2016.7.11更新

4代に渡って続く大阪屈指の老舗洋食店

ビフテキの末廣軒

  • グルメ

「なにわの台所」として知られる黒門市場に、明治30年から続く洋食店「ビフテキの末廣軒」があります。腕を振るうのは、創業者から数えて3代目と4代目のオーナー兼シェフのお2人。常連客も多く、お客さんからも世代を越えて愛されつづけています。レンガ造りの硬派な店構えですが、暖簾をくぐれば気さくな店主のお2人がお出迎え。日本でも有数の伝統を誇る洋食を、肩肘はらずに味わって。

海軍でコックをしていた先代の技も受け継ぐ伝統の味

ビフテキの末廣軒 120年の歴史を持つ「ビフテキの末廣軒」。2代目の店主は戦時中に、海軍でもコックをしていたそうです。食べることだけが楽しみの船上での生活。そこで培われた料理の技術も今に受け継がれています。
洋食の決め手となるデミグラスソースは、創業以来継ぎ足されてきた伝統の味。継ぎ足すソースをつくるのにも10日かけ、牛スジや野菜の旨味を凝縮します。
このデミグラスソースをたっぷり使った「ハヤシライス」740円もおすすめですが、イチオシはやっぱり店名にもある「ビフテキ」です。牛肉を焼くシンプルな料理だからこそ、ほかとの違いが感じられます。

「ビフテキ」は最高のごちそう

ビフテキの末廣軒 こちらのステーキの肉には、脂身もサシもありません。ですがナイフが簡単に入り、柔らかすぎず硬すぎない絶妙な食感が楽しめます。使っているのは厳選した黒毛和牛のテンダーロイン。最上の赤身肉です。
200gで4,000円ですが、一口食べればむしろお得に感じられるほど。卸業者から長年の信頼があるからこそ仕入れられる良質の肉を、原価ギリギリの価格で提供しているんです。
そして味の決め手は、肉の上にたっぷりとかかったソース。秘伝のデミグラスソースを使用したステーキソースは、焼いた肉の美味しさを引き立て、洋食に昇華させます。まさに“ごちそう”と言える「ビフテキ」です。
出張の最終日など、自分へのご褒美に行ってみてはいかがでしょうか。

ビフテキの末廣軒の基本情報

住所 大阪府大阪市中央区日本橋1-22-29
アクセス 市営地下鉄千日前線・堺筋線「日本橋」駅より徒歩2分
近鉄奈良線「近鉄日本橋」駅より徒歩2分
お問い合わせ 06-6633-9944

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