2019.2.1更新

出張中にも立ち寄れる「福岡の巡り方」を一挙公開

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今回は、定番の「太宰府天満宮」から交通の便の良い「福岡市内」まで時間をかけずにサラッと行けるスポットを厳選いたしました。福岡旅行はもちろんのこと出張の際に、打ち合わせの合間にでも行けるプランをご紹介いたします。ひとりでも楽しめる福岡で街散策をしてみてはいかがでしょうか。

まずは、定番中の定番!【太宰府天満宮】

学問の神様といえば菅原道真公。親しみを込めて「天神さま」とも呼ばれています。その菅原道真公の墓所でもあり、全国約12,000社ある天神さまを祀る神社の総本宮がここ「太宰府天満宮」。広い境内には見どころもたくさんあり、近くまで来たならぜひ一度は参拝しておきたいもの。受験合格や学業成就などを祈願する参拝者で年中にぎわい年間700万人もの人が訪れる、福岡県有数の人気観光スポットでもあります。主人(道真)を慕った梅が、一夜のうちに道真を追って太宰府へ飛んで来たとされる「飛梅伝説」や「曲水の宴」など、多くの伝説や伝統行事が残っています。境内には約6,000本もの梅が植わり、2月上旬から3月中旬になると、境内を艶やかに彩ります。梅にちなんだ焼餅「梅ヶ枝餅」は、太宰府天満宮の名物。参道沿いには、数多くの専門店が軒を連ねます。そのほか、天神様に縁のある鳥「うそ」の人形を、紫蘇入りの牛皮とともに納めた「うその餅」、大宰府政庁跡から出土した鬼瓦を模した「鬼瓦もなか」など、太宰府天満宮に由来するお土産も人気です。

住所:福岡県太宰府市宰府4-7-1
お問い合わせ:092-922-8225
■アクセス
西鉄「太宰府」駅より徒歩5分
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外装も内装も太宰府づくし願いを乗せて走る開運列車【太宰府観光列車「旅人」】

福岡市内からちょっと足を延ばして行ける観光名所としてもっとも知られている「太宰府天満宮」。西鉄福岡(天神)駅から太宰府駅までは西鉄電車の急行で約30分。その道行きに利用したいのが、和情緒あふれる太宰府観光列車「旅人-たびと」です。現在は、西鉄福岡駅(天神)発は9時46分発の朝1便、以降は西鉄二日市駅~太宰府駅間を往復運行しています。6両編成の車両は1号車から順に「縁結び」「家内安全」「安産」「厄除け」「健康長寿」「学業成就」のテーマが設けられ、それぞれ異なる開運模様があしらわれています。6つある開運テーマを端から順にすべて巡れば、なじみのある和文様にさまざまな意味があることがわかります。太宰府天満宮に祈願されたご利益のある列車なので、叶えたい願いの車両を選んで乗ってみるのも楽しそう。たとえば、「矢羽根文様」をモチーフに構成された4号車は「厄除け」がテーマ。矢羽根(矢絣)は昔から邪気を払う破魔矢の意味があり、袴や和雑貨などさまざまなものにデザインされています。「貝合わせ文様」があちこちに見られる1号車のテーマは「縁結び」なので、若い女性グループのおしゃべりで華やいだ雰囲気です。

住所:福岡県福岡市中央区天神2-11-2 西鉄福岡(天神)駅
お問い合わせ:0570-00-1010(西鉄お客さまセンター)
■アクセス
「西鉄福岡(天神)」駅・「西鉄二日市」駅~「太宰府」駅間を往復
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大宰府まではいけないけど…という方にお勧めしたい都会のオアシス【大濠公園】

