2016.5.4更新

神田明神でお参りした後は、ぜひとも立ち寄りたい歴史あるお茶屋さん

天野屋

  • グルメ

旅行や仕事で神田を訪れたとき、せっかくだから神田明神に立ち寄っていこうと考える人は多いことでしょう。そしてお参りを終えた後、ちょっと休憩したくなったなら、1846年創業の老舗のお茶屋、「天野屋」さんがおすすめ。神田明神から徒歩わずか1分。古きよき時代の名残を感じさせる看板の「野」の字のカタチ、そして店内には、この土地の持つ歴史や江戸の文化がいまでも香っています。

訪れた人がこぞって注文する名物の甘酒は、赤ちゃんからお年寄りまでOKの優しい味

天野屋 甘酒が苦手な私ですが、天野屋さんの一番人気ということで恐る恐る頼んでみた冷やし甘酒には衝撃を受けました。ほのかな優しい甘さにさらりとした喉ごしで、うだるように暑い夏の日にすいすい飲み干せてしまいます。聞けば、自家製の糀をもとに、砂糖など一切加えずつくられており、アルコールも入っていないので赤ちゃんの離乳食としても使えるそう。
温かい甘酒はもう少し濃厚な甘さですが、やわらかい味は同様で、一緒に添えられたなめ味噌との相性も抜群。
甘酒以外には、あんみつや白玉あずきも人気。毎年6月〜10月に季節限定で販売されるかき氷は、なんと20種類以上の味からお好みが選べます。甘酒といっしょにこちらもいかが?

売店で購入できる甘酒や納豆、味噌はひと味違った東京土産にぴったり

天野屋 茶屋の隣には売店が併設。店頭では簡単な神田土産が売られていますが、せっかくここまで来たのなら、自家製の甘酒や味噌を買って帰るのがオススメ。お店の裏に製造所があり、販売されている多くの商品はそこで手間暇かけてつくられています。ほかにも柴崎納豆や江戸味噌、久方味噌(なめ味噌)、塩糀など、創業当初からある地下6mの土室でつくった糀を生かした商品が揃っています。
身体の隅々まで染みこむ自然な味わいにはリピーターが多く、近所に住んでいる人も定期的に買いに来るのだとか。また、天野屋さんでは購入した商品を宅急便でそのまま自宅に送ることもできるんです。移動の際、荷物にならないってありがたいですね。

このスポットが掲載されているまとめ

天野屋の基本情報

住所 東京都千代田区外神田2-18-15
アクセス JR「御茶ノ水」駅より徒歩6分
東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」より徒歩7分
お問い合わせ 03-3251-7911

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