名古屋名物・味噌おでんの真髄ここにあり
島正
グルメ
名古屋名物として確固たる地位を築いた味噌おでん。ここ「島正」はその名店として知られる店です。創業は昭和24年(1949)で、当時、広小路通にズラリと並んでいた屋台の1軒でした。現在の地に店を構えたのは昭和38年(1963)。名古屋の伝統の味を守る店として、長年にわたり人々に親しまれています。
開店直後からいっぱいになるカウンターで店内はいつもにぎやか
ガラリと扉を開けると、厨房をぐるっと取り囲むカウンターは、開店早々からお客さんでいっぱい。お酒を片手におでんをつまみ、世間話に花を咲かせるお客さんと、厨房の中を忙しく動くスタッフで、店内はいつも賑やかです。見知らぬ客同士がすぐ仲良くなれるアットホームさで、旅行客はもちろん、外国人客の来店も多い店です。
この店では、味噌おでんを「どて焼き」と呼びます。愛知名産の八丁味噌は微妙な渋みをもつ濃厚な味わいが特徴で、そこに醤油やザラメなどを加えて味噌だれをつくります。味噌が甘くなり過ぎないよう、ザラメの量は控えめです。
人気の大根は仕込みに10日間もかかる手の込んだ一品
おでんの具材は、大根をはじめ豆腐、コンニャク、里芋、卵、牛スジ。写真の6品の盛り合わせは1,200円です。しっかりと仕込みをしているため、店内で煮込む必要はないほど。皿に保ったら、その上から牛スジを煮込んだ味噌だれを垂らし、風味を足します。
おでんを口に運ぶと、じんわりと旨みが広がり、ビールとの相性は抜群。低カロリーなこともあり、女性客のファンも多いそう。
なお、大根は下ごしらえも含めて完成までに10日間もかかるため、単品売りはしていません。
ふんわり食感のどてオムライスも必食!
同店ではおでん以外にも、味噌・ソース・醤油から味が選べる串かつや、豚ねぎまなど串ものを中心とした一品料理も豊富です。その中でも目を引くのは、どてめしとオムライスが合体した、その名も「どてオムライス」です。800円で提供され、どてのコク深さとオムライスのふんわりとした甘さが相まって、ほっこりとした味わい。飲みのシメにももってこいです。
名古屋に味噌おでんの店は数あれど、これほど歴史と伝統を感じさせる店はそう多くありません。名古屋に立ち寄りのときは、ぜひご賞味を。
島正の基本情報
住所 | 愛知県名古屋市中区錦2-1-19 |
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アクセス | 市営地下鉄東山線・鶴舞線「伏見」駅4番・5番出入口より徒歩2分 |
お問い合わせ | 052-231-5977 |
この記事を紹介した人
大江戸 みらい
みなさま、こんにちは。ちょっと保守的な私は、旅行に行くときはとりあえずガイドブック片手に、定番観光地をまわります。
でも一言で定番と言っても、いろんな楽しみ方があると思うんです。温泉地一つ取っても見るべきものは沢山ありますよね?
私の記事はそんな紹介の仕方ができたらいいなと思いながら書いています。拙い文章ではありますが、少しでも参考にしていただけると嬉しいです。