「大濠公園」は、都心にあるとは思えないほどの大きな池に浮かぶいくつもの島と橋が、まるで日本画のような優雅な景色をつくり出しています。都会の真ん中に、こんなに豊かに水をたたえる大きな池があるなんてちょっとした驚きですよね。もともとこの地は博多湾の入江の一部で、戦国武将の黒田長政が福岡城を築城するとき、一部を埋めて城の外濠としたという歴史もあります。 昭和になって公園として整備され、現在は、ジョギングやウォーキングにピッタリのジョギングロードを設置。また、12万㎡もの敷地を持つ「大濠公園日本庭園」は、白壁の築地塀、枯山水の庭、数寄屋づくりの茶室など、藩政時代の情緒を残す廻遊式庭園となっているのです。周辺には、「野鳥の森」「福岡市美術館」「能楽堂」「武道館」「児童遊園」などの文化施設もあり、このエリア全体が都会のオアシスとなっています。

住所:福岡県福岡市中央区大濠公園
お問い合わせ 092-741-2004
■アクセス
市営地下鉄空港線「大濠公園」駅よりすぐ
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およそ1300年前の古代の息吹を感じよう【鴻臚館(ろこうかん)跡展示館】

「鴻臚」とは、賓客を迎える際に大声で伝達するという意味。鴻臚館は、7世紀後半から11世紀前半にかけて、外国からの来客を滞在させ接待した迎賓館。京都、大坂、福岡の3カ所に設けられましたが、場所まで特定されているのは福岡だけなんです。展示館では出土品のほか、発掘された当時のままの礎石といった遺構が公開されています。平城京、平安京に次ぐ、外国との交渉窓口だった大宰府政庁。大宰府政庁まではほぼ直線の官道で結ばれ、早馬で連絡を取っていたといわれています。およそ1300年前の遺跡。当時の迎賓館って、どんな建物だったのでしょうね? 整備された鴻臚館跡の一部が、鴻臚館展示館として整備公開され、また遺跡広場として市民の憩いの場となっています。大濠公園に立ち寄る際にぜひこちらの鴻臚館跡展示館にも足を運んでみて下さい。

住所:福岡県福岡市中央区城内1
お問い合わせ:092-721-0282
■アクセス
市営地下鉄空港線「赤坂」駅より徒歩10分
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およそ100店老若男女が楽しめる福岡の老舗アーケード【新天町商店街】

福岡一の繁華街・天神の中心地に位置する「新天町商店街」。戦後間もない昭和21年(1946)から続く歴史があり、創業当時から残る老舗や、全国各地に展開する話題のショップまで、100を越える店舗がズラリと並びます。古きよき下町風情のなか、旅行中などにちょっと休憩できる雰囲気のよい喫茶店やカフェのほか、ラーメン、もつ鍋など福岡グルメを満喫できる店、ファッション、雑貨、カルチャー、おみやげ品まで、多種多様な商品を揃える専門店やショップが、からくり時計のあるメルヘン広場とサンドームを中心に連なります。人気なのが、新天町商店街で働く人たち向けの食堂「新天町倶楽部」。惣菜はどれだけ盛っても1皿200円。また、オムライス550円、メンチカツ定食600円という具合に、どのメニューも価格は抑えめ。しかし味は折紙付きで、飲食店店主も唸るおいしさで知られています。また、5月・7月・11月のセールも見逃せません。

住所:福岡県福岡市中央区天神2-9
お問い合わせ:092-741-8331
■アクセス
市営地下鉄「天神」駅より徒歩1分
西鉄天神大牟田線「福岡」駅より徒歩1分
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“天神さん”でおなじみの水鏡天満宮【水鏡天満宮】

