幻想的なスッカンブルーの数々の滝に癒される
スッカン沢
散策・モデルコース
公園・名所・史跡
日光や奥那須など、栃木県北西部の山沿いは名瀑の多い地域。那須高原の「スッカン沢」も同様に、見どころたっぷりの滝の名所。見るからに秘境ともいえる渓谷ですが、沢沿いには遊歩道が開かれているので、名物の滝をゆっくり巡り歩くことができます。スッカンブルーと呼ばれる神秘的な渓流の水の色や、いくつもの滝の美しさは一見の価値ありですよ。
水の味が酢辛いからスッカン沢? オチャメな名称だけど、景色はどこも息をのむほどの美しさ!
スッカン沢へは矢板市から県道56号でアクセスします。山歩きや高原散策のベース「山の駅たかはら」のちょっと先に駐車場があり、ここがスッカン沢を巡る「雄飛の滝線歩道」のスタート地点です。
遊歩道の長さは、ここから終点の「スッカン橋」まで片道約2.3km。途中、遊歩道から外れて滝を見に行く行程を含めると、実質4kmくらいは歩きます。
自然の宝庫、スッカン沢には小さな滝がいくつもありますが、代表的なのは「素廉(それん)の滝」「仁三郎の滝」「雄飛の滝」の3つ。繊細、優美、迫力とそれぞれに特徴があり、いずれもずっと見続けていたくなるほどの美しさ。
また、沢を流れる水は那須火山帯に属する高原山のカルデラ跡が水源。そのため渓流には鉱物や炭酸が含まれ、光の反射でときにスッカンブルーと呼ばれる青白く神秘的な光景を見せてくれることも。ちなみに、なぜスッカン沢と呼ばれているのかというと、火山成分の多い渓流の水の味が「酢辛い」ため、それが語源になっているのだとか。
ただ、ハイキングコースとはいえ、このエリアは携帯電話の圏外のため行動には注意が必要。飲み水や雨具など、山歩きするための最低限の装備は用意しておきたいもの。また、先の震災で通行止めとなっている箇所もあるので、無理をせずに景色を楽しみましょう。
このスポットが掲載されているまとめ
スッカン沢の基本情報
住所 | 栃木県那須塩原市湯本塩原 |
---|---|
アクセス | 東北自動車道「矢板」ICより県道30号線経由、県道56号線にて約50分 |
お問い合わせ |
この記事を紹介した人
星野 はじめ
趣味は車・バイク。平日は仕事が終わるの遅めだけど、オン・オフの切り替えにはこだわってます。休暇が取れれば遠方まで一人で車を走らせることも。リゾートホテルを拠点にして秘境温泉めぐりするとかなり満足感ありますよ。
出張が多いので、カフェやバーにはちょっとこだわり有りです。