狂気と情熱の気鋭アーティスト、大竹彩子の個展「GALAGALA」


2020.09.18

Harumari TOKYO

ジャンルレスかつボーダーレスに独自の目線で企画展を行い、文化を発信するパルコ直営のミュージアム「PARCO MUSEUM TOKYO SHIBUYA」。9月22日(火)までの期間、技法の枠にとらわれず神秘的な作品を発表し続けるアップカミングなアーティスト、大竹彩子の個展「GALAGALA」が開催中だ。写真やドローイング、コラージュなど、さまざまな技法を駆使して、ポップでシュールな世界観を描き続ける大竹彩子。2016年に英国芸術大学の名門、セントラル・セント・マーチンズのグラフィック・デザインコースを卒業した後は、国内外で多くのインスピレーションを得ながら、彼女ならではの世界観を広げている。昨年5月末に開催された個展「COSMOS DISCO」は、数日でキャンバスが売れるなどの反響があった。©︎Saiko Otakeそれから約1年ぶりとなる本展は、宇宙を意味する“ギャラクシー(Galaxy)”と祝祭を意味する“ガラ(Gala)”をもじった「GALAXY」をテーマに作品を表現。今回の個展のために制作された、アクリル画や一部に油絵具を用いた作品、自身初の大型作品などの、ドローイング作品18点が公開される。また、会場「渋谷パルコ」がある“渋谷”にちなんで「ギャル(GAL)」シリーズを展示。大竹氏が連想する若者たちが、色彩豊かに描かれた作品だ。©︎Saiko Otakeコラージュ作品は、大竹氏がベトナムと香港で撮影した写真によるもの。複眼的な視点から独自の世界を描き、ダイナミックな表現領域を切り開く大竹氏の世界に触れられる、またとない機会だ。©︎Saiko Otakeさらに「PARCO MUSEUM TOKYO」のWEBサイトからは会場の様子を3Dで鑑賞できる、オンライン展示も併催。会場内を移動したり360度見渡したりと、どこからでも実際に会場にいるような気分が味わえるので、展示に行けない人はもちろん、もう一度気に入った作品を鑑賞したいときにも利用したい。会場では、前回展では数日で完売したペインティング&ドローイングのキャンバス作品のほか、写真作品などを展示販売。また、コラージュ作品をまとめた新作のZINE、Tシャツやトートバッグ、ポストカードなども揃う。彼女が生み出す狂気と情熱が入り混じるアートワークを、ぜひ体感してほしい。 

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PARCO MUSEUM TOKYO(パルコ ミュージアム トーキョー)
place
東京都渋谷区宇田川町15-1 SHIBUYA PARCO 4F
phone
0364552697
opening-hour
11:00-21:00
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