2017.4.17更新
秋田駅から徒歩5分、歴史の香り漂う都会のオアシス
千秋公園
公園・名所・史跡
平安時代からの名家、佐竹氏の居城・久保田城。石垣や天守閣を持たない平山城という特徴を生かし都市公園として整備され、秋田っ子のオアシスとして親しまれています。都心の真ん中にありながら、豊かな自然が魅力の公園をご紹介します。
近代公園設計の先駆者が生んだ、秋田屈指の名園
私は地方都市に行くと必ず訪れる場所がいくつかあります。そのひとつが、大きな都市公園。特に地方の場合は城址であることが多く、そこかしこに残るかつての権力者の栄華の痕跡を感じることができるのが魅力。千秋公園も、本丸、二の丸跡などから当時のおもかげを伺い知ることができます。また公園の設計を担当したのは、近代公園設計の先駆者で数々の名園を生み出した長岡安平。ひらたく言えば日本人初の公園デザイナーといったところでしょうか。約16.29haの広大な敷地の中には長岡安平が施した工夫が随所に見られます。一年を通して自然を楽しめるよう四季折々の植物が美しく配されているほか、復元された久保田城御隅櫓・本丸表門が藩政時代の雰囲気を今に伝えています。そして、なんといっても見ものなのが桜。樹齢約120年のソメイヨシノをはじめとし、約800本近い桜が咲き誇る様子は、桃色の霞がかかったようで圧巻です。この他、夏はツツジや睡蓮、秋は紅葉も見事。いつ訪れても心や癒される都会のオアシスです。
千秋公園の基本情報
住所 | 秋田県秋田市千秋公園 |
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アクセス | JR秋田新幹線秋田駅より徒歩10分 |
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この記事を紹介した人
丸の内 ゆみか
40代、 某飲料メーカー営業職。
仕事柄、会食の機会が多いが、プライベートでも飲んだり食べたりがストレス解消法。
地方出張の時には、隙間時間でパトロールをするのが習慣。地元の名店からB級グルメを食べ尽くす。最近は、歴史の香りを感じられるパワースポット巡りにはまっている。