サンマーメンを語るならココ!
玉泉亭
定番
グルメ
「玉泉亭」はイセザキ・モールの奥を少し入ったところにある中華料理店。100年の歴史を誇り“サンマーメン”発祥の店として知られています。創業者のお孫さんにあたるご主人がつくる料理はバラエティー豊か。そして、どれもリーズナブル! そこかしこに感じられる昭和の雰囲気も魅力的です。
なぜサンマ? ご当地ラーメンの歴史をヒモ解く
神奈川ご当地ラーメンのひとつ“サンマーメン”。ライバル(?)“家系”ラーメンが登場するずっと前から県内中華料理店の定番メニューでした。近年はマスコミに取り上げられることもしばしばで、カップ麺としても販売されています。そのため、名前は全国的に知られていますが、もちろんサンマは入っていません!
「戦後の食糧難時代に、玉泉亭の二代目店主が、生(サン=新鮮な物)碼(マー=上にのせた)麺という広東語風の名前をつけた料理を考案した」というのが有力な説のよう。これといった定義はなく、?油または塩のスープに細麺を入れ、モヤシ主体の野菜あんをのせるのが一般的なようです。
愛される続ける味わいで、体も心もポカポカ
さて、注文するとあっという間に運ばれてきます。まずは透明感ある醤油スープをひと口。野菜由来の旨みが感じられるさっぱり系。次はトロみと一緒にもうひと口。甘みとコクが満ちあふれます。
具材はモヤシ、キャベツ、にんじん、玉ねぎ、キクラゲ、ほうれん草、豚肉。ときにキャベツが白菜に、ほうれん草がニラに変わったりすることも。いずれにしても多彩です。シャキシャキの炒め加減はさすが元祖というべきでしょうか。「あん」のおかげで最後までアツアツ。でも、たくさん食べたい若いビジネスマンにはちょっとだけ物足りない量かもしれません。そんな人は半チャーハンも一緒にオーダーするのがベター。こちらもまた、手抜きナシの深い味わいです。
お財布にもやさしい、ホッとできるお店
まだまだメニューはたくさんあります。おなじみの麺類はもちろん、広東料理や各種どんぶり物、ギョーザ、シューマイ、揚げ物、炒め物、スープ類… 。迷ったときには「中華ランチ」なんていかがでしょう。甘酸あんがかかったカニ玉、塩味の五目うま煮、焼き目が香ばしい叉焼、ライス、お新香にスープまでついて千円札でおつりが来ます。しかも、何時でも注文OK! 外回りのビジネスマン、近隣の年配夫婦や親子連れ、威勢のいい学生グループなど、それぞれのシチュエーションで“街の中華屋さん”を満喫しています。中華料理特有の強い香りが苦手な人もここなら大丈夫。日本人の味覚にあった、ホッとするメニューばかりですからね。
玉泉亭の基本情報
住所 | 神奈川県横浜市中区伊勢佐木町5-127 |
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アクセス | 横浜市営地下鉄ブルーライン「阪東橋」駅、または「伊勢佐木長者町」駅より徒歩各7分 京浜急行線「日ノ出町」駅より徒歩9分 JR京浜東北線・根岸線 「関内」駅より徒歩11分 |
お問い合わせ | 045-251-5630 |
この記事を紹介した人
大谷 ゆうた
行き慣れた場所やよく行くお店も少し視点を変えると、発見が沢山ある。そんなちょっとしたニューワールドを紹介しますね。
たまには普通行かない場所とか地元の人しか知らないスポットとか行ってみたくないですか?別にひねくれてるわけじゃないですよ?