文化の薫り高い街づくりに貢献する施設で、アーティスティックな時間を過ごす
東京芸術劇場
芸術・文化施設
池袋西口エリアで威容を誇る「芸劇」こと「東京芸術劇場」。芸術監督を劇作家の野田秀樹氏が務めることでも知られ、国内外の音楽・演劇・ダンス公演などを行う総合芸術文化施設です。混沌とした池袋周辺に芸術文化の殿堂として輝く「芸劇」は、2012年に大改修を終えてリニューアルオープン。クラシックや演劇好きなら興奮間違いなしの、ちょっと外せないスポットです。
新たな文化の創造・発信を行う拠点
池袋にはシアターグリーン、あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)、サンシャイン劇場、新生シアターなど大小さまざまな劇場が点在している。実はここ豊島区は、その名を知られた国際舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー」の主催者であり、国際的なアートカルチャー都市を目指している。そのなかで、「芸劇」はまさに中核的な存在といえる。
建物は池袋西口エリアのシンボルにもなっており、全面ガラス張り正面入り口のアトリウムはひときわ人目を引く。施設は展示スペースやリハーサル室などを備え、各種公演ばかりではなく、講座やワークショップも開催している。
大ホールの荘厳なパイプオルガンの音色にうっとり
メインの大ホールはクラシック専用。120人編成のオーケストラと200人編成の合唱団が同時に演奏できる広さがあり、事業提携を結ぶ読売日本交響楽団の定期コンサートほか、海外有名オーケストラ、演奏家のコンサートなどが行われる。
大ホールの目玉は、なんといっても約9,000本のパイプを持つパイプオルガン。ルネッサンス・バロックスタイルとモダンスタイルのオルガンを背中合わせにし、演目によって弾き分けることができる回転式オルガンという珍しいもの。このオルガンの解説が聞ける講座や、演奏が聞けるランチやナイトコンサートもある。時間の都合がついてチケットが手に入るのならば、この貴重な音色はぜひ聴いておきたい!
観客の拍手喝さいが聞こえてきそうなレンガ造りのプレイハウス
レンガ造りで重厚な雰囲気のプレイハウス(中ホール)は、演劇・ミュージカル・舞踏などが上演される。バルコニー席を含む全845席で、演者の息遣いが伝わる距離感が魅力。
芸術監督、野田秀樹率いるNODA MAPの芝居、演劇系大学との共同作品、ダンサー・振付家の勅使河原三郎の舞台作品や海外作品など、古典から演劇の枠にとらわれない新たな表現にいたるものまで、幅広く上演する。
旅の空き時間に気軽に劇場へ足を運び、芸術に触れてみれば、思い出をより深める体験となるだろう。平日夜にも公演が行われているので、仕事終わりに立ち寄れるのがうれしい。25歳以下チケット半額など、割引が受けられる対象公演もある。
東京芸術劇場の基本情報
住所 | 東京都豊島区西池袋1-8-1 |
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アクセス | JR各線、東京メトロ有楽町線、西武線、東武線「池袋」駅西口より徒歩2分。駅地下通路2b出口直結 |
お問い合わせ | 03-5391-2111(代表) |
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星野 はじめ
趣味は車・バイク。平日は仕事が終わるの遅めだけど、オン・オフの切り替えにはこだわってます。休暇が取れれば遠方まで一人で車を走らせることも。リゾートホテルを拠点にして秘境温泉めぐりするとかなり満足感ありますよ。
出張が多いので、カフェやバーにはちょっとこだわり有りです。