全国のおすすめ「乗り物工場見学」7選　無料で車＆飛行機を満喫

車や飛行機などの乗り物は、子どもだけでなく、親にとっても興味・関心が高いジャンルの一つ。全国には、見学を受け入れている工場もあり、実際にどのように作られているか楽しみながら学べるので、親子のおでかけにピッタリです。
今回は、特におすすめの「乗り物工場見学」スポットを厳選して紹介。すべて無料で、ここでしか見られない迫力満点の施設ばかりなので要チェックです。 ■日産自動車追浜工場（神奈川県）「日産自動車追浜工場」は、100％電気自動車「日産リーフ」のほか、「ジューク」「キューブ」などのコンパクトカーを生産している車両組立工場。日本初の本格的な乗用車工場として、1961年より操業を続ける由緒ある工場です。
業界初となる溶接ロボットを導入したり、2010年から電気自動車の生産をスタートさせたりと、歴史がありながらも常に最先端の開発が行われています。工場見学では、ビデオ視聴のほか組立・検査ラインも見られます。いつも街で見かける身近な車がどのように作られているのか知ることができますよ。年齢制限がないので、小さな子ども連れでも足を運べるおすすめスポットです。■日産自動車追浜工場
住所：神奈川県横須賀市夏島町1
見学時間（2019年1月以降）：月〜金曜の13：30〜15：00（3月18日〜29日は9：30〜11：00の部も開催）
定休日：土・日曜、祝日
利用条件：予約制（パソコンで申し込み）、12歳以下は保護者の引率が必要、1人での見学不可
※生産の都合などで見学内容が変更になる場合があります ■ANA機体工場（東京都）「羽田空港」内の「ANA機体工場」では、飛行機を目の前にしながら工場内を見学することができます。ツアーは90分間で、飛行機や整備についての説明と、整備作業中の飛行機を見学する内容です。工場内では、飛行機が至近距離で見られるのはもちろん、普段は見られない内部構造も丸わかり。専門知識をもったスタッフが、子どもにも大人にもわかりやすく説明してくれます。実際に乗ったり、映像などで見たことはあっても、間近で見ると新しい発見がたくさんあります。ぜひ親子そろって楽しんでくださいね。■ANA機体工場
住所：東京都大田区羽田空港3-5-4
見学時間：月〜金曜の9：30〜11：00、11：00〜12：30、13：30〜15：00、15：00〜16：30
定休日：土・日曜、祝日、年末年始、会社都合による休場日
利用条件：完全予約制（インターネット推奨）、小学生以上対象（小学生は成人の引率が必要）、未就学児入場不可 ■JAL工場見学〜SKY MUSEUM〜（東京都）「JAL工場見学〜SKY MUSEUM〜」は、子どもから大人まで楽しめる体験型ミュージアム。歴代の制服や飛行機模型などが展示されていて、同社の歩みがよくわかるほか、パイロット、客室乗務員、航空整備士など飛行機に関わる仕事についてクイズや体験を通して知れるコーナーもあります。
その中でも、目玉は実際の飛行機が見られる格納庫見学です。見学内容は、制服などの展示エリア見学30分、映像や画像で飛行機について学ぶ「航空教室」30分、格納庫見学40分の合計100分で、1年を通して開催されています。それぞれ整備士、運航乗務員、客室乗務員など、現場を経験したスタッフが案内してくれます。
格納庫見学では、整備中の飛行機を間近で見ることができます。特別な体験になること間違いなし！そのほか、子連れにおすすめなのが制服体験コーナー。同社のスタッフになりきって記念撮影できますよ。
訪れる際はインターネットからの事前予約が必要なので、家族みんなで計画を立てて足を運んでくださいね。■JAL工場見学〜SKY MUSEUM〜
住所：東京都大田区羽田空港3-5-1 JALメインテナンスセンター1
見学時間：通年10：00〜11：40、11：30〜13：10、13：00〜14：40、14：30〜16：10、16：00〜17：40
定休日：年末年始
利用条件：予約制（インターネットから申し込み）、小学生以上対象（保護者同行）、未就学児入館不可
※受付時に子どもの年齢がわかるもの（健康保険証など）を提示する必要があります ■日産自動車栃木工場（栃木県）日産自動車の国内工場の中で最大の敷地面積を誇る工場。「シーマ」「日産GT-R」「フェアレディZ」などの高級乗用車やスポーツカーを専門に生産しています。工場見学の内容は、VTRによる会社と工場の紹介、組立ラインや展示エリア、バスでの敷地内見学など盛りだくさん。あこがれの車が作られる工程についてたっぷり学べます。
工場内のゲストホール館内には「日産GT-R」の展示もあり、自由に乗り込むことも可能！　子どもだけでなく、大人もワクワクできるうれしいスポットです。■日産自動車栃木工場
住所：栃木県河内郡上三川町上蒲生2500
