2016.5.24更新

ラーメン好きなら要チェック! 麺にこだわる川口の隠れた名店

らーめん かねかつ

  • グルメ

ラーメン店に限らず、美味しい飲食店は都心部に集中している。一方、地方都市では再開発などをきっかけにチェーン店が幅を利かせ、昔ながらの名店が減少。早い話が、グルメにとって地方都市は辛い出張先なのだ。だが、その反動とでもいうのだろうか、名店で修業を積んだ若い料理人が、地方都市に店を出すケースが見受けられるようにもなってきた。ここ川口にある「かねかつ」は、そうした流れを象徴する1軒といえる。

マニアなら行ってみたい隠れ家的なラーメン店

らーめん かねかつ ラーメンマニアの間で話題になっている川口市の「らーめん かねかつ」。ラーメン店のデータベースによると、ご主人は大手製麺所「丸山製麺」に勤め、文京区の人気店「大至」での修業を経て、2013年にこの店をオープンしたという。
川口駅から徒歩10分と、決してアクセスはよいとはいえず、さらにカウンターのみ5席という店の規模。運が悪ければ1時間以上並んで待つことにもなりかねず、よほどのラーメン好きでなければ、「う〜ん、ちょっとネ」と敬遠してしまうかもしれない。
だが、それは裏を返せば、並んでも食べたい人が多いことを意味している。その人気を支える味を確かめに、行列覚悟で現地へ行ってまいりました!

手打ち麺にこだわり! 深みのある醤油ラーメンがデフォルト

らーめん かねかつ メニューは「らーめん」と、昼限定の「ちゅるりんわんたんめん」、夜限定の「みそらーめん」、それに「季節のらーめん」。「らーめん」以外はメニューが変わるが、お店のフェイスブックなどで確認できる。
記者はデフォルトの「らーめん」を注文。麺は手打ち麺で、注文を受けてから機械で伸ばして切るというこだわり具合だ。
スープは比内地鶏をベースに魚介を加えた、深みのある醤油味。マニアなら「この香ばしさはアゴの焼き干しが使われているな」とすぐに理解するらしいが、残念ながら記者にそこまでの洞察力はない。だが、ていねいにつくっていることは、見た目からも味からも伝わってくる、真面目なラーメンということは十分に理解できた。

サイドメニューが絶品! つけ麺もいただいてみたい

らーめん かねかつ もうひとつの人気メニューは「ちゃーしゅーご飯」。「よく混ぜて食べてください」と出された丼には、控えめな量のご飯に角切りのチャーシューがたっぷり乗せられ、上からタレと胡椒、油、ネギがかかっている。これは絶品! 注文すべき一品としておすすめしたい。
「かねかつ」は、月曜日に限り「つけめん かねかつ」として営業している。タイミングを合わせるのが難しいが、「つけめん」もぜひいただいてみたいものだ。
なお、定休日は金曜日。スープ切れのときなど、早めに営業を終了したり、臨時休業があったりするので、行く前にフェイスブックページで確認することをおすすめします。

らーめん かねかつの基本情報

住所 埼玉県川口市飯塚2-14-23
アクセス JR京浜東北線「川口」駅西口を出て直進。2つ目の信号「西公民館」を左折し、「飯塚小学校」交差点の左向い。「川口」駅より徒歩10分
お問い合わせ 非公開

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