芸術は爆発する! 圧倒的なアートパワーに「なんだこれは!?」
川崎市岡本太郎美術館
芸術・文化施設
ここは日本の誇る芸術家、「岡本太郎」の魅力がぎっしりみっちり詰まった美術館。生田緑地の中にあり、岡本太郎本人より川崎市に寄贈された主要作品1,779点を保有・展示している。その圧倒的な作品の量、そしてパワーはまさしく「芸術は爆発」だ!
世代を超え、女子中高生にも人気が高まる岡本太郎
「芸術は爆発だ!」この名セリフは80年代に放送されたCMに出演した岡本太郎の一声。原色がせめぎ合う彼の作品とのリンクだったのだが、今でもこのセリフだけが独り歩きし、岡本太郎そのものを象徴する言葉となっている。
そんな岡本太郎の手がけた絵画、立体オブジェなどが館内にはところ狭しと展示され、来場者を魅了してやまない。自然と調和した外装と打って変わり、太郎の作品群は鮮やかで強烈な自己主張をしている。
「なんだこれは!?」を作品のモットーに掲げ、常に観る者に挑戦し続けている。
屋外には、岡本太郎の母「かの子」をモチーフにした迫力オブジェ
「大地に深く根ざした巨木のたくましさ」と、「ゆたかでふくよかな母のやさしさ」「天空に向かって燃えさかる永遠の生命」をイメージしたこの塔は、まっすぐに岡本かの子の文学碑、「誇り」に向けて建てられている。
空間を超える作品としても有名だが、その施工もユニークだ。塔の先端から完成させ、押し上げては順に製作していくというジャッキアップ工法が採用され、その過程は地面から生えてくるイメージ。まさに制作過程までもが作品なのだ。
「光らせるな、輝かせろ」というイメージを実現するため、「タローホワイト」という真珠色のクラッシュ・タイルを用い、太陽の光にさまざまな表情を見せていく作品に、またまた圧倒されてしまう。
芸術家「岡本太郎」の生きざまを堪能したあとは、カフェでクールダウン
岡本太郎が制作している風景のドキュメンタリー映像は、やはり鬼気迫るものがある。それでいながら、太郎の作品はどこかかわいらしく思えるモノが多く、ユーモアさえ感じてしまう。
近年ではガチャガチャなど、さらに身近になった太郎作品と出会えるようになった。ショップでは、ここだけでしか手に入らない太郎ファン垂涎のグッズもいろいろ取り揃えられている。
噴水の見えるカフェで作品観賞の余韻にひたるというのも、ちょっと捨てがたい時間の過ごし方。カフェではカップ類などもすべて岡本太郎風デザインとなっている。
川崎市岡本太郎美術館の基本情報
住所 | 神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5 |
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アクセス | 小田急線「向ヶ丘遊園」駅より徒歩17分 |
お問い合わせ | 044-900-9898 |
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NAVITIME Travel編集部
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