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2016.5.5更新

外国人にも高評価。見事な庭を眺めながら和食を堪能

がんこ新宿山野愛子邸

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グルメ

大阪、関西方面で知らない人はいない寿司チェーンの「がんこ寿司」。日本文化の伝承のために手がける、広いお屋敷を利用した寿司店「屋敷シリーズ」の東京店が、新宿にある山野愛子邸です。格式や値段が高い料亭というわけではありません。気軽に豪華な食事ができて、しかも美しい日本家屋、庭園の雰囲気も味わえます。旅仲間、職場仲間にも教えたくなってしまう、昨年オープンしたばかりの穴場スポットです。

美容家・山野愛子が半生を過ごした邸宅がそのまま残る

東新宿駅直結のオフィス＆テナントビル、新宿イーストサイドスクエアができて近代化したエリア。そこから徒歩わずかの場所に、風情あふれる庭付きの食事処があります。「がんこ新宿山野愛子邸」です。
山野愛子は日本の美容界のパイオニアと呼ばれる人物で、その邸宅を食事処として利用しています。表通りから細長い砂利道を進むと、重厚な石造りの門構えが残されており、「山野」と表札はそのまま。その先に日本庭園と、2階建て瓦屋根のお屋敷があります。周辺は高層ビルなどが立ち並んでいて、ここだけまったく別の世界のようです。

食事の後は風情のある庭を散策しよう

玄関には山野愛子夫妻の大きな写真が飾られています。彼女は日本にパーマやどろんこ美容を広めた、美容家の先がけ的存在。和装の指導にも力を注ぎ、日本人女性の「美道」を追求した人でもありました。
和にこだわった彼女の邸宅が、日本の伝統を大切にし、和食にこだわるがんこチェーンによって再利用されることになったのは、何かの縁かもしれません。靴を脱いで下足箱に入れると、着物姿の仲居さんがテーブルへと案内してくれます。内装は外観よりも洋風でモダンな雰囲気。大きな窓からは見事な庭がよく見渡せます。春には梅の木が花を咲かせ、庭を彩るのだとか。2階は個室になっていて、ゆったりと食事が楽しめます。

豊富なメニューの寿司や会席料理をお手軽に味わえる

いちばんの人気料理は「いろどり弁当」（2,000円〈税・サービス料別〉）。箱入りの前菜・天ぷら・造り・サラダ・季節のご飯・汁もの、そして15時までなら、さらにコーヒーとケーキがついてきます。ほかにも自慢の寿司、韃靼ソバ、豚しゃぶしゃぶ、くえ鍋、うどんすきなど和食メニューが充実しています。
夜の時間帯は会社の集まりや、外国の方への接待に使われることが多いというのも納得。アクセスのよいこの立地条件で、庭つき戸建の食事処はかなり貴重な存在です。

がんこ新宿山野愛子邸の基本情報

住所	東京都新宿区大久保1-1-6
アクセス	都営大江戸線、東京メトロ副都心線「東新宿」駅A1出口より徒歩1分
お問い合わせ	03-6457-3841