子どもから大人まで誰でも楽しめるアート空間
国立西洋美術館
定番
芸術・文化施設
開館以来、さまざまな展覧会により西洋美術を紹介してきた国立西洋美術館。常設展では、中世末期から20世紀初頭にかけての西洋絵画とロダンを中心とするフランス近代彫刻を展示し、また年に3回ほど行われる特別展や企画展を通じて、日本ではなかなか目にする機会のない西洋美術の紹介に力を注いでいます。
モネやロダンなど約5,500点を所蔵する大型美術館
1959(昭和34)年、フランス政府から日本へ寄贈返還された「松方コレクション」を保存・公開するために設立されたのがここ、国立西洋美術館です。現在では、絵画・彫刻・素描・版画・工芸など、約5,500点もの作品を所蔵。モネの「睡蓮」やロダンの「考える人」などは、多くの人の知るところです。
また、研究員や専門家による講演会・シンポジウムなども度々開催されています。美術を極めたい人におすすめの美術館ですが、ボランティアスタッフと一緒に鑑賞する美術トークや建築ツアーも定期的に行われているので、美術初心者の方でも十分楽しめ、奥の深い美術の世界に触れることができます。
作品だけじゃない! 建物だって立派な美術品
西洋美術館の美術品は、展示されている作品だけではありません。フランスの建築家、ル・コルビュジエが設計した本館も立派な美術品なのです。
ル・コルビュジエは、20世紀を代表する建築家の一人。その彼により設計された本館は、1998年には地域に根差した優れた公共施設として「公共建築百選」に選ばれ、2007年には国の重要文化財にも指定されています。
また、国立西洋美術館設立20周年の年に新館が建てられたことで、緑豊かな中庭が増設され、建物と庭との見事な調和に癒されます。
子どもたちにもアートの心を
子どものころから美術作品に触れることができたらいいですよね。そんな思いから、子ども向けのさまざまなプログラムも用意されています。
「びじゅつーる」は常設展に展示されている作品をいろいろな切り口から見るためのツール(道具)。これを使えば、作者や作品のことを知らない子どもたちでも、美術作品が楽しめます。
また、創作体験プログラム「どようびじゅつ」では、コラージュや絵の具を使って自分だけの美術作品を制作することも。ほかにも学校対象の鑑賞プログラムなどを通じて、子どもたちの美術に対する感性を磨きます。美術鑑賞をすることで、より心豊かな大人になってほしいと思います。
このスポットが掲載されているまとめ
国立西洋美術館の基本情報
住所 | 東京都台東区上野公園7-7 |
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アクセス | JR「上野」駅(公園口)より徒歩1分、京成電鉄「京成上野」駅より徒歩7分、東京メトロ銀座線・日比谷線「上野」駅より徒歩8分 |
お問い合わせ | 03-5777-8600 |
公式サイト | https://www.nmwa.go.jp/jp/index.html |
料金 | 一般:500円/大学生:250円 |
営業時間 | 9:30~17:30※金・土曜日 常設展・企画展とも20:00まで ※入館は閉館の30分前まで |
この記事を紹介した人
大江戸 みらい
みなさま、こんにちは。ちょっと保守的な私は、旅行に行くときはとりあえずガイドブック片手に、定番観光地をまわります。
でも一言で定番と言っても、いろんな楽しみ方があると思うんです。温泉地一つ取っても見るべきものは沢山ありますよね?
私の記事はそんな紹介の仕方ができたらいいなと思いながら書いています。拙い文章ではありますが、少しでも参考にしていただけると嬉しいです。