水鏡“天満宮”という名前のとおり、菅原道真公を祀った神社。菅原道真といえば貴族で学者、漢詩人、政治家。のみならず文武両面に傑出した人物として広く名を知られた人物です。道真公が京都から大宰府に左遷される途中、福岡に立ち寄った際に川に映った自分の姿をみて落胆した…。そんな言い伝えが残されています。福岡天神の繁華街の一角、アクロス福岡の向かいにあり、「水鏡神社」「水鏡天神」とも呼び親しまれている神社です。901年に建立された社殿は、1612年に黒田藩初代藩主・黒田長政によって今の場所に移されました。都会のビル群のなかに突如現われる、ほっこり癒される不思議な空間です。学問の神様として親しまれ、合格祈願で多くの人が参拝します。参拝のついでにぜひ訪れてほしいのが、天満宮横にある細長い路地「天満宮横丁」。別名「博多うまかもん横丁」とも呼ばれ、牛タン専門店の「天神たんか」「インド料理 スラージ」、「とり天 ルドゥー」、焼き鯖が評判の「真」など、福岡を代表する実力店がずらりと並んでいます。
写真提供:福岡市

住所:福岡県福岡市中央区天神1-15-4
お問い合わせ:092-741-8754
■アクセス
市営地下鉄空港線「天神」駅より徒歩4分
西鉄天神大牟田線「西鉄福岡」駅より徒歩4分
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博多商人の粋が根付いた憩いの日本庭園【楽水園】

博多駅から歩いて10分ほどの日本庭園。明治後期に博多の商人・下澤善右衛門親正が別荘として建てたもので、戦後は旅館・楽水荘として使用されました。それを福岡市が池泉回遊式の日本庭園として整備。当時の茶室を復元し、風雅な茶室「楽水庵」では茶庭を眺めながら、お抹茶を味わえます。庭園を囲む塀は博多塀。豊臣秀吉が博多の町の戦災復興、いわゆる太閤町割りを行ったとき、神社・仏閣や豪商の屋敷に築かれた土塀を再現しています。園内の茶室「楽水庵」は、親正が建てた茶室を復元したもの。茶室内では、有料ですが、お抹茶と季節のお菓子を楽しむことができます。この楽水園の魅力は、何といっても庭園。四季に合わせてさまざまな表情を見せてくれます。人懐こいと評判の鯉が泳ぐ池では、鯉の餌も販売中。毎月さまざまなイベントが開催されていて、毎月第2土曜日は「着物デー」。和服(着物・浴衣)を着て来園すると、お抹茶の無料サービスを受けることができます。
写真提供:福岡市
住所:福岡県福岡市博多区住吉2-10-7
お問い合わせ:092-262-6665
■アクセス
JR各線、市営地下鉄空港線「博多」駅博多口より徒歩12分
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お一人様OK!究極の白みそ仕立ての本格もつ鍋【博多もつ鍋浜や 博多駅前朝日ビル店】

数ある博多グルメの中で、やはり外せないのがもつ鍋。名物だけに数えきれないほどもつ鍋店はあるが、どの店の何味にするかは最大の悩みどころ。鍋物ゆえに失敗はしたくないからだ。そこで、太鼓判を押したいのが「博多もつ鍋 浜や」。博多駅前朝日ビル店は、アクセス良好な穴場。もつの卸し元が経営しているだけに、質のよさはいわずもがな。空間もリッチで高級感が漂う。まずは白みそ味のもつ鍋で、その真髄をご堪能あれ。座敷はすべて掘りごたつ席で、そのレイアウトやインテリアには、「大名行列を意識して」「お客様が殿様」といった遊び心が隠されている。壁には名だたる戦国武将の家紋がずらりと描かれ、なんとも気分よく座っていられる。客層は8割が男性サラリーマンという。それも県外からがほとんど。博多の味を求め、評判を聞きつけてたどり着くのだろう。確かに接待にも最適で、大切な人やグルメな知人を誘いたくなる。また、一人客には入り口に仕切り付きのカウンター席を用意。もつ鍋は2名からの注文だが、一人客に限り一人前で注文可能でお一人様でも安心です。

住所:福岡県福岡市博多区博多駅前2-1-1 福岡朝日ビル地下2階
お問い合わせ:092-477-9696
■アクセス
JR各線「博多」駅博多口より徒歩2分
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