KASHOENブティック広島周辺の観光スポット情報 - ホテル・旅館の宿泊予約なら【NAVITIME Travel】

「日本と言えば○○」と、海外の方には有名なのに、意外に日本人自身が知らない名品というものがあります。「化粧筆」も、そのひとつ。そんな高品質の化粧筆を多く生み出し、「筆と言えばKASHOEN」と、海外からの観光客も多く訪れるKASHOENブティック広島をご紹介します。

130余年磨いた技術を、上質な化粧筆作りに集中

　KASHOENは1883年、現在の広島県の熊野で、創業者・髙本庄蔵が「良質な筆を作る」という高い志を持って製筆販売業を始めたのが起源です。創業当初は、主に書道用の書筆（毛筆）を手がけていましたが、時代の先を読み取ることに長けた2代目・髙本正が「これからは、刷毛の製法を確立しなければならない」と、書筆から刷毛づくりへと舵を切ることを提唱。大正末期には熊野で初めての化粧刷毛（現在の化粧筆の原型）を完成させたのだそうです。その後、熱心に研究開発を重ねて作られた化粧筆の完成度は評判も高く、海外の化粧品関連のラグジュアリーブランドへ、提供が行われるようになりました。それが冒頭で言ったような、「上質なメイクブラシ＝日本製」と海外で知られるようになった所以です。
　しかし、化粧品に備え付けられたものとしてKASHOENの筆を使うことができても、単体でKASHOENの筆を買うことは、長い間できなかったのです。それを変えたのが現当主（社長）の髙本祥子氏。周囲の反対を押し切って、KASHOENブランドを立ち上げ、一般に販売するようになりました。

筆を使う女性の視点から生み出される、一本一本妥協を許さない物作りの姿勢

　KASHOENの筆は、なぜ高品質と言われ、多くの人から高い評価を受けるのでしょうか。それは、創業以来130年の間に磨かれた職人の伝統の技術。1本の筆ができるまでには50もの工程を要し、できあがった筆は一定の品質を保つため、社長自ら検品を行うという徹底ぶり。そんな妥協を一切許さない、製品に対する真摯な姿勢が、高評価の理由なのでしょう。
　筆に使用される「毛」は、上位から「SSクラス」「Sクラス」「Aクラス」の3等級に分けられていて、下位の「Aクラス」が一般に流通している高級ブラシの等級なのだそう。KASHOENの筆がいかに高品質なのかがわかります。「私は女性だから、化粧筆を使う側の気持ちがわかる」と語る髙本祥子氏の言葉通り、優しく柔らかな肌触りは人に感動を与え、一部の筆に使用されている漆塗りの柄などの高級感は、筆を使う度に喜びさえ感じさせます。まさにこれは、「made in Japan」として海外に自慢できる逸品と言えるでしょう。

ファンデーションブラシ、洗顔ブラシは、一度使ったら二度と手放せない!?

　KASHOENのブラシは、どれもオススメではありますが、是非実際に使ってみて、他者の追随を許さない素晴らしさを体感してもらいたいのは、ファンデーションブラシと洗顔ブラシです。
　ファンデーションは、ほとんどの人がスポンジなどを使って肌に伸ばすのではないかと思いますが、このブラシを使ったら、スポンジには戻れないはず。ブラシに載せるファンデーションは、少量でも十分肌に伸びていき、肌の凹凸に合わせて、しわの間も埋めていきます。だから、化粧崩れもほとんどありません。朝、お化粧をして夕方になったときの肌の感覚には驚きます。
　また、洗顔ブラシは、女性のみならず男性にも人気の商品。固形石けんの上を筆で撫でて泡を立てますが（洗顔フォームの場合は手の平に取って泡を立てます）、この筆で立てた泡がとってもキメが細かいのです。だから、毛穴の中の汚れまできちんと落としてくれるので、これを使うともう手放せなくなることは確実です。
　KASHOENの筆は、プレゼントにも最適。「人からプレゼントされて、とても良かったから…」と買いに来る人も多いのだそうです。大切な人へのプレゼントにこの筆を選べば、あなた自身の評価もきっと高まるでしょう。

KASHOENブティック広島の基本情報

住所	広島県広島市中区大手町2-6-1 1F
アクセス	広島電鉄 本通駅 徒歩1分
お問い合わせ	082-249-6550

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