【取材】歴史的建造物を活かした「エースホテル京都」で、アートや音楽に彩られた空間を徹底取材!


2022.07.06

一休コンシェルジュ

京都市内でも特に賑わいを見せる、烏丸エリアに佇む「エースホテル京都」。歴史ある建物の風合いと現代的なデザイン、そしてあらゆるカルチャーが交差する独自のスタイルが、着々とファンを増やし続けています。今回は、一休コンシェルジュ編集部が「エースホテル京都」ならではの魅力が詰まった空間を、すみずみまでご紹介します!歴史ある「旧京都中央電話局」の建物を活かした、希少なロケーション京都駅からもアクセス良好な地下鉄・烏丸御池駅直結。「エースホテル京都」は、複合商業施設「新風館」内に位置しています。歴史的建造物「旧京都中央電話局」を活かして造られた建物からは、至るところで当時の趣を感じることができます。到着後、ホテルへ向かう前に商業施設内のショップなどを見て回ることに。入口では「新風館」のスタイリッシュなロゴが出迎えてくれました。ホテル棟の中央部分にあたる場所には、瑞々しい緑が映える中庭が。「プレイスメディア」が手掛けた庭と、彫刻家・名和晃平氏のアート作品が生み出す癒しの空間です。2001年に誕生し、2016年に一時閉館、リニューアルを経て現在の姿となった「新風館」。古い建物を活かした「保存棟」と、新たに造られた「増築棟」で構成されています。建物のデザインは有名建築家・隈研吾氏が監修。ホテルのエントランスに入ると、隈氏ならではの木材を多用したモダンな空間が広がります。エントランス正面の壁では、鹿児島県の障がい者施設「しょうぶ学園」が制作したカラフルなファブリックアートが空間を彩ります。エレベーターホールへ繋がる通路の奥には「ヒステリックグラマー」創設者・北村信彦氏が手掛けたネオンアートも。フロントの横にあるのは、天井が高く開放感のあるパブリックスペース。宿泊者でなくとも利用可能で、様々なシーンで利用されています。アートや音楽などのカルチャーをコンセプトにしている「エースホテル京都」。館内では、定期的にイベントが行われているのだそう。取材当日もエントランスの一角でアートイベントが開催されており、たくさんのゲストで賑わっていました。小上がりの畳スペースが備わる「たたみスイート」今回は、2タイプのスイートをメインに客室を見学しました。まずは、その名のとおり小上がりの畳スペースが備わる「たたみスイート」へ。60平米の広さで4名まで滞在可能、バリアフリー設計となっています。「エースホテル京都」の客室は全体的にシンプルな造りでありながら、そこかしこに個性豊かなインテリアを配しているのが特徴。壁に飾られているのは、ホテルの要ともいえる民藝のレジェンド・柚木沙弥郎氏の作品。ホテルのインテリアを手掛ける「Commune Design(コミューンデザイン)」のソファとも相性抜群です。小上がりの畳スペースには座布団と座椅子を完備。スリッパを脱いで寛ぐことができます。ベッドではなく、布団で寝られるのも「たたみスイート」の魅力。和室ならではの良さを体験できるのは、海外のゲストでなくとも嬉しいですね。棚の上には、なんとレコードプレーヤーとチボリ・オーディオのラジオが!インテリアかと思いましたが、実際に使用できます。客室には、あらかじめレコードが用意されていますが、ジャズやJ-POPなどお好みのジャンルのものをリクエストすることもできます。スマートフォンなどで簡単に音楽が聴ける時代ですが、あえてアナログなツールを利用するとまた違った楽しみ方ができそうですね。「懐かしい!」と喜ぶゲストも多いのだそう。五線譜の便箋に遊び心を感じられるレターセット。宿泊や旅の思い出をしたためてみるのも素敵ですね。アートや音楽好きな方でなくとも心がほっこりするアイテムが、客室の至るところに散りばめられています。客室の片隅にあるミニバー。ユニークな形のカウンター(一部客室のみ)は、富山の鋳物メーカー「能作」が手掛けたもので、銅板を加工しているため経年による色合いの変化を楽しめます。洗面台はダブルシンク。朝の身支度もスムーズにできそうですね。レインシャワー付きのバスルームは、黒を基調にした洗練された印象。洗い場の広さはもちろん、浴槽も深めで十分なゆとりがあります。シャンプーなどのアメニティ類には人気ブランドの「uka」を採用。世界中の「エースホテル」で使われているオリジナル商品。ドライヤーはプロ専用ブランド「Nobby」。高性能のマイナスイオンドライヤーで、スタイリッシュなデザインです。快適な滞在に欠かせないルームウエアにも「エースホテル京都」のこだわりが垣間見えます。まるで着物のようなバスローブは、カナダ発のブランド「wings+horns」のものでホテルオリジナルのデザイン。スウェット地で軽い着心地です。シンプルなダークグレーのナイトウエアは、リクエストによりご用意。京都の老舗「大東寝具工業」の「京和晒綿紗(きょうわざらしめんしゃ)」シリーズで、硬すぎず柔らかすぎない、絶妙な肌触りのガーゼ素材が魅力です。ポケット部分に小さなホテルロゴが入っていて、お洒落なデザイン。フォトジェニックで広々とした「エーススイート」「エースホテル京都」の魅力を実感してきたところで、次の客室へ。
