4代に渡って続く大阪屈指の老舗洋食店
ビフテキの末廣軒
グルメ
「なにわの台所」として知られる黒門市場に、明治30年から続く洋食店「ビフテキの末廣軒」があります。腕を振るうのは、創業者から数えて3代目と4代目のオーナー兼シェフのお2人。常連客も多く、お客さんからも世代を越えて愛されつづけています。レンガ造りの硬派な店構えですが、暖簾をくぐれば気さくな店主のお2人がお出迎え。日本でも有数の伝統を誇る洋食を、肩肘はらずに味わって。
海軍でコックをしていた先代の技も受け継ぐ伝統の味
120年の歴史を持つ「ビフテキの末廣軒」。2代目の店主は戦時中に、海軍でもコックをしていたそうです。食べることだけが楽しみの船上での生活。そこで培われた料理の技術も今に受け継がれています。
洋食の決め手となるデミグラスソースは、創業以来継ぎ足されてきた伝統の味。継ぎ足すソースをつくるのにも10日かけ、牛スジや野菜の旨味を凝縮します。
このデミグラスソースをたっぷり使った「ハヤシライス」740円もおすすめですが、イチオシはやっぱり店名にもある「ビフテキ」です。牛肉を焼くシンプルな料理だからこそ、ほかとの違いが感じられます。
「ビフテキ」は最高のごちそう
こちらのステーキの肉には、脂身もサシもありません。ですがナイフが簡単に入り、柔らかすぎず硬すぎない絶妙な食感が楽しめます。使っているのは厳選した黒毛和牛のテンダーロイン。最上の赤身肉です。
200gで4,000円ですが、一口食べればむしろお得に感じられるほど。卸業者から長年の信頼があるからこそ仕入れられる良質の肉を、原価ギリギリの価格で提供しているんです。
そして味の決め手は、肉の上にたっぷりとかかったソース。秘伝のデミグラスソースを使用したステーキソースは、焼いた肉の美味しさを引き立て、洋食に昇華させます。まさに“ごちそう”と言える「ビフテキ」です。
出張の最終日など、自分へのご褒美に行ってみてはいかがでしょうか。
ビフテキの末廣軒の基本情報
住所 | 大阪府大阪市中央区日本橋1-22-29 |
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アクセス | 市営地下鉄千日前線・堺筋線「日本橋」駅より徒歩2分 近鉄奈良線「近鉄日本橋」駅より徒歩2分 |
お問い合わせ | 06-6633-9944 |
この記事を紹介した人
星野 はじめ
趣味は車・バイク。平日は仕事が終わるの遅めだけど、オン・オフの切り替えにはこだわってます。休暇が取れれば遠方まで一人で車を走らせることも。リゾートホテルを拠点にして秘境温泉めぐりするとかなり満足感ありますよ。
出張が多いので、カフェやバーにはちょっとこだわり有りです。