東京都江東区・お台場にある「日本科学未来館」で、2023年4月28日（金）〜9月3日（日）の期間、月でのくらしを体感できる特別展「NEO 月でくらす展〜宇宙開発は、月面移住の新時代へ！〜」が開催中です。 ■月に住む一員になりきって楽しむ体験型の展覧会 同展は、人類が夢見る月面移住が実現した2040年代の世界を、科学的な知見をもとに描き出し、そのくらしを疑似体験できる特別展です。月に住む一員になりきって、普段のくらしを体感しながら、楽しく宇宙について学べます。会場では、月でくらすにあたり3つの役割を設定。月面の様子を地球に伝える「月面レポーター」、月面で働く「月面ワーカー」、月面を研究する「月面科学者」から、まずは自分がなりたい役割を選びます。それぞれになりきって展示を楽しむことで、よりリアルに未来の宇宙生活について学ぶことができ、その役割ならではの視点から月のくらしについて考えることができますよ。
ミッションバッジ（シール）選んだ役割に応じたミッションバッジ（シール）とミッションシートをもらったら、いよいよ体験のスタートです！ ■「月でのくらし」や「月面での活動」を体験！会場内は、月面基地内の生活がわかる「月面基地ゾーン」と、基地外の様子を学べる「月面ゾーン」の2つのゾーンで構成されています。■月のくらしの基盤となる「月面基地ゾーン」 「月面基地ゾーン」では、月での日常生活を体験できる「生活エリア」、安全を守ったり、任務を支える「管制室エリア」、6つの研究室で月について学べる「ラボエリア」が楽しめます。基地内での衣食住やお仕事など、さまざまな体験ができますよ。■月面基地の外に降り立てる「月面ゾーン」 「月面ゾーン」では、月から見る美しい地球の姿や、月の砂「レゴリス」におおわれた月面を再現。「月面重力体験」や「月面探査体験」など、月面での活動を体験できます。 このほか、月着陸船「ランダー」や月面探査車「ローバー」の実寸大模型など、月面探査を体感できる展示も！ その役割や構造などを、じっくりと学ぶことができますよ。 ■重力体験や資源探査などのミッションに挑戦できる！「NEO 月でくらす展」の注目は、何と言っても、月での活動を疑似体験できる数々のミッション！■月面重力体験ミッション
月面重力体験ミッション「月面重力体験ミッション」では、ハーネス付きの専用服に着替え、地球の重力の約6分の1になる月の重力を疑似体験できます。月の重力を感じながら、高くジャンプしてみるなど、与えられたミッションにチャレンジします。■月面重力体験ミッション
年齢制限：小学生以上65歳未満
身長制限：120cm以上
体重制限：22kg以上60kg未満
料金：500円■水資源探査ミッション〜レゴリスから水をあつめよう〜
水資源探査ミッション「水資源探査ミッション〜レゴリスから水をあつめよう〜」では、月での活動に必要な水を探して調達するミッションが楽しめます。月でのくらしには、飲み水はもちろん、呼吸に必要な酸素やロケットの燃料を作るためにも、水資源の確保が不可欠。水に反応する「地中レーダー」の情報を頼りに、スコップを使って砂に埋もれた水資源を回収します。■隕石回収ミッション〜地球のカケラをみつけよう〜
隕石回収ミッション「隕石回収ミッション〜地球のカケラをみつけよう〜」では、管制室のメンバーになりきって、月面の隕石を回収するゲームにチャレンジできます。月面探査車「ローバー」を遠隔操作して、地球や宇宙の歴史の謎を解明するための手がかりを見つけてくださいね。■月面探査機撮影ミッション 月着陸実証機「SLIM（スリム）」に乗って、実際に月へ行く予定の変形型月面ロボット「SORA-Q（ソラキュー）」。 「月面探査機撮影ミッション」では、そのフラッグシップモデルを操縦して、月面探査機を撮影しに行きます。実際のミッションに近い体験ができますよ！ ■月での日常生活を体感できるコンテンツも
月面食堂基地内の食堂をイメージした「月面食堂」では、月で栽培される予定のレタスやトマト、お米、じゃがいもといった8種類の食品サンプルを展示。月産食材の調理過程や1週間の献立などを見ることができます。調理担当になりきって写真が撮れるフォトスポットもありますよ。
月面コンビニ「月面コンビニ」では、月でくらすために必要な食品や日用品などを展示。宇宙食や衣料品、歯みがきグッズ、化粧品など、実際に宇宙で使えるように開発、構想されているアイテムがズラリと並びます。一部の商品は、ショップエリアで購入可能です。
月に行ってきました プリントクッキー 972円
ささかまつき仙べえ 810円
月のクッション 2,750円ショップエリアでは、宇宙飛行士や衛星などがデザインされたクッキーや、まるで月みたいなおせんべい、月の形をしたクッションなど、ここでしか買えないアイテムが販売されます。 ■入場チケット＆体験チケットは事前購入がおすすめ チケットは、会場窓口での販売もありますが、当日券は売り切れとなる可能性があるので、事前のオンラインチケット購入がおすすめ。30分ごとの日時指定となり、滞在時間の制限はありません。 また、別途有料の「月面重力体験チケット」も先着順のため、体験したい場合は、オンラインでの事前購入がおすすめです。体験までは準備時間があるそうなので、入場より後の時間枠を指定してくださいね。同展の入場チケットで、常設展も観覧OK！ ぜひこの機会に、日本科学未来館を遊び尽くしましょう。（C）NEO 月でくらす展製作委員会■「NEO 月でくらす展〜宇宙開発は、月面移住の新時代へ！〜」概要
開催期間：2023年4月28日（金）〜9月3日（日）
休館日：火曜
※7月25日〜8月29日の火曜は開館
時間：【平日】10:00〜15:00／【土日祝日】10:00〜17:00
※7月19日〜9月1日の平日は17:00まで
※入場は閉場時間の30分前まで
場所：日本科学未来館 1階企画展示ゾーン
料金：19歳以上2,400円、小学生以上18歳以下1,700円、未就学児（4歳以上）1,100円、3歳以下無料
※障害者手帳をお持ちの方および付き添い者1名まで無料
※上記料金で常設展も観覧可能（文：いこーよ編集部）
