2016.6.27更新
京大生に長年親しまれてきた名喫茶。静寂にひたりつつゆっくりコーヒーを
進々堂 京大北門前
グルメ
京都大学の第二学食的な存在の名門カフェ。レンガ造りの建物が長い歴史を感じさせる。「大勢の学生が一斉に座れるように」という店主の想いから選ばれた長机も風情たっぷり。この店にBGMはなし。静寂のなかで店の自慢のコーヒーや食事がいただける。この雰囲気の虜になり、長年通い続けるリピーターも多いのだとか。
フランスの様式を取り入れた、日本初のフランス風カフェ
昭和5年(1930)創業の、店のいたる所に歴史を感じことができるカフェ。創設者がパリでパンを学び、日本で始めてフランスパンを製造、販売したという歴史を持つ。当時、京都では初めての本格的なフランス風の喫茶店だったとか。
外観は、レンガ造りの壁面や鉄製の重厚な看板が特徴的。店内には象徴的な大きな長机があり、こちらは木工・漆芸作家の人間国宝・黒田辰秋がまだ無名だったときに作ったものという。
また、京都大学のお膝元にあり、昔も今も、学生たちが読書や勉強をする場所として愛されている。BGMの流れない静寂な空間では、どこか安らいだ雰囲気が感じられ、コーヒーを飲む人たちをリラックスさせてくれる。店内から中庭を眺められるのもうれしいところ。
人気メニューは「自家製カレーパンセット」で、塩気の効いたカレーと熱々のパン、サラダ、ドリンクが付いた、30年以上変わらない不動の味わい。パンはテイクアウトも可能。
進々堂 京大北門前の基本情報
住所 | 京都府京都市左京区北白川追分町88 |
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アクセス | 京阪本線、叡山電鉄本線「出町柳」駅より徒歩15分 |
お問い合わせ | 075-701-4121 |
この記事を紹介した人
大谷 ゆうた
行き慣れた場所やよく行くお店も少し視点を変えると、発見が沢山ある。そんなちょっとしたニューワールドを紹介しますね。
たまには普通行かない場所とか地元の人しか知らないスポットとか行ってみたくないですか?別にひねくれてるわけじゃないですよ?