まるでおしゃれなインテリア。パーテーションにもセンスが宿るMORIHICO.藝術劇場のコロナ対策


2020.09.07

Harumari TOKYO

もはや当たり前となったビニールカーテンや注意喚起のステッカー。感染防止のための対策とはいえ、それらが目に入ることで逆にストレスを感じてしまう人もいるかもしれない。ましてや、せっかく訪れた旅行先ならなおのこと旅気分を失ってしまうといったら言い過ぎだろうか。そんな中、札幌のカフェ「MORIHICO.藝術劇場」では、アートのようなデザインのパーテーションを採用。これからのスタンダードになりうる“ハイセンスな”コロナ感染対策をご紹介する。
撮影日は平日の昼過ぎだったが利用客は多く、ほとんどの席が埋まっていた。訪れた人たちはそれぞれ、本を読んだり、コーヒーを楽しんだりとゆったり過ごしており、札幌のよくある日常が戻ってきつつある雰囲気だった。7月からはテイクアウトできるソフトクリームの販売を始めており、それを目当てに来店したグループや家族連れも多くみられた。
札幌中心部にあり、大通公園、さっぽろテレビ塔、札幌市時計台なども徒歩圏内にあるため、以前は訪日客も多く見られたが、現在はあまり見かけない。サブマネージャーの千嶋祐介さんに、現在の状況を聞いた。サブマネージャー 千嶋祐介さん「4月下旬から5月まで1カ月間休業して、再開してしばらくは、4分の1以下までお客様が減っていました。でも、7月に入ってからはお客様はだいぶ戻ってきたように思います。最近ようやく、スーツケースを持った観光客の方も見かけるようになりました」店では混雑を避けるためイートインよりも価格を抑えたテイクアウトメニューも始めており、お客さんの増加につながっているようだ。ただ、感染防止対策もしっかりしているので、お店にも安心して来てほしいと千嶋さん。「太陽の出ている時間、特に晴れた日は日光が入り開放的です。名物のフルーツサンドを、ぜひ食べにきていただければと。感染対策を十分に行った上で営業しているので安心して来ていただきたいです」(千嶋さん)名物のフルーツサンド店では、従業員のマスク着用やお客さんが来店した際の手指の消毒、人が触れる場所の清掃や消毒の徹底などの基本的な対策をしっかり行っている。もともと席の間隔にゆとりがある店ではあるが、相席で座れる大きなテーブルであれば、密にならないように間隔を空けて座ってもらうように呼びかけを行っている。さらにテーブルにはアクリルのパーテーションを設置している。パーテーションには、店の雰囲気を壊さない美しいデザインを採用。そのためか、圧迫感などはなく、店内はコロナ以前と同じ空気感が保たれていた。パーテーションひとつでも、あれば少なからずストレス感じるもの。リフレッシュのための旅行を予定している人は、こうした、コロナ対策にもちょっとした気遣いをしてくれるお店を選んでみてはいかがだろう。(2020年7月21日 午後2:00頃 撮影) 

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大通
place
北海道札幌市中央区大通西4丁目
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