「うかい竹亭」で満喫する冬旬グルメ ベントレーが誘うワンデイトリップへ


2021.02.13

CREA

 ベントレーに乗って、奥高尾にある「うかい竹亭」でランチしませんか? 慌ただしい冬のある日、突然のゴージャスなお誘いに、抱えている大容量の仕事も忘れて浮足立つ私。「うかい竹亭」って東京タワーのふもとにある料理店「とうふ屋うかい」の姉妹店? しかもベントレーって英国王室御用達の超高級車でしょ! こんな棚ぼた的僥倖に恵まれたからには万障繰り合わせて参加せねば! 「うかい竹亭」&「ベントレー」という2つのラグジュアリー。同時に味わった貴重な体験をお届けします。エレガントな車の姿にひと目惚れ。敏捷で爽快なドライブあとにはご馳走が!ベントレーでドライブあとの、「うかい竹亭」の前菜。すっぽんの茶わん蒸しや鰆の笹すしなど7品が美しく盛り付けられている。澄み渡った青い空に見事に映えるベントレー。 ベントレーに乗って「うかい竹亭」に向かう日の、集合場所は「東京 芝 とうふ屋うかい」。雲ひとつない青空の眩しい快晴のもと、赤い東京タワーがみるみる大きく見えてきたな、と思いきや、燦然と輝く3台の車も同時に視界に入ってきます。 写真右手のシルバーはコンチネンタルGTV8コンバーチブル、中央の白はフライングスパー、左の赤はコンチネンタルGTコンバーチブルという名称。3台ともスポーティなのにエレガントな印象で、自動車リテラシーが滅法低い私でも、もの凄くクオリティの高い車だ、ということはわかります。うわ、かっこいい、素敵だわ。コンバーチブルって確かオープンカーになるタイプよね、などと浅い知識を総動員しながらも美しい車体にうっとり。 2021年で創業102年目を迎えるベントレーの創業者はウォルター・オーウェン・ベントレー(以下w.o.)。英国の裕福な家庭に生まれ育ち、幼い頃から機械に興味を持っていたそう。第一次世界大戦後には自動車会社を設立し、レース好きなw.o.は1923年にフランスで行われたル・マン24時間レースに出場するなど、モータースポーツで名をあげていきます。高性能スポーツカーが原点のベントレー。車体がそこはかとなくスポーティなのも頷けます。車って正面から見ると、顔に見えますよね。良家のちょっとやんちゃなお坊ちゃまといった風貌。試乗したのはフライングスパー。重厚感があります。 英国うまれのベントレーは現在ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲンの傘下にありますが、ワーゲンなどが巨額の開発費をかけた最先端技術と、ベントレーのこだわり抜いたクオリティが融合し、さらなる進化を遂げているそうです。 エスコートドライバーをしてくれたモータージャーナリストの九島さんの解説を聞きながら、「東京 芝 とうふ屋うかい」から奥高尾の「うかい竹亭」まで、1時間強のドライブもあっという間。加速する際の滑らかさ、モーター音などがほぼ聞こえない、そんなストレスフリーな環境で、車内でのお喋りも聞き取りやすく声を張らず済んで快適でした。 内装やインテリアも外見に負けず劣らず秀逸なんです! シートはまるで上質なレザーソファに深々と座っているようなホールド感があって心地よし。ドアの内張りに施された「3Dレザー」と呼ばれるダイヤモンド状の立体的なキルトパターンも見目麗しくおしゃれの極みです。これは世界で初めて自動車に採用されたレザー加工技術だそう。 レザーとウッドが巧みに配置されていて、手触りや色調に優雅さを感じるのも、さすが100年にわたって受け継がれてきたクラフトマンシップ。歴史のある車にしか醸し出せない上質な“気”が漂っていました!都心から1時間強で奥高尾の「うかい竹亭」に到着。空気が澄んでいる!たらば蟹の炭火焼きに真鱈の白味噌仕立て。冬の味覚が勢ぞろい! 豊かな山水に恵まれた奥高尾の山里。ベントレーのフライングスパーに乗って快適なドライブの終点が、広大な敷地に大小17の離れを擁す「うかい竹亭」。都心から1時間ちょっとでこんなに豊かな自然に触れられるなんて。日々の疲れが一気に吹き飛びそうです。 春は筍、夏は鮎、秋は松茸‥…と季節ごとに吟味された旬の素材をふんだんに使った懐石料理を提供するこちらは、近隣に住まう人にとっても特別な店。お祝い事や記念日といえば決まって利用するそうです。だけど遠くからでもわざわざ足を運ぶ価値あり! 山間の澄んだ空気と静寂の中で、丁寧に作られた料理を一品一品味わうという行為そのものが貴重です。広大な日本庭園にお部屋が点在。目指す離れまでの庭のアプローチにも風情がある。福井の永平寺周辺から移築した宿坊がランチ会場。寒ハヤや香箱蟹など、旬尽くしで盛り合わせられた前菜。お椀は真鱈の白味噌仕立て。料理長の菊地 剛さん自ら仕上げてくれた。白子もぷりっぷりでとろとろ。たらば蟹の炭火焼き。身の輪郭がきりっとしていて、旨みと甘みが濃い。デザートはほうじ茶のアイスクリームと胡桃餅。ほうじ茶のほろ苦さが絶妙。最後はお抹茶で〆。和む~。 前菜からはじまり、お椀、炭火焼きのあとの〆のご飯は「うかい竹亭」の名物、牛ヒレ肉の朴葉焼きとともに、長野の佐久産「五郎兵衛米」の釜炊きを。粒立ちがよく、豊潤な甘みで、お腹いっぱいでも平らげてしまった。贅を尽くした料理の数々に日常の細かいことを忘れるひとときでした。ご馳走さまでした! せわしない日常の中で味わった小さな旅は、車も料理も最高にラグジュアリー。時をかけて紡ぎ、常に革新しながら育んできた伝統あるものの魅力と真価に触れることこそ、本当の贅沢だと教えてもらった気がします。帰路はコンチネンタルGTコンバーチブルに試乗。ツイードの幌が超絶おしゃれ。青山のヴァルカナイズ・ロンドン@ザ・プレイハウスにて解散。英国の伝統的で上質なライフスタイルを提案するショップでお開きとは気が利きすぎている!東京 芝 とうふ屋うかい所在地 東京都港区芝公園4-4-3電話番号 03-3436-1028https://www.ukai.co.jp/shiba/うかい竹亭所在地 東京都八王子市南浅川町2850電話番号 042-661-8491https://www.ukai.co.jp/chikutei/ヴァルカナイズ・ロンドン@ザ・プレイハウス所在地 東京都港区南青山5-8-5電話番号 03-5464-5255https://the-playhouse.jp/ベントレーモーターズhttp://www.bentleymotors.jp/文・写真=CREA編集部 

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VULCANIZE LONDON @ THE PLAYHOUSE(ヴァルカナイズ ロンドン ザ プレイハウス)
place
東京都港区南青山5-8-5
phone
0354645255
opening-hour
11:00-20:00
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うかい竹亭
rating

4.5

93件の口コミ
place
東京都八王子市南浅川町2850
phone
0426618419
opening-hour
[平日]11:30-21:30(L.O.19:00)…
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東京 芝 とうふ屋うかい
rating

4.5

935件の口コミ
place
東京都港区芝公園4-4-13
phone
0334361028
opening-hour
[平日]11:45-15:00(L.O.14:30)…
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