2023年注目のチョコレートについて、テーマごとにスペシャリストに聞いてみました。
海外のショコラトリーが上陸し、多くの人々を魅了するメゾン。
チョコレートの祭典、「サロン・デュ・ショコラ2023」初出店を含め、確固たる地位を確立したメゾンから新規まで、魅惑の逸品はこれだ！カラフルでハッピーなビジュアルで幸せ気分をお届け。バレンタインの時期は有名ショコラティエの限定チョコレートが気になるという人も多いはず。各メゾンの今年の傾向は？
「長く続いたコロナ禍の閉塞感を払拭させたいという思いもあって、ハッピーなムードがあふれるパッケージが目立ちます。絶対に奇をてらわない、という王道ブランドのフィロソフィーはそのままに、明るくて夢のあるチョコレートが今年はとくに多い。ビビッドなカラー使いが目を引く〈Made in ピエール・エルメ〉や箱を開けた瞬間に思わず顔がほころぶ〈フレデリック・カッセル〉のボンボンショコラ、パリの夕暮れの情景をパッケージに描いた〈ラ・メゾン・デュ・ショコラ〉など、チョコレートは味だけでなく視覚的にも幸せを運んでくれるものなのだと、あらためて実感します」（市川さん）。〈 Made in ピエール・エルメ 〉のトリュフチョコレート「 ビビッドなパッケージに夢と楽しさをのせて 」（市川）
ピエール・エルメ氏が選りすぐった日本の素晴らしいものを発信する日本限定ブランド〈Made in ピエール・エルメ〉。ネオンカラーシリーズが登場。眺めているだけで楽しい気分に。グリーンの箱に、「抹茶」と香ばしい味わいの「プラリネ」の2種のトリュフチョコレートが。とろけだす舌触りは絶品。2,160円。https://madeinpierreherme.co.jp/〈 アニエス エ ピエール 〉のバー アレキサンドル、バー シャルロット、バー フランソワーズ「 サロン・デュ・ショコラ2023 」に初登場。
2013年にフランス南部のロデーズで誕生した〈アニエス エ ピエール〉。アニエス&ピエール夫妻が作り出す商品はインターナショナル・チョコレート・アワードで金賞に銀賞、銅賞と多数の賞を獲得した実績を持つ。また、ビジュアルにも定評あり。ブルーの鮮やかな箱に入ったバーは見ているだけでうっとりしてしまう。各1,944円。サロン・デュ・ショコラ2023 https://www.mistore.jp/m/sdc〈 アレノ&リヴォワール 〉の コフレ ドゥ スティック「 サロン・デュ・ショコラ2023 」に初登場。
2021年12月にパリ7区にオープンしたばかりの新進気鋭のショコラトリー。三ツ星シェフのヤニック・アレノ氏と、パティシエのオレリアン・リヴォワール氏がタッグを組み、ショコラ業界に飛び込んできた。ねじれたスティック形のプラリネなど、ショコラティエではない二人だからこそできる斬新なチョコレートが話題。3,888円。〈 フレデリック・カッセル 〉のコフレ・バルビゾン「 思わず目を奪われる水彩画のようなボンボン 」（市川）
「人生を豊かに、鮮やかに！ 楽しく彩りあふれる毎日を」をイメージして作られた〈フレデリック・カッセル〉の新作チョコレート。絵の具を散らしたような色鮮やかな6粒のショコラアソートで、モーリシャス産のバニラが華やかに香るガナッシュショコラやマロンとカシスが2層になったガナッシュショコラなど。3,456円。https://www.frederic-cassel.jp/〈 パトリック・アニヨレ 〉のアソート ルフレ ダヌシー「 サロン・デュ・ショコラ2023 」に初登場。
フランス南東部の街アヌシーで誕生した〈パトリック・アニヨレ〉。パトリック・アニヨレさんと息子のルイさんが営む同店は、山や湖など大自然で採れる素材を使ったチョコレートが特徴。このボンボンショコラは、画家のセザンヌ、モン ヴェリエの山、湖に沈んだ船など、アヌシーにまつわるものをテーマに作られている。5,940円。サロン・デュ・ショコラ2023 https://www.mistore.jp/m/sdc〈 ラ・メゾン・デュ・ショコラ 〉のブシェ クール フランボワイヤン「 パリへの旅情が募るハート形チョコレート 」（市川）
贈った人へストレートに想いが届いてくれるかも！？ 〈ラ・メゾン・デュ・ショコラ〉の2023年バレンタインコレクションから、夕日に染まるパリの街並みを想起させるハート形のチョコレートを。ローストしたヘーゼルナッツにキャラメリゼしたヘーゼルナッツなど、ナッツの力強い味わいを感じさせるブシェ。2,970円。https://www.lamaisonduchocolat.co.jp/市川歩美 Selectorいちかわ・あゆみ／チョコレートジャーナリスト。2003年にスタートした、日本初のチョコレート情報専門ブログで注目を集める。国内外のカカオ生産地を取材し、有名店との商品開発や監修も多数。photo：Tsutomu Hara styling：Yuko Magata text：Mayu YamamotoNo. 12172023年、スイーツ流行予測。／京本大我 (SixTONES) 2023年01月27日 発売号Hanakoの看板特集のひとつ、「スイーツ」号が今年も登場！ ピスタチオスイーツやマリトッツォなど、数々のトレンドが生まれた2022年を経て、予約争奪戦のデザートコースの店、フィナンシェブーム、バニラ専門店や発酵スイーツの登場…など、2023年のスイーツ界を彩るトレンド情報を網羅しました。もうすぐ迎えるバレンタインに向けた最新チョコレート情報や、いま話題をさらう焼き菓子情報もみっちりと。スイーツファンなら保存版の1冊でお届けします。 もっと読む
