実は〈資生堂パーラー〉が発祥って知ってた? 〈アイスクリームソーダ〉誕生秘話


2024.04.16

Hanako.tokyo

明治初期、西欧風に改革がなされ、街に最先端の〝はじめて〞のものが集まった銀座。その感動は今も変わらず受け継がれている。銀座をルーツに持つ、おいしいものや場所を、甲斐みのりさんと訪ねました。〈資生堂パーラー〉のアイスクリームソーダについての物語です。甲斐みのり 文筆家かい・みのり/旅、散歩、手土産、地元パン、クラシックホテルや建築、暮らしなどを主なテーマに、書籍・雑誌・ウェブに執筆。著書に『歩いて、食べる東京のおいしい名建築さんぽ』(エクスナレッジ)、『乙女の東京案内』(左右社)など。〈資生堂パーラー〉のアイスクリームソーダ誕生秘話シュワシュワ。キラキラ。窓から差し込む銀座の街の光を受けて輝きを増す「アイスクリームソーダ」。今では日本中の喫茶店で不動の人気を誇る定番メニューが初登場したのが、ここ〈資生堂パーラー〉。資生堂の前身となる資生堂薬局の創業者・福原有信氏が、視察旅行中のアメリカで見たドラッグストアに感銘を受けて、1902(明治35)年に薬局の一角に「ソーダファウンテン」を開いたのが〈資生堂パーラー〉の始まり。日本初のソーダ水や、まだ珍しかったアイスクリームは、すぐ近くの新橋花柳界を中心にたちまち評判に。そんな話題の2品を組み合わせたアイスクリームソーダ。可憐に色づくソーダ水の中、宙に向かって弾ける気泡と黄色味を帯びたアイスクリームが溶け合う様は、当時の人々にとってさぞや神秘的な光景だったろう。創業時、複数あったフレーバーは、現在レモンとオレンジを定番化。そこに苺やメロン、新橋の芸者さんが好んだ着物の色のソーダなどが期間限定で登場。アイスクリームもシロップも伝統を受け継ぎ手作りされている。唐草模様のテーブルクロスに映える見目麗しいソーダ水。うっとり眺めるうちに儚く溶け出すアイスクリームのゆらめきと、今も街のそこかしこに残るハイカラな面影が、甘く重なる。資生堂パーラー住所:東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル3F(銀座本店サロン・ド・カフェ) 
TEL:03-5537-6231
営業時間:11:00~21:00(20:30LO)、日祝~20:00(19:30LO)
定休日:月休
席数:46席月替わりで、4月は愛知県産の“愛きらり”のアイスクリームソーダ(1,300円)が登場。銀座発祥グルメ・〈煉瓦亭〉オムライス編・〈銀座スイス〉カツカレー編・〈銀座木村家〉あんぱん編・〈銀座 よし田〉コロッケそば編・〈ビヤホールライオン 銀座七丁目店〉ビヤホール編photo_Norio Kidera text_Minori Kai edit_Kana UmeharaNo. 1231No.1231 『銀座と下町』 2024年03月28日 発売号春のウキウキ気分を盛り上げてくれる、ハレの街・銀座。新店のスイーツ巡りも、この街発祥の老舗グルメ探訪も。最旬アートスポット体験や、本格バーデビューだって。銀座に足繁く通い、街を愛する各界著名人や、「銀座通」がとっておきの楽しみかたやおすすめスポットなどなど、銀座の活用術を指南します。 いつもよりちょっとだけ特別、でも背伸びしすぎない、私たちがしたいことが全部この街に詰まっています。だからこそ、今こそ、銀座を目指して。 さらに周辺には、懐かしくも新しい、進化する下町エリアが。銀座から電車に少し揺られれば、新しい出合い … もっと読む 

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資生堂パーラー ザ・ハラジュク
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4.5

2件の口コミ
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phone
0334751021
opening-hour
ランチ 11:30-16:30(15:00)デ…
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更新日:2024/05/30

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