【京都ランチ】冬こそ名物『蒸し寿司』を☆新京極の創業120年を誇る老舗寿司「乙羽」


2022.12.07

Kyotopi

おおきに~豆はなどす☆今回は中京区新京極通り、四条上がった場所にある創業120年の歴史ある老舗寿司。冬の京都の味覚「蒸し寿司」をいただきました。新京極商店街の名店☆冬限定の味覚『蒸し寿司』中京区、四条通から新京極商店街を上がる。ここに創業120年を誇る老舗寿司『乙羽』があります。
この日は映画観賞の帰り、ちょっとランチタイムも終盤という時間帯でどこでランチしようかと思案中のところ、こちらのことを思い出してやってきました。今週になってから京都も冷え込みが厳しく、こういう時は何か冬の味覚らしいものを、ということで『蒸し寿司』を思いつき、やってきました。店先にはこんな具合にモクモクと湯気を立てる蒸し器も鎮座。
京都の老舗のお寿司屋さんでは、昔から冬になると『蒸し寿司』を提供するお店が多く、それが老舗の証とも言えるメニューであり、冬の風物詩。幼い頃、よくうちの祖母が冬場になると「蒸し寿司食べるか?美味しいぇ~」と、街ブラ中この界隈のお寿司屋さんを進めたり、自宅でも作ってくれたりしたお寿司。底冷えする京都で美味しくお寿司を食べる、昔の知恵的メニューだったのかもしれません。こちらのお寿司屋さんも祖母御用達店でしたが、たぶん私自身来店するのは初めて。
ショウウィンドーには京都らしいお寿司の食品サンプルが飾られています。考えてみると、最近ではにぎり寿司がポピュラーになり、カウンター対面式の寿司店が増える一方で、京都のお寿司はこんな具合に寿司桶に入っているのがデフォだった気がします。店内は間口狭く奥行きのある空間で、いわゆる「鰻の寝床」スタイルの間取り。テーブル席あり、さらに奥には小上がりの座敷席もあります。各席には器の展示や、こんな浮世絵なども飾られ、老舗風情が漂います。
お寿司屋さんらしい、たっぷりタイプのお湯呑みに緑茶が注がれ、ホットなおしぼりもこの季節にはうれしくもあり。で、今回は最初から蒸し寿司一択でしたが、他にもいろいろあります。もちろんにぎり寿司や鯖寿司もあり、ちらし寿司なども。穴子もオススメメニューみたいでした。でも、まあ最初から決めていたので、蒸し寿司1500円、茶碗蒸し580円(税別)を注文。しばらくして、蓋つきの丼に入って登場した蒸し寿司がこちら。最初、店先の蒸し器は客寄せ用の飾りかと思ってましたが、そこで蒸されたやつでした(笑)で、茶わん蒸しは中の厨房で調理されてるようで、若干のタイムラグがあり、まず蒸し寿司から。蒸し寿司もお店によってその景色が違い、具材が上にトッピングされた状態のものだったり、こうして錦糸卵一面になっていたり。わりとシンプルな見た目で、トッピングにはえんどう豆、甘酢生姜があしらわれています。途中、茶わん蒸しも登場。ホカホカの湯気を立てているうちに実食。時折、スマホレンズが曇りつつ(笑)お箸を入れると中にいろいろな具材が入ってるようで、ちょっと宝探し的雰囲気。刻み穴子、千切り筍、椎茸煮などが寿司飯に混ぜ込まれ、さらに錦糸卵は薄くてフワフワした食感で、いい具合に全体として丸みを帯びた美味しさになるというか。蒸し寿司自体蒸すことで寿司酢の酸味が適度に飛ばされ、まろやかな味わいになるのがその特徴。さらに具材の穴子などの脂が寿司飯に溶け出し、通常のちらし寿司とは違う美味しさに。
若干量が少なめであることも蒸し寿司の特徴。というのも、きっと蒸し器に入る丼のサイズが限られているため、一般的にどこのお店の蒸し寿司もわりと小ぶりなんだろうと。そして、茶わん蒸しはかなり具沢山。かしわ、かまぼこ、椎茸、三つ葉、ゆり根、銀杏。さらにも生麩のもみじ麩も。茶わん蒸しの玉子地も出汁が効いていて、しっかり食べ応えある茶わん蒸し。もしかしたら、量的には女子向けかもしれません。
これからますます寒さ厳しくなる京都で昔ながらの味わいの蒸し寿司。冬場のみの提供ですので、ぜひ味わってみてください!
ヨ~イヤサ~♪詳細情報名称:寿司 乙羽
場所:京都市中京区新京極通四条上ル中之町565
電話:075-221-2412
営業時間:11:00〜20:00
定休日:月曜日 

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寿司 乙羽
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4.0

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place
京都府京都市中京区新京極通四条上ル中之町565
phone
0752212412
opening-hour
11:00-21:00
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