新作も多数展示。日本では11年ぶりの「ジュリアン・オピー」展が、7月開催


2019.06.07

Harumari TOKYO

イギリスに生まれ、1980年代よりヨーロッパのアートシーンで頭角を現したジュリアン・オピー。ニューヨーク近代美術館、大英博物館、テートギャラリーなど世界の主要な美術館に作品が所蔵され、現代美術を語るうえで欠かせないアーティストの一人だ。作品は、風景や人物などのモチーフをピクトグラムやアニメの表現を連想させるような、はっきりとした輪郭線、黒い点で表現した目など、点と線だけの最小限の要素で構成されているのが特徴。シンプルながら生き生きとした人物像や風景作品を制作する。Walking in New York 1 2019この度、開催が決定した展覧会「ジュリアン・オピー」は、日本の美術館で11年ぶりに開催されるジュリアン・オピーの大型展覧会。作家自らが選んだ絵画や彫刻、映像などの作品を、新作を中心に展示する。作家の世界観を存分に本展では、平面作品と立体作品に大胆に分けられた会場構成とともに、作家の現在を紹介。最新の作品世界を存分に楽しめるまたとない機会だ。展示作品のひとつ、近作「Telephone」は、人物の全身を側面から表現した立体作品。この作品に見られるように、ジュリアン・オピーの近作は、顔はただ丸く描かれ、単純化、簡略化の傾向を強めている。タイトルも含め極限まで簡略化することで、世界中どこの都市にもみられる普遍的な人物を表現している。Telephone, 2018このほか、伝統的な絵画や彫刻の素材だけでなく、LEDディスプレイや看板など、私たちがふだん目にする工業製品も作品に昇華。会場内にBGMのように聴こえてくる音楽も作品の一部だという。全てにおいて、見ごたえある展示内容となっている。Running, 2018Towers 1 2018日本の浮世絵やアニメのセル画のコレクターとしても知られるジュリアン・オピー。本展では、それらの影響も垣間見ることができるだろう。
さまざまなジャンルが融合しながらも、シンプルな表現を貫く作家の世界観から、多様性と普遍性を感じてほしい。 

東京オペラシティアートギャラリー
place
東京都新宿区西新宿3丁目20-2
phone
0353530756
opening-hour
通常 11:00-19:00金曜-土曜 11…
no image

この記事を含むまとめ記事はこちら