貴重な干潟を訪れる野鳥たちを眺めて、癒しのひとときを過ごす
谷津干潟自然観察センター
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東京湾の最奥部にある「谷津干潟」は、北海道の釧路湿原や、福島県の尾瀬などと並び、「ラムサール条約登録湿地」に指定されている貴重な干潟。多くの渡り鳥の中継地点となっており、それを目当てにたくさんのバードウォッチャーがやってきます。野鳥に興味がない? そんなアナタも「谷津干潟自然観察センター」へ行けば、きっとその魅力に気づくでしょう。
野鳥のことをまったく知らない人でも楽しめる!
「谷津干潟自然観察センター」は、谷津干潟のほとりに立つ有料の施設。干潟の周囲を取り囲む遊歩道からでも野鳥観察はできますが、初めて訪れるなら観察センターへ行くのがオススメです。
広い観察フロアには、無料で使える望遠鏡や双眼鏡が常備されているので、手ぶらで訪れても問題ナシ。バードウォッチングそのものが初めてという人は、専門のスタッフである「レンジャー」に解説してもらいましょう。干潟のこと、野鳥のことをていねいに解説してくれます。
「あそこにカワセミがいるよ」とか、「あの鳥はオーストラリアから渡ってきたんだよ」などと解説を聞いているうちに、バードウォッチングがどんどん楽しくなってくるはずです。
季節ごとに異なる渡り鳥が訪れる
渡り鳥には、子育てのために夏にやってくる「夏鳥」、越冬のために冬にやってくる「冬鳥」、渡りの途中で春と秋に立ち寄る「旅鳥」がいます。移動範囲は種によって異なりますが、谷津干潟で見られるシギ・チドリ類の中には、シベリアやアラスカからオーストラリア、ニュージーランドまで、12,000km以上を旅するものもいるそうです。
多くの種に出会えるのは春と秋ですが、カニや貝類など、エサとなる生物が数多く生息している谷津干潟には、渡り鳥以外の野鳥も多いので、1年を通して野鳥観察が楽しめます。ちなみに、谷津干潟周辺で確認されている野鳥の種類は、なんと110種以上。アナタは何種見つけられるかな?
野鳥を眺めながらランチ&ティータイムを楽しむ
もちろん、野鳥の種類を見分けられなければバードウォッチャー失格! というわけではありません。野鳥観察の楽しみ方は人それぞれ。種がわからなくても、野鳥が飛ぶ姿や、水鳥が水面に浮かぶ姿を見るのが好きなら、それで十分なのです。
そんな風に、ただ野鳥を眺めてのんびりしたいという人には、館内のレストラン「カフェ オアシス」がオススメ。全面ガラス越しに水辺の鳥を見ながら、おいしい食事やスイーツをいただくことができます。
水鳥がお尻をフリフリしながら水面を泳ぎまわっている姿を見ていると、ついつい顔がほころんでしまうはず。野鳥を見て心が和んだら、それはアナタが野鳥ファンの仲間入りをした証拠です。
谷津干潟自然観察センターの基本情報
住所 | 千葉県習志野市秋津5-1-1 |
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アクセス | 京成線「京成谷津」駅より徒歩30分 JR総武線「津田沼」駅からは「谷津干潟行き」バスで「谷津干潟」下車、もしくは「新習志野駅行き」バスで「津田沼高校」下車 |
お問い合わせ | 047-454-8416 |
この記事を紹介した人
大江戸 みらい
みなさま、こんにちは。ちょっと保守的な私は、旅行に行くときはとりあえずガイドブック片手に、定番観光地をまわります。
でも一言で定番と言っても、いろんな楽しみ方があると思うんです。温泉地一つ取っても見るべきものは沢山ありますよね?
私の記事はそんな紹介の仕方ができたらいいなと思いながら書いています。拙い文章ではありますが、少しでも参考にしていただけると嬉しいです。