東京のおかん。外苑前「J-COOK」


2019.03.14

Harumari TOKYO

みなさん、毎日お仕事おつかれ様でございます! 特に地元を離れ上京した皆さん、ふと実家が恋しくなるときってありませんか? 私は20歳で上京したのですが、ある日どうしようもなく田舎が恋しくなって、衝動的にママに「ありがとう」と感謝のメールを送ったら、めちゃめちゃ不審がられました。そう、家族って照れ臭いんです。でもやっぱり寂しい。そんなとき私が会いたくなるのは、東京のおかん。カフェ「J-COOK」の“あつこママ”こと、中尾敦子さんです。外苑前にある「J-COOK」は32年目のカフェレストラン。ガレージを改装したお店は半地下にありながら、ガラスの天井からは日光がふりそそぎます。おこもり感と開放感を併せ持つ空間が心地よい。あつこママは静かに語ります。「東京は頑張る人が集まっている場所。ここで生きていくだけでも大変だもの。だから私はみんなのお母さんなのよ。お母さんという響き好きですね、すごく。」アリス「あつこママ、常連さんから悩みを相談されることってありますか?」あつこママ「そういう方ね、いらっしゃるんですよ。私じゃあんまり頼りにならないと思うんですけど、相談してくれます。恋愛とか就職、転職、それから介護のことなど」アリス「介護?めちゃくちゃ身内の相談ですね(笑)歴代の彼女をみんな紹介する方もいるって聞いたんですけど…」あつこママ「います。お見合いをするたびに連れてくるという方もいらっしゃいますよ。でもね、答えはもう決まっているの。自分でもわかっているんだけど、それでいいって誰かに言われると元気になれるでしょ。だから私は背中を押してあげるだけ」アリス「お見合いかぁ。ママ、私も今年でちょうど30になるんだけど、周りがどんどん結婚していきます。なんとなく家族から重圧も感じるように…そういうこと意識しつつあるんだけど、どうしたらいいですかね?(漠然)」あつこママ「アリスちゃんはね、そのまんまでいいの。自由に生きたらいいし、別に結婚なんてしてもしなくてもどっちでもいい。むしろ結婚のことばっかり考えている女なんて気持ち悪いわよ。あなたは十分素敵なんだから」私の超漠然とした相談にも明るくポジティブに答えてくれるあつこママ。互いに干渉しないのが東京の不文律。そんな日々で忘れかけていた家族のような温かさに触れて、少し元気になれた気がする!私のおすすめは、あつこママ特製の〇〇。バニラピーンズたっぷりのプリンに甘やかされながら、あつこママの母性に癒されまくってください。 あつこママの優しさに触れて、ますます家族に会いたくなっちゃった!そんな時はお店の片隅にピンク電話ありますので、「あんた、なに突然?」と言われる覚悟で電話してみるといいよ〜。以上! 取材・文:斉藤アリス撮影:山本恭平 

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J-COOK(ジェイクック)
rating

4.0

9件の口コミ
place
東京都渋谷区神宮前3-36-26
phone
0334020657
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