2016.5.8更新

ダントツの注目度! 地元のファンも多い、行列のできるラーメン店

こうかいぼう

  • グルメ

東京のラーメン激戦区といえば、JRの池袋駅から新宿駅にかけてのエリアが有名です。でも、おいしいラーメンは激戦区以外でもいろいろあるもの。他店と競うことよりも、店主が「自分で本当に食べたいラーメン」を追求しているラーメン店は、多くの固定ファンを生み出し、長年にわたって人気を継続しているのです。

オープンから10年経っても変わらぬ人気

こうかいぼう 都営大江戸線の門前仲町駅と清澄白河駅の中ほどにある「こうかいぼう」。ラーメン好きには「伝説の名店」といわれることもあるほどで、早いときは開店1時間前から行列ができ始めるとか。さらに、スープがなくなり次第営業終了。これも「伝説」といわれるゆえんなのか?
ともあれラーメン好きとして、確実に押さえておくべき店であることは間違いなし。開店時刻は11時。その30分前に店に到着し、行列の4番目をゲットした。開店までにできた行列の人数はざっと20名。地元の人が多いように見受けられるのは、昨日今日ウワサになった店ではなく、安定した人気を誇っていることの証と見た。

毎日食べたくなる優しい味!

こうかいぼう 注文したのは「らーめん」(650円)に「ちゃーしゅう」(300円)をトッピング。開店前、行列に並んでいるときに店主の奥様がていねいに注文を取ってくれていたので、席に着くとほどなく出てきた。さて、スープを一口すすったときの印象は?
話題のラーメン屋さんによくあるコクとキレのパンチあり系ではなく、サッパリ系の雑味のない優しい味わいだった。カウンターに貼ってある紹介文によれば、スープは豚のげんこつと鶏ガラ、昆布、煮干し、野菜、鰹節でダシが取られ、まさに滋味横溢。食べ進むうちにどんどんこの味の虜になっていく。麺は菅野製麺の特製たまご麺で、これまたシコシコとグッドな食感。

トッピングにも手抜きなし!

こうかいぼう チャーシューは箸で挟むと崩れるほどトロリと柔らかく、味わい豊か。メンマはしっかり太く、歯ごたえよし。最後はスープを全部飲み干し、流行り廃りに影響されないラーメン王道の生真面目さにお腹も心も満たされた。でも、大盛りにすればよかったかなあ……。隣の人が注文していた煮卵も、半熟の具合が絶妙で超おいしそう。ちなみにこの隣の人、週3で食べに来る常連なのだそうで、聞けば「ちゃーしゅうご飯セット」(950円)や「つけめん」(750円)もオススメとのこと。
「こうかいぼう」は、平日は夕方17時半以降も営業(水・日曜定休)。ただし、早めに行かないとスープ切れの憂き目に遭ってしまいますのでご注意を。

こうかいぼうの基本情報

住所 東京都江東区深川2-13-10 ニックハイム深川 1F
アクセス 東京メトロ東西線、都営大江戸線 「門前仲町」駅6番出口より徒歩6分。
6番出口を出て、目の前の清澄通りを右に。一つ目の信号を渡って右に曲がり、葛西橋通りを真っ直ぐ進んで左側
お問い合わせ 03-5620-4777

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