「非日常」の世界を楽しむエンタメ型植物園が、よみうりランドにオープン


2020.02.13

Harumari TOKYO

植物園といえば、「珍しい草花や木が鬱蒼と茂っていて、ただ歩いていくだけの場所」というように、ちょっと物足りないイメージを持つ人も多いのではないだろうか。そんな、これまでの植物園のあり方を変えるのが、3月にオープンするよみうりランドのエンターテイメント型植物園「HANA・ BIYORI」だ。まず目玉となるのが、温室を利用したプロジェクションマッピング。プログラムがスタートすると、ガラスの温室が暗転し、「花」と「デジタルアート」の世界が広がるという。この演出を担当しているのは、サッカーのフィールドや、世界遺産・姫路城へのマッピングを行なうなど、高度な技術と制作力を持つシムディレクトとタケナカ。植物園での投影は日本初とのことなので、一体どんな驚きの体験ができるのか気になるところだ。そして、花に囲まれた温室にはコツメカワウソの展示スペースを設置。スロープを滑り降りたり、水の中の洞窟を通り抜けたり、穴から顔を出したりと、その愛らしい姿を間近で見ることができる。さらに、餌をあげる体験イベントも用意されているので、カワウソを心ゆくまで堪能したい人には、おすすめのスポットだ。ここでは、カワウソのぬいぐるみや花をモチーフにしたオリジナルグッズなども買えるので、お土産を選ぶ際には立ち寄りたい。さらにもうひとつの目玉が、植物園では日本初となるスターバックスの出店だ。「New life style with coffee」をコンセプトに作られた飲食スペースは、アクアリウムと植栽エリアを融合した、非日常感を味わえるデザインとなっている。デザインを担当したのは「青山フラワーマーケット」の空間デザインを手掛けるparkERs(パーカーズ)。飲食スペースの一角には、沖縄の海を彩る華やかな海水魚が泳ぐ長さ8mの水槽と、緑鮮やかな水草が広がる3mの水槽を設置し、アクアリウムが空間に滲み出しているようなイメージを演出したという。このアクアリウムのデザインは、新江ノ島水族館やすみだ水族館など多くの水族館を手掛けるYasuda社と、創業40年のアクアリウムのプロフェッショナルカンパニー、charmが共同で作り上げた。太陽の光に包まれながら泳ぐ魚に、海藻の揺らぎ、アクアリウム越しに広がるフラワーシャンデリアの眺めを堪能できるカフェは、心癒される特別な空間になるに違いない。もちろん、植物園としての見どころも満載だ。花の庭園の中心には300を超えるフラワーシャンデリアがあり、圧巻の景色が楽しめる。また、屋外広場は桜に囲まれ、約2万本の花が咲き誇る花畑になるという。春はアリッサム、ネモフィラ、マーガレットなどの20品種が見られるそう。様々な楽しみ方ができる新感覚の植物園。癒しがほしい、非日常感を味わいたいという人は、ぜひ一度足を運んでみよう。 

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京王よみうりランド
place
東京都稲城市矢野口
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