海の女神「媽祖様」を祀った中華街きってのパワースポット
横浜媽祖廟
公園・名所・史跡
横浜中華街の朱雀門の近くにある横浜媽祖廟。ここは中国の人が敬愛する女神「媽祖様」を祀る道教寺院。カラフルな色彩にあふれた中華街の中でも、ひときわあでやかなその空間は、中国の神様との出会いの場。5つの香炉に線香をお供えしてから廟内へと進み、ご利益をいただきましょう。
「媽祖様」ってどんな神様?
横浜媽祖廟は、中国で「天后」「天上聖母」とも呼ばれる女神、「媽祖様」を祀る寺院です。日本ではあまり馴染みがありませんが、「媽祖」とは、北宋時代に(960〜1127年)、福建省に実在した女性「林黙娘」です。
この女性は10代の頃から霊力や神通力を用いて悪や災いを退け、病を癒すなどの活動を行ったといわれます。没後には赤い衣をまとって海上を舞い、難民を救済したと伝えられ、護国救民の神「媽祖」として崇められるようになりました。
特に、航海の神として知られ、自然災害や疫病、戦争、盗賊などから人々を護る女神として、中国全土や台湾、華僑の人々が暮らす世界各地で信仰されているのです。
中国式の参拝を体験してみよう
まずは正面右手にある売店で、お線香を購入します。長く、太めの線香は、日本のものとはちょっと違いますが、その線香を本殿外にある5つの香炉に、順番にあげていきます。
本殿正面中央にあるのは媽祖の像。右手になんでも見通す「千里眼」、左手にあらゆるものを聞き分ける「順風耳」の2人の神様を従えています。正面に置かれた拝礼台にひざまづき、まずは三礼。名前、住所、生年月日を伝えてからお願いごとをしましょう。廟内では、中国式のおみくじを引くことができるので、ぜひ運試しに挑戦してください。
筒からくじを引き、「神筈(しんばえ)」と呼ばれる三日月型の神具を投げるなど少々複雑ですが、係員の人が丁寧に手順を教えてくれます。
横浜媽祖廟の基本情報
住所 | 神奈川県横浜市山下町136 |
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アクセス | 横浜高速鉄道みなとみらい線「元町・中華街」駅3番出口より徒歩3分 JR根岸線「石川町」駅中華街口より徒歩10分 |
お問い合わせ | 045-681-0909 |
この記事を紹介した人
大江戸 みらい
みなさま、こんにちは。ちょっと保守的な私は、旅行に行くときはとりあえずガイドブック片手に、定番観光地をまわります。
でも一言で定番と言っても、いろんな楽しみ方があると思うんです。温泉地一つ取っても見るべきものは沢山ありますよね?
私の記事はそんな紹介の仕方ができたらいいなと思いながら書いています。拙い文章ではありますが、少しでも参考にしていただけると嬉しいです。