2019.1.23更新

幻想的なスッカンブルーの数々の滝に癒される

スッカン沢

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日光や奥那須など、栃木県北西部の山沿いは名瀑の多い地域。那須高原の「スッカン沢」も同様に、見どころたっぷりの滝の名所。見るからに秘境ともいえる渓谷ですが、沢沿いには遊歩道が開かれているので、名物の滝をゆっくり巡り歩くことができます。スッカンブルーと呼ばれる神秘的な渓流の水の色や、いくつもの滝の美しさは一見の価値ありですよ。

水の味が酢辛いからスッカン沢? オチャメな名称だけど、景色はどこも息をのむほどの美しさ!

スッカン沢

スッカン沢へは矢板市から県道56号でアクセスします。山歩きや高原散策のベース「山の駅たかはら」のちょっと先に駐車場があり、ここがスッカン沢を巡る「雄飛の滝線歩道」のスタート地点です。
遊歩道の長さは、ここから終点の「スッカン橋」まで片道約2.3km。途中、遊歩道から外れて滝を見に行く行程を含めると、実質4kmくらいは歩きます。
自然の宝庫、スッカン沢には小さな滝がいくつもありますが、代表的なのは「素廉(それん)の滝」「仁三郎の滝」「雄飛の滝」の3つ。繊細、優美、迫力とそれぞれに特徴があり、いずれもずっと見続けていたくなるほどの美しさ。
また、沢を流れる水は那須火山帯に属する高原山のカルデラ跡が水源。そのため渓流には鉱物や炭酸が含まれ、光の反射でときにスッカンブルーと呼ばれる青白く神秘的な光景を見せてくれることも。ちなみに、なぜスッカン沢と呼ばれているのかというと、火山成分の多い渓流の水の味が「酢辛い」ため、それが語源になっているのだとか。
ただ、ハイキングコースとはいえ、このエリアは携帯電話の圏外のため行動には注意が必要。飲み水や雨具など、山歩きするための最低限の装備は用意しておきたいもの。また、先の震災で通行止めとなっている箇所もあるので、無理をせずに景色を楽しみましょう。

スッカン沢の基本情報

住所 栃木県那須塩原市湯本塩原
アクセス 東北自動車道「矢板」ICより県道30号線経由、県道56号線にて約50分
お問い合わせ

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