写真家100名の眼差しに触れる。東京の今を知る写真展、渋谷へ凱旋


2020.03.19

Harumari TOKYO

大きな国際大会が開催される2020年は、後にも先にも、東京にとって重要な年になるだろう。その東京がどう移ろい変わっていくのか、そして、これからどんな未来へ向かっていくのか、我々は何を考えるべきなのか。立木 義浩Bunkamura ザ・ミュージアムで開催される写真展『東京好奇心2020 渋谷』へ足を運べば、あなたの中に、その答えが見つかるかもしれない。澄毅『東京好奇心2020 渋谷』を主催するのはBunkamuraとNPO東京画だ。東京画は2011年の東日本大震災を受け、太田菜穂子が創設した団体。「社会のために『写真』という表現媒体を通じて、何かできることはないか?」という問いかけから組織されたという。撮影を行った写真家は、16の国と地域で活動している100名。中には、世界で活躍する鋤田正義や上田義彦、本城直季など、有名写真家も名を連ねている。鋤田 正義前身となるのは、2018年1月に渋谷ヒカリエで催した『東京好奇心』。2018年10月からはパリやベルリンで展覧会とシンポジウムを実施。今回、渋谷に凱旋帰国することとなった。本城 直季100名の写真家による『TOKYO CURIOSITY by 100 photographers』の写真展示以外にも、見どころがたくさん。例えば、プロジェクターでムービングフォトグラフィーを楽しめる『The Moving Photography by TOKYO-GA』や、瀧本幹也らとフィーチャリングするアート・インスタレーションなども構成に加わる。また、特別企画も見逃せない。集大成となる完全保存版図録『TOKYO CURIOSITY 2018〜2020』や、タブロイド版のフリーペーパー、写真家とクリエイターがコラボレーションした関連グッズなど、まさに「好奇心」をくすぐる企画がいっぱいだ。ルイーズ=クレール・ワグナー国内外100名の写真家が、「東京」をキーワードにどんな視点に気づかせてくれるのか。今だからこそ目に焼き付けておきたい写真家たちの眼差しに触れることができる。日々変わる東京の“今”の姿を、渋谷で目の当たりしてみてはいかがだろうか。 

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Bunkamura ザ・ミュージアム
place
東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura B1F
phone
05055418600
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