【京都ランチ】趣ある座敷の炭火焼鰻丼はコスパ良し☆大正創業の老舗「西陣江戸川」


2021.12.19

Kyotopi

おおきに~豆はなどす☆今回は上京区西陣、千本通りから笹屋町通り入った場所にある大正創業の鰻専門店。備長炭で焼かれた鰻は江戸前方式とろける美味しさで、しかもコスパよし。老舗の風情ただよう店内でいただくとろける美味しさの鰻丼上京区西陣界隈のちょうどランチ時。千本今出川を下りどこかに目ぼしいお店はないかな、とノープランで歩いていたところ、ふと横を走る細い通り、笹屋町通りに差し掛かかり、何やら古い佇まいのお店に暖簾がかかっているのを発見。そして、近づいてみると、どうやら鰻屋さんであることを発見。後で聞くとかなりの有名店で、大正時代に創業した鰻の老舗『西陣江戸川』。この日は軽めにランチを済ませようと最初思っていて、鰻はヘビーでお高めだし選択肢にはないよな~と思ってお品書きを見る。すると、この老舗然とした佇まいとは裏腹に意外と割安。中でも、鰻丼1500円なら全然ありだな、と。今回は急遽鰻を食べることにして入店。恐る恐る入ってみると、おひとりさま入店にも関わらず、小上がりの座敷席にどうぞ、と。店内は歴史を感じる佇まいで、とても落ち着いた雰囲気。このロケーションだけで、ここを選んでよかったな、と思えるような。
入店した時はひっそりと客のいない店内でしたが、この後怒涛の入店ラッシュで、予約客もあったりでとても人気のお店であることがわかりました。なので、ふらっと訪れてすんなり席につけたのはラッキーだったのかも(笑)案内された小上がりの席は、恐らくもともと床の間だったような名残りが感じられ、さらに厨房脇には年季の入った岡持ちがいくつも置いてあったり。そして、2階にはさらに座敷席があるようで予約客が何人か上がられ、今も繁盛店ですが、きっとその昔はもっと大盛況のお店だったんだろうな、と思える様子が見て取れます。
で、今回は鰻丼1500円を注文。鰻重で鰻1本、鰻丼で半身使用で、鰻のクオリティはどちらも変わらないとのこと。注文してしばらくすると、厨房から香ばしく炭で焼く鰻の香りが漂い、食欲をそそります。備長炭で焼かれているそうです。ほどなくして登場の鰻丼がこちら。
丼と言いつつ、塗りの上品なお椀に盛られています。半身なので少ないとはいえ、それでも十分な量だと思います。わりと見た目あっさりとした印象のタレで焼かれたかば焼き。
そして、黄色いおこうこ。
さらにお吸い物。
具材にはえのき、三つ葉、まき麩。そして吸い口に柚子皮が浮かんでいます。さっそく鰻を実食。
タレはわりと控えめであっさり。なので、鰻の味を如実に感じることができます。フワフワでとろける柔らかさ。そして皮目は備長炭効果で香ばしく。なんの臭みもなく、いい焼き加減の鰻で絶品。こちらでは鰻を蒸してから焼く江戸前方式。なので、この口の中でとろけるふわふわのやわらかさ。で、ここで山椒投入。さらに鰻の脂と味わいが引き立ちます。
それにしても、タレのあっさり感が上品で、まるで白焼きの延長のようなタレ感。きっと鰻の品質に自信があるからこそ、この控えめな味付けなんだろうと思えるほど。普段食べる鰻は、もしかしたら鰻の品質をタレでごまかそうとしてるん?と思えてくるような、こってり仕上げのお店が多かったりしますが。まあ、それも美味しいと思えたりもしますが。こちらは鰻を主役とした味付け。
そして、ご飯にかかるタレもほどよく上品な濃さ。それでいて、物足りなさはなし。お吸い物も鰹出汁がキリリと効いて、鰻とのバランスがいい味わい。柚子の上品な香りもまた季節らしくもあり。
お椀に顔を埋め、あっという間に完食。今回は軽めに鰻丼にしましたが、これだけクオリティ高くリーズナブルなら、また再訪して本気食いに鰻重をいただきたいな、と思えるほど(笑)ちょっといいお店見つけたな、と。伝統の日本食ほど、老舗の佇まいがさらに料理を美味しくさせます。こと鰻などはその一つと個人的に思います。そして、西陣という今でも古いお店が数多く残る地域であれば、なおのこと。オススメの鰻屋さんです。
ヨ~イヤサ~♪詳細情報名称:西陣江戸川
場所:京都市上京区笹屋町四丁目272 笹屋町通千本西入
電話:075‐461‐4021
営業時間:11:30~14:00
定休日:金曜日、月1回不定休 

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