日本を代表する古民家の野外博物館
川崎市立日本民家園
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緑豊かな川崎市最大の総合公園「生田緑地」。その一角を占める「川崎市立日本民家園」は、東日本の民家をはじめ、水車小屋や歌舞伎舞台など25の建物が集まった、古民家の野外博物館です。園内に点在する古い民家を眺めていると、なんだかタイムスリップした気分。天気のいい日にお散歩を兼ねて訪れてみてはいかがでしょうか。紅葉の秋や花の多い季節は、特にオススメです。
民家のつくりや当時の生活を学んでから見学スタート!
生田緑地の東口から緩やかな坂を登ると、程なくして見えてくる「日本民家園」の正門。受付の奥は展示室になっています。展示室は2つあり、第1展示室は建築の面から見た古民家、第2展示室は民家での暮らしが解説されています。特に建築関係の仕事に就いている人は、民家の構造や大工道具に興味を惹かれるのではないでしょうか。
野外の古民家を回ってからでも入れますし、当日に限り再入場が可能なので、ほかの出口(奥門、西門)から出たあとでも大丈夫。ですが、基本的な知識を学んでおいたほうが、実際の建物を見たときの発見が多くなるでしょう。先に展示室を見ておくことをぜひオススメします。
まるでタイムスリップしたみたい! 古民家が立つ園内を巡る
園内に入ると、坂道の向こうに数軒の古民家が見えてきます。いずれも江戸時代から明治の建物で、時代劇の野外セットに入り込んだような感覚にとらわれます。
小道を進み、水車小屋を過ぎると「信越の村」。多くは合掌造りの建物で、そのなかの1軒「山下家住宅」は、企画展示室とそば処になっています。
さらに進むと、「関東の村」「神奈川の村」「東北の村」と続きます。地域ごとにつくりが違うのは、見ていて興味を惹かれます。
西門につながる長い階段を上ると「船越の舞台」。ここから正門へと戻ってもいいのですが、西門から出て、外の通路を歩けば、緑あふれる生田緑地を望むことができます。
知るほどに興味が湧く古民家のつくりや当時の生活
園内にある建物は、いずれも貴重なものばかり。できれば中に入って、一つひとつをじっくり見て回りたいものです。建物の構造や内部を見ていくと、当時の暮らしぶりが偲ばれます。
数棟の古民家では、ボランティアスタッフが囲炉裏に火を入れていて、室内に上がって見学することも可能です。不定期で行われている、わら細工などの民具製作実演なども、タイミングが合えばぜひ見てみたいものですね。
西門の「伝統工芸館」では、有料で藍染め体験ができます。ハンカチやバンダナに模様をつけて、藍染めをしてみましょう。予約すれば、Tシャツなど、自分で持ち込んだ布地に藍染めを施すことも可能。いい記念になること間違いなしです。
川崎市立日本民家園の基本情報
住所 | 神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-1 |
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アクセス | 小田急線「向ヶ丘遊園」駅南口より徒歩13分。同駅からバス利用の場合は、南口バスターミナルより溝口駅南口行きで「生田緑地入口」バス停下車。バス停から徒歩3分。 南武線「武蔵溝ノ口」駅、東急田園都市線「溝ノ口」駅からは「生田緑地入口」経由向丘遊園駅南口行きバスで、「生田緑地入口」バス停下車 東急田園都市線「梶ヶ谷」駅からは向ヶ丘遊園駅南口行きバスで「飯室」バス停下車。バス停から徒歩10分 |
お問い合わせ | 044-922-2181 |
この記事を紹介した人
大江戸 みらい
みなさま、こんにちは。ちょっと保守的な私は、旅行に行くときはとりあえずガイドブック片手に、定番観光地をまわります。
でも一言で定番と言っても、いろんな楽しみ方があると思うんです。温泉地一つ取っても見るべきものは沢山ありますよね?
私の記事はそんな紹介の仕方ができたらいいなと思いながら書いています。拙い文章ではありますが、少しでも参考にしていただけると嬉しいです。