安くてうまい! 「スタミナラーメン」はさいたま男子のソウルフード
娘々(にゃんにゃん) 北浦和店
グルメ
高校時代によく通った飲食店なんて、覚えてる? 少ない小遣いでもお腹いっぱい食べられる店に、毎日のように通った男子は多いはず。カレーにラーメン、丼物と、頼むものも毎回同じ。そんな料理こそ「ソウルフード」なんじゃないかな? さいたま市のソウルフードといえば、ピリ辛あんかけの「スタミナラーメン」。ひと口すすれば、高校時代に戻ったような気分になれるはず。もちろん、一杯飲んだ後のシメにもバッチリ!
老舗中華料理店がスタミナラーメンの生みの親
スタミナラーメンが生まれたのは、1975年ごろといわれている。矢島商事という飲食関係の会社が経営していた浦和〜北浦和周辺の「娘々」や大宮駅周辺の「漫々亭」などで提供を始めると、「安くてうまい!」と評判になり、メディアにも取り上げられるようになったという。
その後、支店は増え続け、現在では「娘々」「漫々亭」合わせて10店舗ほど。いずれの店でも名物のスタミナラーメンが食べられる。矢島商事は平成2年(1990)に解散したが、各店舗が独立していたので、その味を受け継ぐことができたのだ。
今回はその中の一軒、JR北浦和駅からすぐのところにある「娘々 北浦和店」にお邪魔してまいりました!
いつ行ってもお客さんがいる、カウンターだけの小さな中華料理店
細い路地を入ると、ありました、「娘々」の看板が。店内は、カウンター17席とこぢんまりしている。午後4時頃の中途半端な時間帯だったのだが、お客さんは5、6人。小腹が空いたときにサッと食べる、立ち食いそば屋のような利用の仕方をしている人も多いようだ。
メニューはラーメン各種にレバニラ炒め、麻婆豆腐と、普通の中華料理店となんら変わらない。もちろん注文するのは450円のスタミナラーメン。普通のしょうゆラーメンが400円だから、わずか50円の差額でこのボリューミーなスタミナラーメンにグレードアップできる。これはかなりおトクではないか! そして、一緒に餃子も注文。
ピリ辛が癖になる! これでこの値段なら文句なし!
「お待ちどおさま」の声で出てきたスタミナラーメンは、ピリッと辛いあんがかかった醤油ラーメン。「絶品!」とまでは言わないが、ワンコイン以下でこのラーメンのクオリティーならば相当な高コスパで、財布の軽い若者にはありがたいことこの上ない。続いて出てきた餃子はハイボリュームでウマし。小粒ではあるが、7個で250円という値段は十分リーズナブルといえる! しかもこの日、どうもご主人がサービスしてくれたらしくお皿には10個も餃子が乗っていて、もうお腹いっぱい!
食べている間に、高校生らしき男子が入店。誕生から40年が経つ今でも、さいたま市の多くの高校生の胃袋は、スタミナラーメンが支えているようだ。
なお、スタミナラーメンはどの店でも同じではなく、それぞれの店舗が個性を競っているのだとか。自分好みのスタミナラーメンを探しにいくのも楽しみ!
このスポットが掲載されているまとめ
娘々(にゃんにゃん) 北浦和店の基本情報
住所 | 埼玉県さいたま市浦和区北浦和1-2-13 |
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アクセス | JR京浜東北線「北浦和」駅東口より徒歩1分。「北浦和駅東口」交差点を渡り、モスバーガーのある交差点を左折。ひとつ目の路地を左に入ってすぐ |
お問い合わせ | 048-824-6791 |
この記事を紹介した人
大谷 ゆうた
行き慣れた場所やよく行くお店も少し視点を変えると、発見が沢山ある。そんなちょっとしたニューワールドを紹介しますね。
たまには普通行かない場所とか地元の人しか知らないスポットとか行ってみたくないですか?別にひねくれてるわけじゃないですよ?