「エーススイート」はホテルを代表するスイートで、絶妙なバランスで配されたインテリアがフォトジェニックな空間を演出。宙に浮かんでいるように見える照明は、京提灯ブランド「小菱屋忠兵衛」のもので、真ん丸としたフォルムが和モダンな雰囲気を醸しています。ソファの色味にぴったりな「ミナ ペルホネン」のカーテン。温かみのあるデザインが、室内を華やかに演出します。ソファの横に置かれたギターは自由に使うことができるので、ぜひ体験してみて。生まれて初めて触ったギターの音色に、とても感動しました!奥のベッドルームにもソファを配置。天井が高いことや奥行きがあるため、とても広々としています。バスルームは「たたみスイート」とは少し異なる造り。オーバル型の浴槽の隣に、シャワールームが備わっています。愛犬との滞在ができるペットフレンドリールーム「エースホテル京都」では、愛犬との滞在が叶うペットフレンドリールームも用意されています。客室の入口にかけられた可愛らしいタグが目印です。今回ご紹介いただいたのは「スタンダードキング」の客室。広さ30平米でスイートに比べるとややコンパクトながらも、ベッドはキングサイズでゆとりたっぷり。ケージやベッド、ボウルやトイレ用品など、愛犬との滞在に必要なアイテムが充実しています。愛犬は大切な家族の一員。ペットフレンドリールームで、一緒に旅の思い出を作れるのは嬉しいですね。宿泊時のルールについては、ご予約前にご確認を。「エースホテル京都」が掲げるエコフレンドリーな取り組みエコフレンドリーを掲げる「エースホテル京都」では、プラスチックのゴミを削減するため環境に配慮したアメニティ類を提供しています。例えば、ペットボトルが多いミネラルウォーターは再利用が可能な瓶のタイプを採用。京都のロゴが入ったルームキーは、プラスチックではなく木製。特徴的なデザインがゲストからも好評です。紙のパッケージに包まれたアメニティ類は、最小限のものを。歯ブラシは竹製にするなど、こだわりのアイテムを揃えています。使用感にも気を配り、ゲストの声を踏まえてリニューアルしたものもあるのだそう。あらかじめ客室に用意されていないものもあるので、必要なものがあればフロントに問い合わせてみて。豊富な機材が揃うジムは、中庭を見下ろす絶好のロケーション客室を見たあとは、ジムを見学。ランニングマシンやダンベルなど、トレーニング用の機材が種類豊富に揃っています。ジムは中庭とホテルの両方を見渡せる位置にあるため、気持ち良くトレーニングができること間違いなし!ホテル内でもおすすめのスポットです。海外のエッセンスを感じる、多彩なレストラン&バーホテル内には2つのレストランをご用意。レストラン&バー「PIOPIKO(ピオピコ)」では、LAにある人気店のオーナーが手掛けた、タコスなどのメキシコ料理をいただけます。このスペースを使ってイベントも開催されているそうで、客席にはなんとDJブースが。ここにも「エースホテル京都」らしさが窺えます。客席横の階段を上がると、バースペースがお目見え。シグネチャーカクテル「ピオピコマルガリータ」は、ぜひ味わっていただきたい一押しのメニューです。バーカウンターの裏にあるのが、完全個室のダイニングルーム「POKITO(ポキート)」。写真家・渡辺克己の代表作「新宿 1965-97」の壁紙とボルドーのソファが独特のムードを演出。プライベート感のあるひとときを過ごせます。3階には、ルーフトップバーが付いたアメリカン風イタリアン・オステリア「Mr. Maurice’s Italian」が。ルーフトップバーは、中庭を見下ろすロケーションで、心地よい風を浴びながら地元食材も使用したメニューをいただけます。海外初出店となる、ポートランド発のコーヒーショップ「Stumptown Coffee Roasters」は、1階のパブリックスペース奥に。コーヒーのほか、パティシエによる自家製ペイストリーやショップオリジナルグッズも購入できます。「エースホテル京都」こだわりのアイテムが揃うショップ1階フロント周りにあるショップでは、客室に置かれているバスローブやシャンプー類などを購入することができます。貴重なアイテムは、旅のお土産としてもおすすめです。歴史を感じられる「新風館」内にありながら、現代のアートや音楽などのトレンドが出会う場として、さらに未来を見据えたエコフレンドリーな取り組みも行っている「エースホテル京都」。1名での利用やペットと滞在するゲストも多く、着々とリピーターを増やしているのだそう。唯一無二ともいえる「エースホテル京都」ならではの魅力、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。 エースホテル京都 京都府/京都市 烏丸御池 詳細情報はこちら  

read-more
エースホテル京都
rating

5.0

215件の口コミ
place
京都府京都市中京区車屋町245-2 新風館内
phone
0752299000
すべて表示arrow

ダブルルーム キングサイズベッド

¥25,172

arrow icon

2024/05/10 チェックイン(2名1室)※1泊1名あたりの料金   更新日:2024/04/26

この記事を含むまとめ記事はこちら