見学時間（2018年4月〜2019年3月）：月〜金曜の10：30〜12：30、13：30〜15：30
定休日：土・日曜、祝日
利用条件：予約制（パソコンで申し込み）、4歳以上対象（中学生以下は保護者の引率が必要、小学3年生以下は1人につき保護者1人の同行が必要）、3歳以下の工場見学不可
※生産ラインの都合により見学内容が変更になる場合があります ■トヨタ会館（愛知県）「トヨタ会館」は、さまざまな角度から車について学べるスポット。同所発着で愛知県豊田市内にある元町工場、高岡工場、堤工場の3つの組立工場いずれかにバスで向かう「工場見学バスツアー」（1日1回120分）を開催しています。元町工場では「クラウン」「マークＸ」、高岡工場では「カローラ」「ハリアー」、堤工場では「プリウス」「カムリ」などを生産しています。見学工場の指定はできませんが、どこに行っても有名な車両の組立工程が見られますよ。工場内では、塗装したボディにエンジンやタイヤなどの部品をスタッフが取り付けています。ひとつずつ確認しながら丁寧に作業する姿に、子どもはもちろんママパパも夢中になるはず！■トヨタ会館
住所：愛知県豊田市トヨタ町1
開館時間：9：30〜17：00（工場見学バスツアーは11：00〜13：00）
休館日：日曜、年末年始、ゴールデンウィーク、夏期連休など（工場見学は土曜も休み）
利用条件：工場見学は要予約（インターネットで申し込み、見学日の3カ月前から受付）、12歳以下は保護者の引率が必要、3歳未満の工場見学不可
※自然災害、降雪、工場が稼働停止となった場合などは見学中止 ■三菱自動車工業岡崎製作所（愛知県）「三菱自動車工業岡崎製作所」は「アウトランダー」「アウトランダーPHEV」「エクリプスクロス」を製造している工場。概要説明が受けられるのはもちろん、塗装工場と車体工場も見学できる1時間40分の見学ツアーを実施しています。工場内では、プレスから溶接、塗装、組立、検査にいたるまで、ロボットと人間が一緒に作業。手際よく進む光景は圧巻の一言です。予約制ですが、当日空きがあれば飛び入り参加も可能。年齢制限もなく、きょうだいと一緒に迫力を体感できるのもうれしいポイントです。工場見学後には、1917年に日本で初めて量産された車「三菱A型」などが展示されている「三菱オートギャラリー」や、プラネタリウム併設の施設「PHEV World」の見学も可能。盛りだくさんのおすすめスポットです。■三菱自動車工業岡崎製作所（一般個人見学）
住所：愛知県岡崎市橋目町字中新切1
見学時間：公式サイト記載の見学可能日9：50〜11：30、13：10〜14：50
定休日：公式サイト記載の見学可能日以外
利用条件：予約制（メール推奨）、小学生以下は大人の引率が必要
※暴風警報発令時は見学中止
※2019年5月20日以降は生産の都合により工場見学は中止。再開時期は公式サイトをご確認ください ■マツダミュージアム（広島県）「マツダミュージアム」は、同社の過去の車や最新の車の展示をはじめ、実際の生産ラインの見学も楽しめる施設。自動車輸送船の中が見られる「船積み見学会」などのイベントも年に数回ほど開催しています。
館内は、グッズショップがあるエントランスホールを含め6つのエリアに分かれていて、同社の車作りについて存分に学べます。「歴史展示エリア」では、1920年代の同社創立からの歴史について、価値あるヒストリックカーとともに紹介。歴代の名車が一堂に並ぶ光景は必見です。同社の車作りのプロセスについて詳しく紹介する「技術展示エリア」も見逃せません。デザインを確定させるために粘土で製作する「クレイモデル」や、有名な「CX-5」の分解展示、企画から生産までの工程紹介パネルなどを通し、どのような過程を経て車が作られるのかわかります。そして、なんといっても目玉エリアは「UI組立ライン」。同社の組立工程では、1台につき240〜280項目、約2,000カ所以上を検査しますが、それを踏まえて目の前で次々と車が組み立てられていく様子は迫力満点です。
展望デッキからは同社専用の港を眺めることもできるので、忘れずに足をのばしてくださいね。■マツダミュージアム
住所：広島県広島市南区仁保沖町1-1
見学時間（20人未満／日本語ツアー）：13：30〜15：00
定休日：土・日曜、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始
利用条件：完全予約制（インターネットまたは電話で申し込み）
※「UI組立ライン」は見学できない期間があります。詳細は公式サイトをご確認ください乗り物の製造工程や内部構造を知る機会はなかなかないもの。今回紹介したスポットなら、詳しくじっくり学べるので、ぜひ親子でぜひでかけてみてください。（文：いこーよ編集部）　