全国でここだけ! 「恋命(こいのみこと)」を祀る歴史ある神社
恋木神社(こいのきじんじゃ)
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福岡市内から南へ車で約1時間。福岡県筑後市の「水田天満宮」は、太宰府天満宮に次ぐ九州二大天満宮に数えられる由緒ある神社です。「恋木神社」は、その水田天宮末社の末社として建てられた、全国で一社のみ「恋命(こいのみこと)」を祀るとても珍しい神社。良縁成就を願い、遠方からも多くの方が訪れています。
鳥居にも石灯籠にも。境内にはハートがいっぱい!
人を恋しく思う気持ちは今も昔も変わらないもの。実は、恋木の「木」は東を意味しています。菅原道真公が太宰府で生涯を終えるまでの間、東に残してきた都の天皇と妻子をいかに思っていたか、その道真公の御心をせめて御霊魂だけは慰めようと祀られたのが恋木神社だといわれています。水田天満宮の末社として、鎌倉時代の建立当初より鎮座していました。
そんなちょっと哀しい逸話が残る恋木神社ですが、現在では「良縁幸福の神様」「恋の神様」として、良縁成就祈願や結婚式の名所となっています。
鳥居や石灯籠など「こんなところにも!」と驚くほどハートのモチーフであふれる境内は、居るだけで心が温まる雰囲気。本殿へと続く参道や神殿の床にも伝統ある水田天満宮窯元水田焼のハート型の陶板が敷き詰められています。このハート型の陶板は焼き上げるまでに高度な技術を要するため、恋木神社の用途以外には焼かない希少価値の高いものなのだそうです。
恋愛も一歩一歩、2人で並んで歩いていくように、たくさんの参拝者が願いを込めて歩んだ恋木神社の参道は、いわば「恋の道」。誰かを思い焦がれるあなたも、歩いてみませんか?
恋木神社(こいのきじんじゃ)の基本情報
住所 | 福岡県筑後市水田62-1 |
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アクセス | JR鹿児島本線「羽犬塚」駅より徒歩20分 |
お問い合わせ | 0942-53-8625 |
この記事を紹介した人
大江戸 みらい
みなさま、こんにちは。ちょっと保守的な私は、旅行に行くときはとりあえずガイドブック片手に、定番観光地をまわります。
でも一言で定番と言っても、いろんな楽しみ方があると思うんです。温泉地一つ取っても見るべきものは沢山ありますよね?
私の記事はそんな紹介の仕方ができたらいいなと思いながら書いています。拙い文章ではありますが、少しでも参考にしていただけると嬉しいです。