2,400本以上のケヤキが連なる、日本一のケヤキ並木
埼大通りのケヤキ並木
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越谷市と入間市をつなぐ国道463号線。総距離58kmのうち、JR北浦和駅前から所沢航空記念公園までの約17kmの区間はケヤキ並木が続いています。植えられているケヤキの数は2,400本以上。日本一長いケヤキ並木として知られ、道行く人の目を楽しませています。沿道には、この通りの通称「埼大通り」の由来である埼玉大学のほか、観光・レジャースポットが点在。ケヤキの続く歩道を散策してみませんか?
新・日本街路樹100景に選ばれた美しい並木道
ケヤキ並木は全国にありますが、首都圏でもっとも有名なのは、やはり東京・表参道でしょう。東京出張の折に、この沿道でショッピングやランチを楽しんだことがある人も多いはず。1kmちょっとのこの区間には、約160本のケヤキが植えられています。
これに対して国道463号線の西側、通称「埼大通り」のケヤキ並木は、距離17km、ケヤキの本数約2,400本。表参道に比べて、桁違いに規模の大きいケヤキ並木です。景観と環境も素晴らしく、1994年には、読売新聞社が選定した「新・日本街路樹100景」のひとつに選ばれています。このエリアを訪れる機会があれば、一度は歩いてみたいものですね。
お散歩のベストシーズンは春と秋
ケヤキは「埼玉県の木」「さいたま市の木」に選定されています。県内には古くから自生しており、さいたま市西区の「清河寺の大ケヤキ」など、県の天然記念物に指定されたケヤキも各地にあります。つまり、ケヤキは県民にとって親しみ深い木なのです。
落葉樹であるケヤキは、春に若い葉をつけ、秋になると紅葉します。新緑の季節は5月以降。4月頃に薄い黄緑色の花が咲き、その後、葉が開き始めます。紅葉の見頃は11月。色づき方が木によって異なるので、黄色・オレンジ・赤と、きれいなグラデーションが楽しめます。
一方、冬を迎え、葉がハラハラと落ちる様も趣があってなかなかいいもの。季節ごとに変わる並木道の風情を楽しんでみましょう。
JR北浦和駅周辺のケヤキ並木を歩く
長大なケヤキ並木の道をすべて歩き通すのは、かなり厳しい。とりあえず、JR北浦和駅の周辺を散策してみましょう。
ケヤキ並木のスタート地点である駅前の交差点には「日本一長いけやき並木」と書かれた説明板があります。その目の前にある北浦和公園は、埼玉県立近代美術館などを有する、地域の人たちの憩いの場です。
駅周辺にはさまざまな飲食店がありますが、オススメは公園の向かい側にある「浦和ふれあい館」。高齢者・障害者の福祉活動を支援するための施設なのですが、2階のカフェ「あかしあの森」で売られている天然酵母を使用したパンが美味しいと評判です。
並木道を歩いて、パンを買って、公園でランチ。優雅なひと時を過ごせそうですね。
このスポットが掲載されているまとめ
埼大通りのケヤキ並木の基本情報
住所 | 埼玉県さいたま市浦和区常盤 |
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アクセス | JR京浜東北線「北浦和」駅西口を出て直進。「北浦和駅入口」信号から所沢市「西新井町」交差点までの国道463号線 |
お問い合わせ | なし |
この記事を紹介した人
大江戸 みらい
みなさま、こんにちは。ちょっと保守的な私は、旅行に行くときはとりあえずガイドブック片手に、定番観光地をまわります。
でも一言で定番と言っても、いろんな楽しみ方があると思うんです。温泉地一つ取っても見るべきものは沢山ありますよね?
私の記事はそんな紹介の仕方ができたらいいなと思いながら書いています。拙い文章ではありますが、少しでも参考にしていただけると嬉しいです。