学問の神様・菅原道真公を祀る関東三大天神のひとつ
湯島天満宮
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湯島天満宮、通称・湯島天神は、力の象徴である天之手力雄命(あめのたじからおのみこと)とともに、学問の神様として知られる菅原道眞公を祀る、江戸〜東京を代表する天満宮。受験前や修学旅行で参拝しにきた人もいるのでは? 境内の梅林も有名で、2月上旬〜3月上旬の梅まつりには、たくさんの観光客が訪れます。秋葉原周辺に来たなら、ぜひ足を運びたい東京の名所のひとつです。
1500年以上前に創建された由緒ある天満宮
湯島天満宮の創建は、一説によると458年。当時からの祭神である天之手力雄命は、岩戸に隠れていたアマテラスが顔をのぞかせたときに、アマテラスを引きずり出した神とされています。このことから、力の神・スポーツの神として信仰されるようになりました。
もうひとつの祭神は、学問の神様・菅原道真公。「天満宮(天神社)」の名は菅原道真公を祀る神社につけられ、湯島天満宮は亀戸天神社、谷保天満宮とともに、関東三大天神に数えられています。
梅の名所としても知られ、神紋も梅の花をかたどった加賀梅鉢紋。2〜3月には、境内の梅園が白やピンクに色づきます。
合格祈願の絵馬がびっしり! 受験生が訪れる学問の神様
東京メトロ湯島駅やJR御徒町駅から向かうと、本殿の裏側にあたる男坂・女坂、もしくは夫婦坂から境内に入ることになります。ちょっと遠回りになりますが、正面の銅鳥居から入っていきましょう。
鳥居の先には拝殿が見え、右手には宝物殿。左手奥には梅園があります。関東三大天神のひとつであることから、広大な境内を想像する人もいるでしょうが、意外とこぢんまりとしていて、箱庭のような雰囲気。
拝殿と、その奥にある本殿は平成7年に建て替えられたもの。樹齢250年といわれる木曽檜が使われているそうです。拝殿の周囲に設置された絵馬掛けには、たくさんの絵馬。受験生の強い願いが伝わってきます。
愛らしい梅の花を愛でる
訪れたのはちょうど「梅まつり」の開催期。昭和33年(1958)の初回から続くこのお祭りは、例年、2月上旬から3月上旬にかけて行なわれています。
梅園に植えられているのは、樹齢70〜80年の梅の木300本ほど。ほとんどは白い花をつける白加賀ですが、それに薄紅色や濃い紅色の花を咲かせる種が交じって、華やかさを演出しています。
梅まつりの開催期間は、境内に屋台が並ぶとともに、さまざまなイベントも開催。毎週末、お囃子ライブ、和太鼓演奏などの奉納演芸も行なわれます。
梅まつり以外の時期も、5月は「お田植祭」や「例大祭」、6月は「茅の輪くぐり神事」、9月は「抜穂祭」、11月は「菊まつり」など、見どころがいろいろ。秋葉原周辺に来たのなら、ちょっと足を延ばしてぜひ立ち寄ってみてください。心が洗われますよ!
このスポットが掲載されているまとめ
湯島天満宮の基本情報
住所 | 東京都文京区湯島3-30-1 |
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アクセス | 東京メトロ千代田線「湯島」駅3番出口より徒歩3分 都営地下鉄大江戸線「上野御徒町」駅A4出口より徒歩4分 東京メトロ銀座線「上野広小路」駅より徒歩5分 京成本線「京成上野」駅より徒歩7分 JR各線「上野」駅より徒歩8分 東京メトロ丸ノ内線「本郷三丁目」駅より徒歩10分 |
お問い合わせ | 03-3836-0753 |
この記事を紹介した人
大江戸 みらい
みなさま、こんにちは。ちょっと保守的な私は、旅行に行くときはとりあえずガイドブック片手に、定番観光地をまわります。
でも一言で定番と言っても、いろんな楽しみ方があると思うんです。温泉地一つ取っても見るべきものは沢山ありますよね?
私の記事はそんな紹介の仕方ができたらいいなと思いながら書いています。拙い文章ではありますが、少しでも参考にしていただけると嬉しいです。