縁結びから学業成就まで。願いを乗せて走る和テイストの開運列車
太宰府観光列車「旅人」
散策・モデルコース
福岡市内からちょっと足を延ばして行ける観光名所としてもっとも知られているのは、「太宰府天満宮」ではないでしょうか。平日でも、外国人旅行客など多くの人が訪れています。西鉄福岡(天神)駅から太宰府駅までは西鉄電車の急行で約30分。その道行きに利用したいのが、和情緒あふれる太宰府観光列車「旅人-たびと」です。現在は、西鉄福岡駅(天神)発は9時46分発の朝1便、以降は西鉄二日市駅~太宰府駅間を往復運行しています。
太宰府天満宮宮司に名づけられた由緒ある列車。外装も内装も太宰府づくし
「旅人-たびと」の名付け親は、第39代太宰府天満宮宮司・西高辻信良氏。かつて大宰府に赴任した万葉の歌人、大伴旅人(おおとものたびと)の名にちなんだものです。
伝統的な和文様である麻の葉を施し、太宰府の観光名所が描かれた車体外装だけでも十分独創的ですが、内装にもご注目!
6両編成の車両は1号車から順に「縁結び」「家内安全」「安産」「厄除け」「健康長寿」「学業成就」のテーマが設けられ、それぞれ異なる開運模様があしらわれています。
車両ごとに異なる6つの開運テーマを設定。巡る楽しさと願う楽しさが味わえる
6つある開運テーマを端から順にすべて巡れば、なじみのある和文様にさまざまな意味があることがわかります。
太宰府天満宮に祈願されたご利益のある列車なので、叶えたい願いの車両を選んで乗ってみるのも楽しそう。
たとえば、「矢羽根文様」をモチーフに構成された4号車は「厄除け」がテーマ。矢羽根(矢絣)は昔から邪気を払う破魔矢の意味があり、袴や和雑貨などさまざまなものにデザインされています。
「貝合わせ文様」があちこちに見られる1号車のテーマは「縁結び」なので、若い女性グループのおしゃべりで華やいだ雰囲気です。
中央の3号車には太宰府土産が展示されたカウンターと記念スタンプ台が
見どころはまだまだあります。
先頭車両の1号車と6号車には、シックなダークブラウンと梅文様をデザインした特別シートが12席。解放感ある車窓からの眺望を楽しめ、また運転席を見渡せるとあって、子どもはもちろん大人にも人気の席です。
各車両には「願いごとを書いて大切にお持ちください」と、テーマごとの開運カードが設置されているのでぜひお持ち帰りを。
3号車には、太宰府のお土産などが展示されたカウンターや、縁結びの祈願箱、記念スタンプ台があるので太宰府へのプチ旅行の記念にどうぞ。
太宰府観光列車「旅人」の基本情報
住所 | 福岡県福岡市中央区天神2-11-2 西鉄福岡(天神)駅 |
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アクセス | 「西鉄福岡(天神)」駅・「西鉄二日市」駅~「太宰府」駅間を往復 |
お問い合わせ | 0570-00-1010(西鉄お客さまセンター) |
この記事を紹介した人
大江戸 みらい
みなさま、こんにちは。ちょっと保守的な私は、旅行に行くときはとりあえずガイドブック片手に、定番観光地をまわります。
でも一言で定番と言っても、いろんな楽しみ方があると思うんです。温泉地一つ取っても見るべきものは沢山ありますよね?
私の記事はそんな紹介の仕方ができたらいいなと思いながら書いています。拙い文章ではありますが、少しでも参考にしていただけると嬉しいです。