文明開化の味がする? 食パンの元祖をたずねてみましょう
横浜元町ウチキパン
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幕末から明治初期にかけ、文明開化の波をいち早く受けた横浜は、日本のありとあらゆる近代の歴史がスタートした地。おなじみの食パンもそのひとつです。舞台は1888年、「ヨコハマベーカリー宇千喜商店」の名で創業した「ウチキパン」。守り抜かれている黄金レシピとはいかに?! みなとみらい線「元町・中華街」駅からわずか徒歩1分の名物パン屋さんで味わってみましょう。
ビッグサイズのイギリス風山型パンは、誕生以来変わらぬ味
開港に伴って誕生した山下居留地と山手居留地。当時、周辺には「ハイカラな物」を売る店が隣接し、ウチキパン創業者の師匠、ロバート・クラーク氏の店「ヨコハマベーカリー」もそのひとつでした。
名物はイギリス風の山型食パン。発酵にはホップ主体の天然酵母。ウチキパンの看板商品となった「イングランド」は、今でもクラーク氏の製法をかたくなに守り、最高級の国産小麦粉でつくられています。切り口が男性の手のひらほどはあろうビッグサイズ。大胆にちぎればモチモチ感を、トーストすればサックサク感が楽しめます。コストパフォーマンスのよさと変わらぬ味わいに、遠方から買いに来るファンが多いのも納得です。
アレもコレもすぐに食べたい!
所せましと並ぶバラエティー豊かなパンの数々。超がつくロングセラー商品もあれば、デビュー間もない商品もあり、目移りする豊富さです。
「コーヒーロール」や「ソンブレロ」「北の大」「イタリアーノ」 といった生地全体を楽しむタイプは持ち運びしやすく、ついつい買い込んでしまいます。おみやげには「シナモンレーズン」や「アップルパイ」もちょっとはずせないでしょう。夕方前には売切れてしまう商品も多いので、たっぷりお買い物したいのなら、平日11時ごろの入店がオススメです。
開港当時に思いを馳せてみましょう
港の見える丘公園や山下公園での屋外ランチには、「ミルクフランス」や「ティークリーム」「メンチカツサン」「キーマカレー」「ビーフシチュー」といった中身がぎっしり詰まったパン、あるいは 「レモンドーナツ」「もっちりさつ」「カレーパン」「ピロシキ」といった揚げたてがおいしいタイプがオススメです。
海風にあたり雄大な眺めを満喫しながらのランチはまさに至福のひととき。 焼きあがり目安時間を公式サイトでチェックしておくと、より楽しいピクニックになるはずです。
横浜元町ウチキパンの基本情報
住所 | 神奈川県横浜市中区元町1-50 |
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アクセス | 横浜高速鉄道みなとみらい線「元町・中華街」駅より徒歩1分 JR根岸線「石川町」駅より徒歩10分 |
お問い合わせ | 045-641-1161 |
この記事を紹介した人
東横 みさき
最近ハマっていることはママチャリ笑 行動範囲が広がりました。旅先でもまずレンタサイクルを探してしまいます。
コスパ重視な私は、お財布に優しいスポットを中心にレポートします。ホテルのチェックイン前もチェックアウト後も参考になる情報をお届けできるといいな。