の人気居酒屋「五十家グループ」の系列店とのこと。五十家グループではこの数年、次々新しいお店をオープンされていて、まだ全店は覗きに行けていないのですが、こちらも12月13日にオープンしたばかり。当日夕方に思いついて電話したら、20:00からなら!ということで予約が取れたわけで。
場所は、京都駅八条口から烏丸通を南進、徒歩5分少々の東向き路地直ぐにあります。京町屋リノベーション物件で場所的には隠れ家的なのですが、路地に面した窓がとても大きくて、明るく開放的な造り。キッチンに向かうカウンター席が12席ほどですかね。丁度中央部が2席空いていて、そこに入れて頂くのだ。
まだ全員30代ぐらいのお若い男前3名で運営されていました。全員、料理説明トークができる人なのがこのお店の強みでしょうな。着席すると、まずキッチン中央部に目が釘付け!。めらめらと炎を上げる薪火台から薪が燃えるいい香りが漂ってくる。五十家グループでは自社菜園「ISOFARM」を運営されていて、そのこだわり野菜やジビエ類などを薪火焼で頂ける趣向。で、わくわくとメニューを確認。
お料理はこの1ページ。食材の状況で頻繁に入れ替わるのであろうなあという感じ。薪火焼のお肉料理についつい目が行くのですが、200gが標準サイズで牛が¥3500、綾部産の鹿が¥3200というプライスゾーン。肉・魚・野菜をバランスよく頂けるメニュー編成なので、自分なりにコースが組めそうなのが嬉しい。で、更に・・・
お酒メニューがこの1ページ。こちらも色々と豊富な部類ですな。で、まずは・・・
ワタシは「陸ハイボール」¥600、珍しいものがあると反応する相方は「薪焼きトマトサワー」¥750を。トマトを表面を焦げるまでじっくり薪焼にしたものをサワーに一個丸々入れて、つぶして頂く趣向。更にスノースタイル(カップのふちに塩を乗せてある)で、なかなか乙なお味でした。
一品目は「九条ネギと鶏むね肉のよだれパジャン」¥850なり。「パジャン」は韓国レシピのネギ醤油ソースですが、山椒系の辛味も加えているように思いました。しっかりパンチのある辛さで柔らかい鶏むねと良く合いますな。右側に添えてある九条ネギは事前に金属製の籠に入れて、オリーブオイルと塩をかけてばばっと焼いたもので、それも適宜添えて頂く趣向ですが、焦げたネギの香りが食欲をソソるのだ。二品目は「小カブラと本鮪と鰤のタルタル」で¥1200なり。注文したら、「鮪がもう少ないので鰤でタルタルが出来ますが!」とのご提案に乗っかったもの。鰤の脂が乗り乗りで少々脂ギッシュ感が強めなのですが、添えてある緑のソースがえごまの葉を使ったジェノベーゼ風で、これを添えると丁度いい感じに中和され美味しいのだ。あー、これは日本酒だよねということで・・・
4合瓶で置いておられる模様。しっかり目でお願いしました。佐賀は小松酒造謹製「万齢 特別純米酒 超辛口」なり。本業の関連会社があるので佐賀の酒はちょこちょこ呑む機会があるのですが、これは初めて呑んだような。旨味もありいのキレもしっかり、という感じでした。
三品目・四品目は、焼き野菜からチョイス。全て¥750という均一価格。更に味付けが凝ったものが多し。こちらは「椎茸 燻製鰯のタップナード」。椎茸は上の薪火台の写真で一番上に乗っかって炙られているもの。直火ではないので、水分が抜けて薪火の香りが付いているのだ。白いのがカッテージチーズ、更にアンチョビの代わりに燻製した鰯をしっかり使った程よい塩味のタップナード(黒オリーブのソース)を乗せてあるのが工夫。健康的且つ美味しい!
四品目は、仕上げにたっぷりパルメジャーノを振りかけてくれるアトラクション付きで登場。
「ブロッコリー 鴨ミンチとラクレット」なり。薪火でがっと火を入れ、香ばしく仕上がったところにとろけるラクレットチーズ、焼いた鴨ミンチを添えて、仕上げにパルメジャーノという、旨くないわけがない組み合わせ。いやーこの時点でこのお店がかなり好きになってくるわけで。
目の前に薪火台があるので、どんどん料理が焼かれるのを眺めているだけでキャンプ気分になりますな。金属の籠に入れた野菜を、薪火の上に直に置く!ようなダイナミックな調理方法。こちらは我々は注文しなかった「ポロネギ」を焼いているのですが、いい香りが漂いますな~。オリーブオイルと塩を振りかけながら仕上げるわけで。 「五十家グループ」のバーベキュー大会で開発されたお料理なのかなあ!と想像しつつ見学。
「漢の料理!」という感じですな。超ダイナミック! 先ほどのポロネギと合わせるのは、イノシシ肉。焼きしゃぶ、ということになっているのですが、結構肉厚なものを漬けダレ焼きにしている模様。こりゃ旨そう!(実際、我々が座っている間に3組ほどが注文)なのですが、今回は残念無念でパスすることに。
日本酒二合目はこちら。福島は仁井田本家謹製「穏(おだやか) 純米 しぼりたて生」¥1000/一合なり。調べますと、醸造用乳酸を全く使わずに育てた「自然派白麹酒母」のお酒。酸味が爽やかで白ワイン系でしょう。このお店のキャラに合っていると思いました。
五品目は野菜系の揚げ物を1つ。相方がメニューに見つけると注文している気がする「里芋の唐揚げ 花椒塩」¥700なり。皮付のまま下茹でした里芋を皮ごとカリッと仕上げていて、そのままでも旨いのですが、中華風に香りのよい花椒塩で仕上げるのが工夫。いやー、これは超ウマ。日本中に広めてほしいレシピですなあ。
で、六品目は薪火焼のジビエ!ということで、「京都府綾部市の鹿肉(うちもも)」¥3200なり。薪火台の色々な位置に置きなおして、30分ほどかけて、じっくり火を入れるわけで。半分に割って見せに来てくれるのですが、このままでは食べにくいので・・・
カットをお願いしました。200gでも食べ応えは十二分。脂が少ない鹿肉ですが、うちももには脂が付いていて、こんがりと香ばしく仕上がっていました。
アップ写真ですが、見事な火入れ。切るとみるみる肉汁が溢れてしまうので、食べるのは出来るだけスピーディに、ですな。シンプルに岩塩で頂くのですが、いやはや大満足でした。
以上、イイ感じでお腹いっぱいになって、お酒はハイボール1、サワー1、日本酒2合と我々的には若干少な目量で〆て¥10500!という大大大大納得価格。いやー、この満足感でこの支払いですか、これはお得感ありですなあ。他にも食べたいメニューが色々とあるので、京都駅に立ち寄る際は思い出しそうな予感。また来ると思います~。店舗情報店名:五燠堂(ごおうどう)
住所:京都市南区東九条西山王町8-1
営業時間:17:00~23:00
定休日:不定休
TEL:075-691-5009
https://www.instagram.com/gooudo.50/ 

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五燠堂
place
京都府京都市南区東九条西山王町8-1
phone
0756915009
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